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ギターの弦交換にまつわる話

前回のスタジオでの練習の時に2弦を切っちゃったので、弦交換をしました。ただそれだけの出来事ですからそれと言った話はないんですが、とにかく暇なもんで弦交換にまつわるテキストを書くことにしました。

別に何のお役立ち情報もないです。ただの暇つぶしです。でも、読む人も暇つぶしできる程度のものにはしようという意気込みです。

▼太い弦を使う理由
ギター人生で、エレキ弦はダダリオとアーニーボールしか使ったことがないです。別にこだわりはないんですけども。現在使ってるのはアーニーボールの紫パッケージのやつで、11-48です。

ヘヴィーボトムとか特殊なやつを除いて、一番太い部類の弦なんですけども、やっぱり元気いい音が出るということが大きいです。かれこれ20年くらいこれを使ってます。

でも、使い始めたきっかけはなんか太い方がトクな感じがしたからです。たばこもニコチン・タールが多い方がトクな感じがしますし、CD屋で試聴する場合もデカい音で聴いた方がトクな感じがします。

それは置いといて、ただ太い弦張るだけで音が元気になるんだから、トクな感じがするというよりも、実際トクです。そもそも元気な音=トクかどうかはお好みですけど。

指痛いというデメリットはありますが、20年も使ってるとそういうもんだという感覚なんで別に気にならないです。歳取ると腰が痛いのがデフォルトで、多少の腰痛は痛くないのと同じ、そういう感覚です。慣れっていうのは恐ろしいものです。

▼弦交換しやすいギターとしづらいギター
今現在バンドで使ってるのは、エピフォンのセミアコとオービルのSGで、どっちも弦交換しやすいタイプです。

どっちもペグは横穴のオーソドックスなもので、ストリングガイドもなくって至って普通の手順で交換できます。

セミアコの方はテイルピースをビグスビーっぽいトレモロに変えてるので楽ですが、元々ちょっと特殊なテイルピースで、これは弦交換しづらかったです。

テイルピースが2つに分かれてるというところも面倒ですし、4~6弦の短い方のテイルピース、これが問題。4弦はペグまで相当距離があるので、かなりギリギリです。ペグで3巻くらいとすると、1センチか2センチくらいしか弦が余りません。

余談ですが、元々のブランコ・テイルピースはテンションがちょっとダルダル気味でせっかく太い弦を張っても音に元気が足りないです。これって私の好みって話ですけど。ただ、ブランコの見た目は良いです。捨てがたいものがあります。

テイルピースで言うと、リッケンバッカーのRテイルピースもかなり弦交換が面倒です。リッケンバッカーでも普通の形をしてるテイルピースがついてるやつもありますから、そっちだと楽なんでしょうが、たとえ面倒でも見た目的にRの方が好きではあります。

ペグの方は、普通の横穴タイプの方が断然楽だと思ってます。縦穴タイプは適切な長さに弦を切ってから作業しないといけないという時点で面倒ですねえ。

ストラト(ブラッキーの10万円くらいのモデル)を7年間ほど使ってましたけど、これが縦穴タイプで弦交換が憂鬱に感じました。面倒くさくて。ライブ中に切れようもんなら、気が遠くなります。

一応縦穴タイプの弦交換にもちょっとした小技があって、先端を90度折って縦穴に差し込んだら、先を爪切りとかで切り落とした爪楊枝を差し込んで弦を固定すると楽です。

▼演奏中に弦が切れた場合の弦交換
演奏中に弦が切れた場合、その1曲は切れた状態で引き続けるしかないんですが、こないだの練習中に切れた時は、切れてしまった2弦を使わずに弾いてみたら自分の発想にないフレーズが出てきてちょっと面白かったです。

それはさておき、ライブ中に切れてしまった場合は曲間で切れた弦だけを応急的に交換しないといけないんですが、こういう場合縦穴式ペグだとダルいですねえ。

縦穴タイプを使ってる人って、すぐ出せるところにニッパーを用意したりしてるんでしょうか。

▼弦交換にまつわる話の残りかす
縦穴タイプだとニッパーが要りますが、そうでなければ別に何の道具も必要ないです。でも、ご存知ストリングワインダーがあると楽です。

無くしては買って、買ったら見つかって、なんだかんだで今4つ持ってます。それはそれとして、最近は電動のものもあるらしいです。要らねえ。

それから、これは私の個人的な問題なんですが、老眼の進行が著しくて弦交換するたびにその進行具合を否が応でも認識させられます。

ペグの現巻部分でマキグソを作る時に上から下へと巻いていくわけですが、ちゃんと下に入ってるかどうかが全く見えないです。

いいオッサンがギターのヘッドに顔をくっつくくらい近づけてワインダーをくるくるしている姿は見苦しくて人に見せられるもんではありません。


というわけで、弦交換にまつわる話はもうこれで絞っても1適も出てきません。書いてる私はいい暇つぶしになりましたが、読んた方にとってはどうだったんでしょう。

今さらですが、無駄な時間を過ごさせてしまったら申し訳ないので、暇で暇で仕方なかった方が読んでくれてたら幸いです。

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