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2022年6月3日

最近、またプロデュースワークに復帰した。

自分では平気なつもりだったけど、以前にはもう戻りたくないな。

デルタ株のコロナ禍、かつて担当したアーティストの訃報もあって、きつかった。

僕は神経質なところがあるから、世の中に浸透した感染対策にサードパーティーのプラグインを挿したような生活をしてた。

メジャーデビューしたばかりの、とあるバンドのディレクターが後輩で、昨年末にサウンドプロデュースのオファーを頂いたのだが、気分が乗らず、断ってしまった。

口実の中には幾つかの嘘も混じってたかもしれない。

彼に会ったら、あの時はごめんねと伝えよう。

仕事としての音楽は、もうやめようと思って、妻にもそう話してた。

普通に働きながら、自分の自己満作品をマイペースに発表していけたら、それでいいかなと考えてた。

けれど、某レーベルの方との出会いもあり、春にソメイヨシノを見上げた日の気分の改善も手伝って、また音楽の仕事をがんばろうと決意した。

いや、実際にはもっと複雑な精神的階層を突き破って辿り着いた心境ではあるのだが。

この気持ち、途切れないでほしい。

ジェットコースター人生は、もういいや。

歳も取ったし、お腹一杯だからね笑

腰を据えて、よい音楽を残せたら嬉しい。

並行して、朔というバンドの名を冠したソロワークも、15年来の親友のギタリストと二人で続けていくから、もしも興味があったら聴いてみてください。

今年の夏は、多くの人の笑顔が弾けるであろう海にでも出かけて、ビーチパラソルの陰で好きな小説でも読もうと企んでる。

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