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UNRWA幹部・清田氏「証拠ない」発言の検証

UNRWAの日本人幹部である清田明宏氏は、日本がUNRWAへの拠出金を停止したのを受けて来日し、100万円をUNRWAに寄付したれいわ新選組を訪問したり、

「超党派の勉強会」とやらに登壇してガザについて「これほどひどい人道危機は見たことがない」と主張したり、

16日には記者会見を開きました。

記事冒頭には次のようにあります。

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の清田明宏保健局長は16日、昨年10月のイスラム組織ハマスによるイスラエル奇襲にUNRWAの職員12人が関与した疑惑について、イスラエル側から関与を裏付ける具体的な証拠は国連側に提示されていないことを明らかにした。東京都内で記者団に語った。

なるほど、清田氏は「証拠は国連に提示されていない」と証言している。

事実はこうです。

まず、この12人については、イスラエル国防相が情報をすでに公開しています。

加えて国防相は、このほかに30人の職員が10.7に参加していたこと、UNRWA職員1万3000人のうち12%がハマスかイスラム聖戦(PIJ)に所属、職員1468人がハマスかPIJで活動、185 人がハマス軍事部門で活動し、51 人が PIJ軍事部門で活動してるといった情報も公開しています。

清田氏はよくみるがいいでしょう。

そもそもイスラエル当局は、UNRWA職員のうち少なくとも12人がハマスのテロに関与した証拠を

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