思い出の品を捨てる

私は結構なんでもかんでも物を取ってしまう癖がある

そして実家の私の部屋は溜まりに溜まって狭くなっていた。6畳半あるはずが、移動できるスペースは2畳くらい。

いつか片付けようと言い数年経つ

けど、片付けよう、物を捨てようと行動したのは最近だ。

コロナ禍に入り、当時一人暮らしをしていた私は実家の仕事場のリモート室になった。私以外の誰かが入ってるのだ。

私の部屋は私の城で絶対領域だったのにヒビが入った。

先月、転職で実家へ戻ってきた私の部屋を過保護の親が勝手に掃除をした。
そして高校の頃の教科書を一部捨ててた。
読んではなかったが、私の知識が捨てられた気がした。

私の城の門が崩れた瞬間だ。
思い出の品がただのゴミになったのがショックで悲しい。そしてゴミとしか見えなくなってしまった。

掃除をしなければ。

私はそこから親が買ってきたダサいパジャマや着たくなった洋服を捨て始めた。3袋くらいあった。
高校までの教科書や文献も捨てた。いっそのこと全部そこまでは捨ててやろうと腹を括った。

動ける範囲が1畳分プラスされた。

私はこの壊れた城にはあんまり興味がない。今はお金がないが、早く一年貯金して100万貯まったら新しい城へ行こう。

正直、1人暮らしが決まった時にキャリーケース2個分で1クール過ごせたから、1年後にはせめて大事な大事な思い出の品だけをこの城に墓のように残し、それ以外は身軽で城へ行けるように
余分なものは捨てよう。

バイバイ、嫌な思い出。

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