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【マーケ基礎】「隣り合わせの法則」で売れ!

この法則のわかりやすい例としては、
スーパーの茄子売り場の横に、
中華料理の素「麻婆茄子」を陳列しているのがそうです。

じゃがいもや玉ねぎの近くに「カレールゥ」
白菜や大根の近くに「キムチの素」。

このように、料理メニューとして関係する食材を
隣り合わせで陳列することで、
その相乗効果によって、売り上げを伸ばします。

これらは直接関係する商品どうしですが、
一見扱うお店が違うようなものでも、
関連性を持たせてアピールすれば、
双方が売れるようになります。

古くは、美容室で着物の着つけをするのもこの法則です。

ベーカリーで牛乳やコーヒーを売ることも、
ブティックのアクセサリーも、
いまやごく普通のこととして定着しています。

しかし、
まだまだ気づいていないお店がたくさんあります。

ひとつの商品にこだわりを持って売ることも
立派な商売ですが、それが難しい時代です。

新規のお客さまもなかなか増えない、
という状況を冷静に見て、対応しなければいけません。

売り上げの80%は、20%の常連客で支えられている、
ということはよくご存じだと思いますが、
新規客が伸びない現在、さらなる繁盛を目指すなら、
常連客の来店頻度を高め、滞在時間を伸ばし、
客単価を上げる方法を考えなければいけません。

その手立てのひとつが、「隣り合わせの法則」なのです。

・美容室で、手頃な価格のアクセサリーを売る。
・靴屋さんで、足の疲労解消グッズ&器具を売る。
・不動産屋さんで、
 家具のカタログ販売やレンタルを行なう。
・ケーキ屋さんで、花を売る。

これらは単なる思いつきですが、
可能性はあると思います。

「必要」を満たすために訪れたお店で、
「これもあったらいいなぁ」を発見すると、
その相乗効果は非常に高くなります。

その商品を手に入れた“自分の姿”を
想像しやすい状況なので、
“欲しい!”となってしまうのです。

お客さまには、便利さ、発見、驚きを提供できるので、
きっと満足していただけます。

あなたの扱う商品の隣には、どんな商品が似合いますか?

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