見出し画像

2024.1 最近の学校のこと

#日本語学校 #日本語教師

〇A校の学校初め
3週間も休んだのでカンが戻らなくて・・・。学生たちがフォローしてくれた。
ありがとう。。。

〇B校も今年初授業
ベトナムの学生に、お正月に食べたブンチャーの写真を見せたら、満面の笑みで「ブンチャー!大好き!」と。
ブンが麺!チャーが串の肉!と教えてくれた。麺と肉がセットの料理なんですね。

ベトナム料理、ブンチャー。

〇常に言葉のことを考えるクセがつく
においます、を、関西の人は他動詞で使うんやなぁ。。。
「ゴミがにおいます。」(自動詞)
「これ、におって(これの匂いをかいで)。」(他動詞)

〇これから日本語教師になる方へ
ネパールの学生は日本食が口に合いません…🥲
生魚を食べる文化がほぼないため(海なし国)スシは苦手、みりんや砂糖を使う和食も彼らには「甘い」と…。
どうか心を強くもってください(笑)
今日は「シソ(紫蘇)は変な臭い」とバングラ学生に言われました(涙)

〇最初は無理しないで
クラスごとに使うテキストが4-5冊。
学校によってその本ごとに指導方法が決まっている。(決まってないほうがより大変ですが)
それが担当クラス数ぶん! 毎回慣れるまでものすごい負担(精神的に…)。
未経験者の先生は最初は本当に慣れるまで無理しないでください。。

〇漢字学習のモチベーション
ひとつの文字に複数読み方があって、どの読み方がどの時に発動されるかが分からない(音読み訓読みの定義は日本語話者だから理解できる)
テストで漢字捨ててる学生多すぎ。
(※助詞もです。これは自分を省みて教える側に問題があると思う・・・。)

〇本当はもっと日本語教師の楽しいことをつぶやきたい。
いいことたくさんありますよ!!
学生ができるようになっていくのを見るのは楽しい。各国の料理や文化や言葉を教えてもらえる。お国柄も分かる。そして(ほとんどの)学生はとても優しいです。

〇四コママンガ
N2レベルの学生にかいてもらいました。
「四コママンガ初めて見た!!」という学生もいたけど、終わってみれば結構力作揃いでした。短いセリフでいろんなこと(人間関係やシチュエーションの情報)を上手に入れないと四コマにはならないのですね。
(※担当している東南アジアの学生たちは、一般の人が思うほど日本のアニメやマンガに関心がないです。たぶんですが・・・そもそもそんなに放映されていない、流通していないと思われる)(中国の学生は好きな人がいますが、私のクラスには中国人学生がいない)

〇うまえもん
ネパールの学生が、うまい棒のキャラクター(うまえもん)をケータイに貼っていた。
もしやと思い、「それ、ドラえもんじゃないよ」と言うと、びっくりしていた(笑)
ネパールで放映されている日本アニメは
・ドラえもん
・忍者ハットリくん
だそうです!!
ハットリくんは昭和生まれの私はわかるが、若い先生知らんやろな。。

〇広まってほしい「やさしい日本語」
地域の警察による交通安全教室。
警察の方も善意でやってくださってるのでしょうが、せめて「やさしい日本語」を勉強してきてはもらえないだろうか。
初級クラスはあなた方の方言と、法律・行政用語はわかりません。それをまた私たちが「日本語→日本語」に翻訳しているんです・・・。

〇自己PRの練習スピーチ
上手だった学生をたくさん褒めた。ダメ出しや指摘も大事だが、このクラスの学生たちは、頑張っている、何かがうまい学生を見るのが1番奮起するようだ。なのでポイントを絞って褒めています。

〇変わらなきゃ。変えなきゃ。
この授業準備の量! プリント何枚作るんだろう。テキストって何のためにあるのかな。テキストだけじゃ全然、説明も練習も足りない。それを埋める膨大な授業準備。。。そしてそれには給料は出ない。
私たちはテキストの翻訳をしているのか?

→これを読んで勉強する! 『新次元の日本語教育の理論と企画と実践』#くろしお出版

〇思ったことは話す
コーディネーターの先生に思いの丈を話してきた。
やってきたことは大きく間違いではないと分かったし、教師への″共有″を多くするとお約束いただけた。話してよかった。
変わったり変わらなかったりするが、話して酷い目にあったことはないです。最初から「どうせ」「非常勤だし」と思わずに、話してみることも一つの手段だと思います。もちろん組織なのでそれだけで何かが劇的に変わることは少ないですが、私は、黙ってストレス溜めて同僚にグチるより、堂々言ってどうしてもだめなら転職するほうがマシだと思うタイプす・・・(笑) 


この記事が参加している募集

仕事について話そう

これからも書き(描き)続けます。見守ってくださいm(__)m