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WWE殿堂入り…国際派スターだったブル中野

WWEがブル中野さんのWWE殿堂入りを発表した。日本人ではアントニオ猪木、藤波辰爾、獣神サンダー・ライガー、グレート・ムタに次いで5人目となるが、日本人女子レスラーでは初の殿堂入りとなる。


ブル中野さんは1990年1月に全日本女子プロレスでの頂点である”赤いベルト”WWWA世界シングル王座を奪取し、5年間にわたり‟女帝”として女子プロレスの頂点に君臨した。FMWとの対抗戦では「ブル中野と北斗晶の試合、もっと見たければ全女に来い!」と名言を残すなど、日本女子プロレス界のカリスマとなった。

1992年に赤いベルトをアジャ・コングに明け渡すと、当時の全日本女子プロレスでは慣例に従い25歳で引退となるのだが、全日本女子プロレスでやりたいことをやり尽くしていたブル中野さんはその慣例を破って現役を続行、フリーとなってWWF(WWE)入りを果たした。

ブル中野さんはWWFに契約しつつ、フリーとして全日本女子プロレスにも参戦し続け、1994年11月20日、全日本女子プロレス東京ドーム大会の大舞台でアランドラ・プレイズを破り、WWF世界女子王座を奪取、WWFでも頂点に昇り詰め女帝となった。

そして1997年に突然フェードアウトすると、2012年に正式に引退して、現在は『Sukeban(スケバン)』のプロデュースに携わっている。

現在は普通の日本の女子プロレスラーがWWE、AEWで普通に活躍する時代となったが、その先駆者がブル中野さんであり、WWE殿堂入りとなったのは、国際派スターと認められた証、ブル中野さんはまさに世界の女帝だった。

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