スイスで指導者に挑戦
新たなる挑戦をします。
それは、僕の所属しているFC BassersdrfというチームでU-16の監督をやらせて頂きます。
現在、このチームはスイスの上から2番目のリーグでプレーしてます。
しかし、僕はまだまだ現役で上を目指しているので、僕のチームの活動と育成のチームの活動が重なった場合は、僕のチームの方を優先させて頂きます。そのため、この育成チームには監督が2人とコーチが1人います。
今まで、日本でもドイツでも小学生の練習に携わってきたこと。そして、スイスでは初めて指導者になることなど、新しい事がありますが、選手も僕も、そして他のスタッフも全員が成長出来るような時間にしたいと思います。
まだまだ僕は、サッカーを知らないと思ってますし、選手によってサッカーをする目的が様々だと思うので
「教える」のではなく、「引き出す」ことを意識してやっていこうかなと思ってます。
僕がドイツでお世話になった2人の育成コーチが実践していたことや意識していたことを真似して先ずはやっていこうと思います。
二人のコーチを簡単に紹介。
①フロリアンさん
27歳という若さでドイツサッカー協会公認の最高レベルのライセンスを取得した人で、小学生の時から指導者の経験を積み、現在も育成トップリーグのチームの指導者をしています。
②バーガーさん
ボルシア・メンヒェングラッドバッハでインターンをした時にお世話になった人。現在もこのチームのU-14の監督をやってます。
まず僕が彼らを真似たいと思った事は、
「怒らない」ということです。
僕が小学生の練習を任された時に練習が上手く機能しなかった時に、
「何でこんな簡単なことが」とか、
「なんで集中して出来ないんだ」
などなど、自分の中でフラストレーションを溜めていました。
つまり、機能しないのを選手のせいだと思っていたのです。
それでは、上手く機能するはずがありません。
そして、僕の練習を見ていたフロリアンが、
コートの大きさや、
1つの練習時間の長さ、
また学校による選手のストレス具合を観るなどなど
細かい指摘を沢山してくれました。
「練習が機能しないのは、自分のせいだ。」
という事を念頭に、常に冷静に判断して行けるようにしたいです。
そして、2つ目は、「観る」ことです。とにかく彼らは、よく観ているという印象がありました。選手一人一人の特徴はもちろん、練習中はとにかく全員を観察して、練習内容を変えたり、追加のルールを作ったりします。
たまに、練習時間をかなり短くする時もありました。
また、先ほども述べた通り、育成年代の選手達は殆どが、サッカーをする前は学校に通っているので、サッカーグランド以外のところも視野に入れることが大切だと思いました。
最後は、「楽しむ」ことです。
自分が楽しまないと、選手も楽しくないのかなと思いました。練習中にしても、グランドの外にしても、この2人のたまに見せる「遊び心」には、惹かれるものがありました。そして、本当にサッカーが大好きで、コーチ業が好きなんだなと身近で感じました。そうじゃなきゃ、やっていけないのかもしれないです。
これから先に忘れないためにも長々と書いてしまいましたが、これらの事をまずは意識してやっていこうと思ってます。また早速沢山の方からツイッター上で反応があり、嬉しかったですし、指導者、コーチ、あるいはサッカー関係者の方々、もし何かアドバイスがあれば、ぜひ学ばせて頂きたいと思っております。
こちらのコメント欄でも、SNSでもコメントを頂けてら嬉しいです。
それでは、頑張ります。
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