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Dirty Dancing

いわゆる1980年代の青春映画という感じだけど、「いわゆる」をきちんとなぞらえて描いている。懐かしい音楽と、ファッションと、艶かしいダンスホールの照明。

パトリック・スウェイジはちょっと馬面だけどゴツゴツしてて確かに高校生の時に出逢ったら憧れてしまう。旦那さんにはならないタイプ。一時的な、でもずっと覚えているタイプの元カレ。
ジェニファー・グレイはとにかく顎がきれいだ。踊っているときに、顎から首のラインがとても滑らかに映る。スーパーで売っている綺麗にパックされた白身魚の切り身みたいに、肌がてらてらと、しっとりと光ってる。最初は野暮ったい女の子って感じなのに、彼との逢瀬を重ねるうちどんどん豹変していく。

少し退屈だけれど、「雰囲気」を楽しみたいとき、あの時の甘酸っぱさや絶望感を思い出したいとき、うってつけの作品だ。

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