つづけるをつづけるをつづけるをつづけるをつづけるを

クラムボンの『タイムライン』という曲に、「つづけるをつづけてゆく」という歌詞がある。

最近、毎日ピアノと超初級英会話と英単語と古典哲学書読みと統計の勉強をしている。

こう書くとすごくいろんなことをしているようだけど、それぞれに費やす時間は10分から40分ほどで、だから全部合わせても一日のうちの大した時間を占めない。

この二ヶ月ほど、とにかく「毎日続けること」を目的化して、これらのことに取り組んでいる。毎日少しづつ積み重ねる。それだけを考えている。

毎日続けることを目的化するとは、つまりは「プロセスを目的化すること」である。プロセスを目的化する。それは「結果を目的にしない」ことを意味する。

上達する、成長する、賢くなる、といった「結果」に執着することを一旦やめる。やめてみよう、と思ったのである。

それはなぜかといえば、結果が欲しいからである。結果が欲しいから、結果のことは考えない。結果が欲しいのなら、結果のことを考えてはいけない。結果を生むためには、継続的な鍛錬が必要で、でも継続的な鍛錬は短期的な結果を生むわけではないからである。結果のことを意識すると、思うように進歩しない日々に嫌気がさして、長期的に実現される成果に到達する前にやる気が萎えてしまう。そしてやめてしまう。これが最も避けなければいけない事態である。

「ただやり続ける」ことをやり続ける。それのみを考える。そして「気づいたら」、なにかができるようになっている。できなかったことができるようになっている。プロセスをひたすら自己目的的に回転させるプロセスの中で「結果」が自ずと「産み落とされる」。そういうイメージ。

「つづけるをつづける」をつづけた先にどんな自分が現れるのか、それがいまの楽しみだ。

クラムボン『タイムライン』
https://youtu.be/zWO2IoWXJeA

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