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私にとっていい音(3)

私にとっていい音。

世の中には、あまた限りがないほど、いい音を出してくれるオーディオが存在することでしょう。プロの音楽家が作る音、私の様に自宅にあるシステムで聴く音、設置型スピーカーからの音、ヘッドホーンの音、デジタルの高音質な音、アナログな音等々。あ、オーディオといっているので生演奏は入れてません!

私の音楽鑑賞は、所詮、自宅で聴く、「井の中の蛙状態」の中で工夫するシステムから出てくる音を聴いて感じることなので、その中で「いい音」と思えるかどうかと言う事。

特に、周波数特性やSN比など数値データを頼らずあくまで自分の感性だけを頼りに、自分の好きな音を作って「いい音」かどうかと言う事。(感性を頼りになんて、ずいぶん良い耳を持っていそうだが、単に、測る知識がなかったり、怠けているだけ?)

媒体:
レコードに限る!
CD全盛期に集めたCDも棚にあるけど、できれば、同じアルバムのレコードを探してきて、いちいちターンテーブルで回したい。
不精者だから、都度、クリーナーで埃取りなんてしないけど、結構プチプチ音なしに聴けるもの。針先に埃が溜まってくると、ふっ〜と針先を吹くと埃が飛んでいってくれる。
面倒くさがりの割に、レコードは、毎回30分ごとにひっくり返す事をいとわない。不思議なものだ。いい音に導かれて、自然と体と手が動きレコードをとっかえひっかえ。

蛇足ながら、自宅のサンルームに最近小さな真空管パワーアンプシステム(エレキットのPCL86)を設置してBruethooth経由で過去CDからダビングしたFlac、MP3ファイルを聴くことができる様にした所、この二つの形式ファイルの差が歴然として聴こえた。スピーカーが6cm口径フルレンジであまり期待していなかったのだが、案の定、古いiPhoneに貯めてあるMP3では、低音が全く出ない。それどころか、私にはわからないが、カミさんが、高音がキンキンするので止めてくれとまで言われて、MP3を断念。そこで、データサーバに入っているFlacに切り替えてWifi、Bruetooth経由で聴いたら、全く違う音。低音もしっかり出て、バランスが良くなった。6cmフルレンジ(ラビリンス型Box)から出ている音とは思えない様な広がりでサンルーム全体を包み込んでくれた。カミさんも、これなら絶賛!
さすがにサンルームにレコードシステムを持ち込むと、太陽熱でレコードがよれよれになりそうなので、Flacのデータファイルで良しとする。

アンプ:
真空管アンプに限る!
レコードプレーヤーからの微小な信号を、12AX7 x4本のフォノイコ付き真空管プリアンプ経由で、いろいろな真空管パワーアンプを鳴らす。どのパワーアンプにしてもいい音で鳴ってくれる。ちなみに、全て3極管か、3結で使用。真空管アンプの自作が止まらず貯まってゆく真空管アンプを違いも判らないのにとっかえひっかえ。その日ごとにオレンジ色に灯る違った真空管を眺めながらぜいたくな気分に浸っている。

スピーカー:
自作を楽しめるバックロードホーンが一番!
既に、無垢材(ブナ)で作るバックロードホーンが、一番気に入っていると書いたが、それ以外でも、共鳴管(無垢材)はスリムで場所を取らない割にしっかりとした低音を出してくれるので結構好き。購入したB&W はオーディオセットの裏側に追いやられて埃をかぶっている状態。

で何が言いたいかというと、誰でも今自分の環境でできるいい音を追求していくと自分にとって一番いい音になるというのでいいんじゃないかなぁ。とにかく音楽を聴くたびに「いい音だな~」という感覚が止まらないのは幸せ。

ネットを調べると、あれこれ、いいだ、悪いだと色々出てくるけど、所詮個人の感覚なものですから。。。。
でも、ネットで良いと言われていることは、自分の環境でできること、興味のあることは一応やってみる。それで、自分の耳で聴いて気に入ったら、また、新たな楽しみが追加したようなもの。

最近のチャレンジは、ミニワッターを直流点火にしてみたこと。今までブーン、サーという音がなんとなく聴こえて来ていたのが、リスニングポジションでは全く聞こえなくなった。ネットでは、直流点火の音は良くないような話題もあるが、私には、全くいい音で、静粛になり満足。

という事で、これからも私にとっていい音は進化してゆくのかな?
楽しみです。