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分かり合えないやさぐれパンダ。

最近、「うっせぇわ」という歌を、年甲斐もなく、よく聞いている。

多分、今のやさぐれた私に、しっくりとくるからだろう。

昔、クリープハイプの「身も蓋もない水槽」を良く聴いていた時期があったけど、あの時も、多分やさぐれていた。歌詞の尖り具合は、いまだに好きだが。

と、いうわけで、少々やさぐれぎみな私だが、相変わらず、週末にはオンラインのスクーリング授業を受け、レポートがなかなか進まないと嘆きながらも、サボるという生活を送っている。

そして、なぜ私は今、やさぐれているのか? 笑

ひとつは、自分の不甲斐なさからくる苛立ち、そして、もうひとつは、分かち合えないとわかっていたはずなのに、どこかで期待してしまっていた自分に嫌気が差してしまっていたからだ。

分かち合えないのだと思い知らされた話を書こうと思う。

先日、父が、本人には迷惑をかけたという、自覚はないものの、周りから見たらわがままな行動で、周りの人に迷惑をかけてしまったのだ。

まぁ、簡単に言うと、父が誰にも言わずに、ひとりで自転車に乗って買い物に行ってしまい、母や仲の良いご近所さんが探し始めたときに、ひょこっと帰ってきたのだ。

確かに、病気になる前は、ちょくちょくひとりで買い物に行ったりしていたし、父からしたら当たり前なことなのだろう。

とはいえ、退院してからは、必ず誰かに言ってから出かけるようにと、伝えていたのだ。

まぁ、本人は悪びれた様子もなく、あとで私が「心配するから、勝手に出かけないで」と言うと、「わかった」と言ってくれたのだが。

そして、それを「一応ご報告」という名目で、姉にラインで報告したら、想定外に話を拗らせてしまったのだ。

姉からの最後のメッセージは、「もう、私は何もしません」

姉は、わがままな父に対して怒ってしまったらしい。

そして、そこに、父を少し擁護してしまった私が、火に油を注いでしまったのである。

確かに、わがままは、あまり良くないし、ましてや人に迷惑をかけるのなんて、もっと良くない。

でも、今まで誰にも迷惑をかけない、わがままも言わない人だったのだから。

少しくらい多めにみても良いのでは、と私は考えてしまったのだ。

確かに、幼い子供なら、「わがままはダメ」と躾をすることも大切だろう。

でも、そうではないし、いつまで、自由に動けるかもわからない。

それに、父は、ひとりで勝手に出かけないと約束してくれたのだ。

もちろん、ご迷惑をかけたご近所さんには、お礼と謝罪をしたのだが。

私のなかでは、そこでひとまず完結した話だと思っていたのだが、姉からしたらそうではなかったらしい。

確かに、何かあったら大変なことも分かっているし、それを考えると怖い。

でも、やっぱり、今の父のわがままを甘えだと切り捨てることは、私には考えられないことなのだ。

甘えたいときに甘えさせてもらえない辛さ。

精一杯のわがままを甘えだと切り捨てられた時の失望感は、いまだに私のトラウマになっているからだ。

姉からの返信は、この件に関しては、きっとないだろう。

分かってくれるかもと、勝手に期待していた私が悪かったのだ。

そして、姉に甘えて、適当に言いたいことを書いてしまった私が悪かったのだ。

多分、私の価値観がまちがっているのだろう。
他の人に聞いたら、そう指摘されるだろう。

なので、これからは、気を付けようと思っている。

しかし、なんなんだろう。

この、やさぐれ感は 笑。

もう、やさぐれパンダ 笑。

ちなみに、私の好きなキャラクターは、キューライスさんのネコノヒーとスキウサギなので、やさぐれパンダとは真逆なタイプである。

 

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