実は、私は、コミュニティ・イベントがものすごく苦手であることが分かった件

先日、ある食に関するコミュニティ・イベントに参加してきました。主催者の方のブログを読んで、これは一度いただいてみたいと心底思ったからです。

店に着いて、店自体がイベント用の急づくりでスタッフもみんなボランティアっぽいなと感じ、ただ、それはそういうものかと受け流していました。しかし、奥の大テーブルの片隅を案内されて、しまったというか、店に来たのをものすごく後悔しました。

初対面の人たちがニコニコと当たり障りのない会話をしている空気と、その中に入ってしまうことはものすごく苦手です。

「こちらのイベントはどちらでお知りになったのですか?」
「○○さん(主催者)、とはお知り合い?ちなみに私はもう10年来の・・・」

その時、その場所で出会ったということは、意味のあることかもしれませんが、イベントへの参加というのは、部分的な価値観の重なりはあってもそれ以上のものは何もないんだけど、と思っています。

昔、京都出身の人から、御所での犬の散歩の話を聞いたことがあります。
「おたくは、どちらから?あー五条、うちは三条ですー」
と、御所の近くに住まいしている人から(えらさの)順列が決まっていくそうです。嘘か本当か分かりませんが、それを思い出しました。

私は主催者のことをこれだけ知っている、このイベントのフィロソフィーにこれだけ共感しているとか、それを確かめる質問から始めて、人によってはマウントを取ろうとしてくる。自分と価値観が合う(場合によっては話を聞いてくれる)と思えばその時点で仲間だし、そうでなければ、住む次元の違う人と思われる。(これって、分断?)

恐る恐る席について、そこからは黙々と食事をいただいていました。周りは私のしゃべりかけるなオーラを察したのか、話もやんで、一人二人と席を立っていきました。

やっぱり場違い!でも、イベントの持つ「身内感」のバロメーターは、その場に来てみないと分かりません。いずれにしても激しく後悔でした。(雰囲気壊してすみません。きっと私は社交性のかけらも持ってないです)

しかし、普通のレストランとかをイメージしていただきたいのですが、まったく価値観や信条も知らない他人同士が、争うこともなく、周りを気にかけることなく、場を共有できています。私は、その常態こそが平和だと思っています。

それにしてもコミュニティ・イベントは苦手です。(ちなみに、お食事はとってもおいしくいただきました!)

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