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ある終焉を迎えるAC音ゲーへのラブレター【WACCAプレイ感想録と雑記-追記:7.18】

2021621日、PM:1900
マーベラスが運営するAC音ゲー、「WACCA」の公式ツイッターにてこのような投稿がありました。

や、やっぱり~!!(本音)というのが素直な感想。
楽曲追加もどんどん細っていき、いきなりタノシーストア(楽曲提供レーベルのストア)でコンプリートサウンドトラックとかの告知している時点で「あっ(察し)」となりましたよ。トラックにシステムサウンドとか入れているのは完全にこれは畳む気満々だなと感じざるを得ないわけで。色々と前兆はありましたがサントラ告知でサ終の個人的に確信していました。やっぱりそうだよな!!!(勿論サントラは予約しましたのでWACCAが恋しい君は下リンクから予約するんだ)

ひとつのゲームの終焉を見届けるという覚悟


WACCAのサービス開始時から筐体に触れ続けて今に至りますが、始めた当初から決めていたことがひとつだけありました。
WACCAサ終の瞬間まで この目で見届けること」です。

何故このようなことを最初から決めていたか?という内訳は

正直AC音ゲーは新規参入のハードルが高く、新規参入会社の完全新規タイトルは長続きしても2-3年が潮時だと個人的に考えていたから(最初の数年で爆発的に売れなければ元々終わりやすい形をしていた所に私はときめいたのですがね)

ハードコアタノシーの初全面バックアップ機種だったから(他機種やスマホゲーでのコラボこそあれど全面協力は初であり面白いことになるのではと期待していた)

というところであります。上記の理由にある通りで元々寿命自体は長くないだろうと最初から確信に近いものはありました。もしこの予想を覆せるなら、WACCAがチュウニズム・maimai発端のAC音ゲーのブームを作る程度には流行るとかそういう次元の話が必要だったと個人的に感じます。これを想うと1音ゲーのWACCAには荷が重すぎたのかもしれません。でも君はよくでき得る限り精一杯頑張った。ここの点は本当に凄いと思います。よくやったよ...WACCA。(コナミの音ゲーあるあるのようにサントラなど円盤未発売でイキナリさようならとかいうことしなかったのは本当にありがたい気持ちで一杯です。)

実は私、前にもAC音ゲーのサービス終了を見届けた経験があります。

私が最初に触ったACゲーム機であり最初に最後を見届けたのはコナミのビーマニ機種、MÚSECA(ミュゼカ)というACゲームでした。

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全く音ゲーの腕は人前で上手いとは言えない腕前でしたが、好きな曲を試行錯誤してフルコンボしたり少しづつ毎日ゲーセンに通ったりする楽しみを教えてくれたのは間違いなくあの機種であり、私にとっての思い出になっている機種です。現在は関東圏には埼玉と茨木あたりにしか確か設置店舗がなくレア機種ですのでお近くにお住まいの方は是非触ってみてください。(MeteorAに人生狂わされた人間がここにいますYouTubeで曲聞けあとコナミ、アプリ限定の有料デジタルサントラじゃなくて円盤でミュゼカのサントラ出せよ馬鹿野郎

WACCAと共に過ごした時間と感想

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こちらが621日現在の私のプレイデータです。初プレイは無印(稼働当初からプレイしています)、虹レートはLillyで達成、継続して現在まで虹レートです。つまりWACCAそこそこやっている人間の話だと思って聞き流しておいてください。

楽曲プレイ回数、2787回。クレジット換算すると929クレジット。金額に換算すると92900円。つまり私は、このゲームに約10万円以上は突っ込んでいることになります。(VIP制度もあるのでたぶん10万円は超えていると思う)

個人的に最初から短命だと推測していたタイトルにも関わらずどうして結果的に10万円突っ込んだかですが、

終わりが見えていようがWACCAに頑張ってほしかったから

単純に音ゲーとして楽しかったから

という個人的な願いがありました。しかし、それも叶わない夢になってしまいましたが稼働からずっと3年間楽しい夢を見させて頂いた気がします。本当にプレイしていて楽しかった。運営制作の皆様素晴らしい時間をありがとうございました。

譜面に関してですが、正直なところを言うと「Reverse」になってから譜面インフレに追いつけなくなってしまい新曲を触らなくなってしまいました。ギミックは確かに楽しいものが多いですが、明らかな殺意のある配置がたまに存在しエンジョイ勢の私にはちょっと取れない配置が多くなってきたのは事実でした。私は12-13譜面を主にプレイしていたのですが、Reverseになってからの12-13譜面は正直「これ適正難易度か...?」と個人的に感じてしまうほどには初期譜面からの手元ギミックの複雑化と初見殺し度が増したなと実感しておりました。これは運営側が頑張った結果なので仕方がないにしろですが、初心者や中級者層がついてこれなかったのではないかなと感じるところもありました。

こんなこと言うとガチ勢の皆様に言い訳するなと怒られそうですが本気で肩幅がないとWACCAはスコア詰めするにはキッツいゲームでした。よく見かけるアドバイスの「上部ノーツは腕を曲げてノーツを取りましょう」が肩幅がないとガチで出来ないので肩幅がある人よりハンデを背負ってWACCAするようなものです。特に高BPMで大回転や上部ホールドが頻発する高難易度譜面、肩幅がないと物理的に腕が追いつきません。小技使っても厳しい。もう苦しい。(13+でSSS達成したのはMazy MetroplexMETEOR BURSTのみ。高難易度に対してやる気がなかったのもあるがこれら2つの譜面は基本テクニカル譜面気味なので元々カンがいい人はデキる人はいる...はず)

きちんと「終わり」にしてくれることに感謝を

先ほども触れた通り、ACゲーの終焉というものはいつも唐突にやってきてはその終わったACゲームは我々が気が付かないうちにゲームセンターからも人々の記憶からも跡形もなく無くなっていることが殆どです。ゲームによっては一瞬とも取れる儚い一生の最後を、運営や我々プレイヤーが華を添えているということ自体がこのWACCAというゲームにとってはとても幸せなことなのではないかなと感じます。幸いなことにまだサービス終了までには時間がありますので、最後の時をWACCAと悔いのないように過ごしていきたいと思います。まだ終わりじゃないからね!

そして来たる日、ほぼ全てともいえるWACCAの筐体が全国のゲームセンターからなくなってしまっても私がWACCAというゲームに100円を貢ぎ、一瞬だとしても楽しい時間を過ごしていたという記憶は今後も私の脳内に残り続けるでしょう。

約3年間楽しい時間をありがとう。

オフラインになっても どこへでも会いに行きます。

[追記]7.18

WACCA3周年、カーテンコールイベントも最終日になり最終楽曲が公開されました。「Dive with U」という楽曲でしたね。割と触りやすい難易度(13)でしたので早速事前情報一切なしで早速触ってきました。
「なんだぁ....WACCA君本当にゲーセンから居なくなるんやな....」という寂しさが込み上げて来ましてまともに初見ではプレイがままならない状態でした。(半分放心状態だったのかと)2度目でちゃんと意識がしっかりした状態でプレイできた時はSSS乗ったのでまあ...初見のインパクトがいい意味で大きかったと感じます。
ちなみに、この楽曲をプレイした状態で1クレ(3)終えると...最後に下のような画面になります。流石にこれはしんみりしてしまいますね。「さよなら」とは言わず、「またね」でラストを飾るのは...次回作があるってことだな?(マーベラスさん期待しています)

またね、WACCA三人衆よ
オフラインでも会いに行くぞ

「またどこかで会えると信じてるよ」

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