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北岡悟選手(パンクラスイズム横浜)のサブミッションをアップしました

戦極、DREAM、RIZINと渡り歩き、総合格闘技からMMAへの変遷を目の当たりにしてきた北岡悟。
打撃の嵐を搔い潜り、肉を切らせ骨を断ちにいく姿に、組技ファンは熱狂しました。
どの試合にも覚悟を以て望む北岡悟の背中と、
敗戦しても『明日からまた生きるぞ』の言葉に、私たちは勇気を貰いました。

異種格闘技から総合格闘技、そしてMMAへと競技が体系化され、洗練されていく中で、無骨にも頑固にも、自身のスタイルを貫き、命懸けで試合に臨む姿には、狂気すら感じます。

2000年のプロデビュー以来、20年以上も過酷なMMAに身を晒しつつける彼に、グラップリングマッチのオファーをしたことがあります。
北岡悟は一言
『グラップリングで負けても、悔しいと思えない』
とあくまでMMAに拘るのです。
北岡悟とはいったい誰なのか。
現代MMA界に於いて、総合格闘家として生き残りを懸けて戦う、哀戦士なのかもしれません。

指導者としての北岡悟

現在ではDEEPを主戦場にし、自身が主催するパンクラスイズム横浜では
ジム経営と後進の指導に当たっています。
バックボーンは柔道、そしてブラジリアン柔術でも黒帯を取得しています。
北岡選手のサブミッションはパワフルな印象ですが、その実、緻密で理知的、そして非常にシンプルなことが、レッスンからでも分かります。
プロマッチの解説や、セコンドワークも非常にクレバーな印象ですよね。
言葉選びがシンプルで的を射ている分、直接心に響く印象です。
技術体系ばかりでなく戦歴も、彼の言葉に説得力を抱けせるのでしょう。
横浜のスポーツジム JR関内駅すぐそば!/パンクラスイズム横浜 - パンクラスイムズ横浜 (jimdofree.com)

彼のサブミッションに共通するのは、ローイング、そしてサムズアップ。
道着に慣れた柔術家は、得てして本来の絞め技を知りません。
道着を引っ張り、身体を伸ばすことで締めが成立すると勘違いをしてしまうのです。
レッスン中、北岡選手は『ローイング』と繰り返します。
ローイングとは、つまり船を漕ぐ動作。
腹筋や腕力など、小さな筋肉に頼らず、広背筋などより大きな筋肉を連動させることで、より効率よくサブミッション=技として成立させるのです。

ギロチンを指導する北岡悟

MMAファイターから得るもの

IGLOOでは時折、MMA選手を招聘しクラスを開催しています。
これまで北岡選手をはじめ、青木真也選手、今成正和選手、小見川道大選手、しなしさとこ選手らがクラスを担当してくれました。
MMA選手とグラップリングスパーをしたことがあれば分かるのですが、
ポジション、つまりセオリーを無視した極め力に圧倒されることがあります。
柔術ではルール上、一本に至らずともポイント勝利をすることができます。
いわゆるポジショニングのスポーツとも言えます。
一方のMMA選手は一本を取らなければ勝てない。
それが『魅せる』ことも意識しなければならないプロ選手に於いては、尚更のこと。
僅かな隙間、そのキワから、飛び掛かるように一本を狙う野性の極め力を、IGLOOの柔術にも取り入れたい考えなのです。

今回アップした北岡悟のサブミッションは4本

北岡悟の代名詞とも言える絞め技と足関節をアップしました。
『NORTH SOUTH CHOKE』
『GUILOTINE CHOKE』
『WORLD FROM SPRAWLING』
『FOOT LOCK』
どれも北岡選手が実際に極めたテクニックばかりです。
特に『FOOT LOCK』に関しては2009年1月戦極の乱2009で
五味隆典選手に極めたものです。

この動画の2:45辺りでは、柔術ルールでも有効なフットロックですが、2:50辺りでは一回転をし、アオキロックのように踵を出すタイプのフットロックに切り替え、プロレスで言う片エビ固めの形で極めています。
どのサブミッションも小手先ばかりのインストラクションではなく、身体の運用から学べる、技の真髄にも迫る内容となっています。

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