教習日記#17 『卒検合格!!!』 2018/05/25

卒検、、、、、受かったぞーーーーーい!!!!フーーーー!!

長かった。長かった3ヶ月。教習日記も気づけば17本目。素数。ついに教習所からおさらばだ。

卒検、受験者は自分を入れて3人。そのうちの一人が、自分と同じ苗字だった。思えば、教習期間中、度々「同じ苗字の人がいる」と意識することがあった。自分が呼ばれたと思ったら、別の人だった、ということが何度かあったのだ。その人と、最後の最後で巡り会うこととなった。3ヶ月の集大成としてふさわしい巡り合わせだと、感慨ポイントが加算される。

絶対みんなで受かろうな!!口には出さないが、もうそういう気持ちになってくる。頑張れ!同じ苗字の人!!

先に同じ苗字氏が運転し、途中で運転を代わった。最初は少し体がこわばったが、慣れてくると調子が出てきた。これまでの教習でいろんな失敗をしてきたことがここで生かされているのを感じた。やはり近道はできない。しっかりと失敗を経験して、「何がいけないか」を身をもって心得たことが血肉になっている。失敗をしっかりと経験しておくこと、それこそが近道。

無事に運転を終え、3人目の番。すでに検定を終えた二人のうち、どちらかが同乗して3人目の検定に付き合わなければならない。「二人でじゃんけんして」と教官。ここで、同じ苗字氏が女の子だったことで、僕の「ええかっこしい」が発動してしまう。「ああ、いいですよ、僕乗りますから」

帰りたい。本当は一刻も早く帰りたい。俺には論文があるのだ。事務書類もあるのだ。確実にこの女よりは忙しいはずだ。ああ帰りたい。

気前のいい男を演じた僕を横目に、礼一つなく、目も合わさずそそくさと帰る同じ苗字氏。報われない、キザ。


卒業式にはまた行くことになるが、もう教習所で教習を受けることはない。日記を読み返すと、初めは右左折もままならなかったことを思い出す。そこから3ヶ月で、路上をそれなりに走れているのだから、この体系化されたカリキュラムはよくできていると思うし、達成感がこみ上げる。

教習所を出て駐輪場の自転車をとるとき、込み上げるものがあった。しかし僕にはまだ論文がある。論文が終わるまで、この込み上げるものはこらえておこう、そう決めて、自転車にまたがった。

学科試験があるので、まだ免許取得には至らないが、それは論文提出後に受けようと思う。ひとまず、ひと段落。あとは論文。と就活。うるせー!!


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