普段は、オートリフトアップ機構が付いているMMカートリッジのプレーヤーで音楽を聴くことが多い。だって、聴き始めると絶対うとうと、知らぬ間に爆睡状態になることがザラなので、MCのついているプレーヤーで永遠に回転して目が覚めた時の後味の悪さを味わいたくないものだから。
普段、MMで聴いていても、十分楽しめる耳の持ち主なので、やはり精神的に安心な音を選択しているのだろう。
がしかし、今日、今なら絶対寝ないと言う時を見計らって、MC(DL-103)で、クラシックを聞いてみたら、何か音の繊細さが違うと認識した。個々の楽器の音がMMに比べて雑味がなくよりクリアに聴こえ、音の位置もよりハッキリわかるような気がした。
普段からダメ耳で通している私なので、そんな違いがわかるはずはないと思うのだが、今日ばかりは、素直な気持ちを禁じ得ない。
勿論、ジャンルや、レコード媒体によっても条件によっては、MMの方が良いと思うこともあるだろう。また、その日の気分できっと聴こえ方が違うと思う。
と言うわけで、今日は、MCに軍配が上がって聴いている。
オートリフトアップがない事を忘れて、タイミング悪くトイレに行ったりしないようにしないように、、、

MCのプレーヤーに近いうちにオーディオテクニカのトーンアームセーフティレイザーを取り付けようかなと真剣に考え始めたのである。