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信州最高位戦 地区大会結果と県大会予想

第41回 囲碁地区対抗戦・信州最高位戦の地区予選が県内4会場で開催され、計43人が出場しました。

各地区4人の代表者は以下の通り(敬称略)
<北信> 堀内金秀、滝沢昇、千野純、徳永恭二
<東信> 杉田俊太朗、チャヒョンホ、桶田勇、中村富治
<中信> 倉科夏奈子、郷津実、米倉丈博、倉科陽子
<南信> 福岡昭秀、原孝行、矢島干城、米山勝博
以上の代表者16名により、信州最高位戦は6/25(日)に長野市リサイクルプラザにて開催されます。

僕も中信地区での激しい戦いの末に、どうにか代表になりましたので、県大会は頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いします!



ところで、この信州最高位戦には大きな特徴があります。
個人戦で「信州最高位」の県タイトルを争う一方で、北信、東信、中信、南信の4地区の対抗戦として開催されてきた歴史があります。

以前のこの県大会は1泊2日の開催でした。
初日は各地区が予選で選出した5人1チームで、各地区の対抗戦を行いました。
2日目に、初日の対抗戦における成績優秀者が個人戦トーナメントに進出して個人タイトル獲得を目指すという、2日間にわたる大きなイベントでしたね。

現在では1泊2日の開催が難しくなり、1日のみの開催です。
個人戦をスイス方式で戦うわけですが、個人の成績を集計して各地区ごとの順位をつけるという方法で、地区対抗戦の要素が引き継がれています。
なので各地区代表の皆さん、個人の優勝を目指しながら、ぜひチームのためにも頑張りましょう!

やはり団体戦の要素があると、応援する側も興味を持ちやすいのかなと思いますね。
ぜひこのブログをご覧の皆さんも、ご自分の地区の代表を応援してくださいね!


歴代優勝地区

それではここで、過去の全41回の優勝地区を見ながら、今回の優勝予想をしてみましょう!
これは筆者である僕が、選手であると同時に、信州囲碁界のファンとして書きたいと思います。

実はこの地区対抗戦は、東信が最多優勝回数を誇っています。
平成15年以降は地区優勝から遠ざかっていましたが、令和3年に杉田俊太朗さんが東信に来て個人戦を2連覇。東信地区優勝に大きく貢献しました。そんな杉田さんの存在が大きいのはもちろんですが、あえて今回の注目選手を挙げるなら、チャヒョンホさんでしょうか。
今年から長野県へやってきた新社会人で、春のアマ名人戦では5位に入賞しています。今回の東信予選では原光王さんを倒して代表獲得と聞きました。(原さんが東信予選落ちするなんて、何年ぶりの出来事でしょうか?)
そしてそんな波乱の中でも安定して代表を獲得してくる中村富治さんもさすがですね。
東信の3連覇なるか?注目です。

次に北信地区。直近の10回では5回もの優勝を達成しています。
皆さんも北信はかなり強いイメージがあると思います。もともと選手層は厚いと思いますが、特にここ数年は羽田さんと韋華さんという2枚看板が強力で北信地区を上位に押し上げてきました。
僕がいまだに印象に残っているのは平成30年の最高位戦で、北信代表の4選手(羽田晋一・韋華・関谷勝・清水時哉)が全員2連勝(トーナメントでいえばベスト4独占)して圧勝したことですね。羽田さんのタイトル獲得も記憶に新しいです。
そんな北信ですが、今回の注目選手はやはり堀内金秀さんですかね。今年に入って信州囲碁界に復帰されて、5月のアマ本因坊戦ではさっそく県3位入賞を果たしました。
ちなみに僕はすごく驚いたのですが、北信の優勝は平成24年の前は、昭和61年までさかのぼるんですよ。意外ですよね!?
こういう歴史を見ると、団体戦っておもしろいな~と思いませんか?

そして南信地区。直近の地区優勝は平成27年ですね。平成21~23年には3連覇を達成しています。
僕は平成21~27年まで南信地区に住んでいたので、南信大会によく出ていました。このときの南信はね、強かったですよ。
ベテラン勢は北村俊郎さんや吉川文雄さん、北原一憲さん、福岡昭秀さんなどの県代表経験者がトップに君臨して、若手は原孝行さんや武林俊之さんたちが台頭し、さらに矢島一男さんや伊藤隆さんなどの実力者が控えていました。当時の僕はとてもじゃないけど4人枠の代表なんて入れないと思った記憶がありますね。
僕が今でも思い出に残っているのは、平成27年のアマ選手権(代表8人枠)で、僕はやっとの思いで2勝して、8・9位争いで矢島一男さんとスイス方式の勝ち点が並んだけど、矢島さんが僕に代表を譲ってくれたことです。あそこで予選落ちしていたら僕はまた囲碁熱が冷めていたかもしれないので、とても感謝しています。(おかげでいま、こんなに僕は囲碁界でがんばっています笑)
今回の南信代表は、福岡さんと原孝行さんがツートップで南信チームを引っ張ることになりそうです。それと米山勝博さんも今年のアマ名人戦で8位に入賞されており好調そう。南信もなかなか脅威だと思いますが、はたして。

最後に中信地区について。最後の地区優勝は平成28~29年です。
このときの中信もね~、強かったですよ。僕が言うとみんな強いことになっちゃいますね(笑)
ベテラン勢はいまも活躍されている加藤遼さん、松本宏さん、中村三千雄さん、近藤多摩樹さんたちに加えて、輪湖正行さんや太田稔さんがご健在で、層が厚かったですね。
若手は信大棋道部が盛り上がっていた時期で、中西君や武智君、藤島君など。かなり強かったです。
で、昔から有名な樋口家、倉科家が一家で参戦してきて、さらに吉田良君が転勤で中信に1枚加わった時には、もう代表枠に僕の出番は無いなと思いましたけどね(笑)
今でこそ中信も参加者が減ってしまったけど、また以前のような活気ある中信大会になったら良いなと思います。
今回の最高位戦中信代表は、1位通過が倉科夏奈子さん。エースとして活躍が期待されます。
続いて郷津実さんが2位通過。郷津さんは久しぶりの代表獲得ですね。一緒に県大会に参加できて僕はすごく嬉しいです。
皆さんはあまり知らないかもしれませんが、郷津さんは強いです(^_^) 
郷津さんと鈴木君は、僕より強いっす。
そしてもう1人は倉科陽子さん。こちらも久しぶりの代表でとても気合いが入っていました。今回の中信予選の2勝1敗で迎えた4局目、勝てば代表という対局の終盤戦。盤面の地合いは少し厳しそうというところで、相手の薄みを突いて大石を仕留めにいったのは迫力がありました。
ということですが、客観的には「エース1枚と中堅3枚」と思われていますかね?(笑) 僕も中堅選手の根性を見せたいと思います。
当たり方が良ければ十分、地区優勝のチャンスはあると思います。当たり方が良ければ!

それでは、25日の最高位戦県大会をお楽しみに!(*^-^*)

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