見出し画像

ChatGPTに「要約」をお願いすることが、一般人のスタートなのではないだろうか

みなさんChatGPT使ってますか?なんだか最近はダウントレンドなんじゃないかなんて声も聞こえてきますが、大きな変化が続いている分野だと思うので、一般人の私はのらりくらり付いていけるようにしましょうって感じで生きております。

ヘビーユースするほどでも無く、GPT4に課金する訳でもなく、GPT3.5を使いながらたまに遊ぶことをしている程度です。スマホが出た当時もなんとなく先に使い始めることをしていた気がするので、同じような感じで使い続けています。

ただ最近特定の作業しかお願いしていない気がするので、アイディア含めて頭の体操にと、堀江貴文のChatGPT大全を読みました。老若男女、初心者から中級者までは楽しく読めると思いますし、取っ掛かりとして素敵な本だと思います。

1時間もあれば読めちゃうので、ChatGPT今更だけど気になる!最近倦怠期!って人はサクッと買うのもありだと思います。

内容ですが、著名人が使っているChatGPTの使い方が1人1人のアイディアや使い方、捉え方について述べられています。(総勢18名も!) 一般人がすぐ出来る内容から未来は変わるかもしれない話まで書いてあるので、ChatGPTの現在地が肌感でも分かる内容になってます。

面白くて変わったものだと、まぐまぐ創業者の大川さんが「厳しめに調教することにした」と題して、牛肉のカレー用が美味しくないという話からだんだんChatGPTが卑屈になっていると調教し、博多弁で話させてみたり、やってみせたら東大生口調だから広島弁に変えてみろとか、いい感じだと褒めたらChatGPTが「ぜひそんな表現も生かしてみてください」と言ってきたら「アドバイスするな」と怒って見せる。

そんなやり取りで遊んでいくのも非常に有意義だなと感じます。

いろんなアイディアが書いてあるんですが、最終的に有用だなと思うのが「要約させる」ことだと私は感じました。要約と言っても色んな捉え方が出来ると思いますが

  • 議事録を書いてもらったり

  • 文章をまとめて、要点だけ教えてもらったり

  • 過去の自分の発言からテーマに沿ってアウトプットしてもらったり

こんなようなことが要約に当たると思います。これを自分の生活に生かしてみるといいんじゃないかということを改めて感じさせてもらいました。

例えば私はソフトウェアやクラウドサービスを販売している営業マネージャーですが、やっぱり業界ごとの悩みや課題をしっかりと理解して、提案していきたいと思っています。ただ業界ごとの悩みって無茶苦茶難しいし、結構理解するのは大変です。

しかも一次情報に触れていないと、間違った解釈をする可能性もある。先日newspicksで経済アナリストの森永さんが語ってましたが、以前黒田総裁がイーブドカーブコントロールの修正を発表した際に、多くのメディアは「ついに黒田日銀が利上げをした」「金融緩和を解除した」などと報じ、それをみた金融系YouTuberもこぞってその通りに配信をしたそうです。

実際に日本銀行の発表した内容を見ると金融緩和をしますという内容が書かれていたのが実情なんだそう。ただこれを金融に詳しくない私たちは決して見抜くことは出来ませんよね?そこで一次情報をまとめてもらえることをChatGPTにしてもらえれば、ニュースも業界の課題も理解出来るようになることが身近な使い方であり、有用な使い方である。そんな気がしています。

試しに「ものづくり白書2023」の内容をまとめてもらいましょう。

この中にある製造業の業績動向を丸々コピーしてChatGPTに要約してもらったのがこちらです。

以下は、製造業の業績動向の要点です。
1.実質GDP成長率の推移:
・2020年第2四半期には前期比マイナス7.9%(年率マイナス28.2%)で、リーマンショック後の2009年第1四半期を超える落ち込みがありました。
・2020年第3四半期には個人消費の持ち直し等が寄与し、前期比プラス5.6%(年率プラス24.5%)となりました。
・2021年以降は2%以内の増減が続き、2022年第4四半期は前期比プラス0.0%(年率プラス0.1%)でした。
2.製造業の役割:
・製造業は2021年時点で我が国GDPの約2割を占め、我が国経済を支える中心的な産業としての役割を果たしています。
3.1人当たり名目労働生産性の推移:
・2011年から上昇し、2021年には全産業の約1.3倍となる1,077万円に達しました。
4.企業業況判断:
・大企業製造業では原材料価格の高騰などの影響により、2022年第1四半期から5四半期連続で業況が悪化しました。
・中小企業製造業も2022年第2四半期以降、緩やかに改善していましたが、2023年第1四半期に再度悪化しました。
5.売上高と営業利益の動向:
・2021年は製造業全体で約18.0兆円の営業利益があり、2022年も約19.0兆円と前年を上回りました。
・中小・小規模事業者を含めた調査によれば、売上高は約5割の企業が増加またはやや増加と回答しましたが、営業利益は約3割の企業しか増加していませんでした。
6.売上高と営業利益の要因:
・売上高の増減要因は、販売数量の増減と販売単価の上昇が大きな要因です。
・営業利益の増減要因には、売上高やコストの増減が大きく影響し、特に営業利益の減少には売上原価(仕入値)の上昇やコスト(販管費)の増加が大きな要因とされています。
7.国際収支:
・2022年の経常収支は約11.4兆円の黒字となりました。これは輸入が輸出を上回る貿易収支の赤字化に対抗して、第一次所得収支の黒字幅が拡大した結果です。
・第一次所得収支の中で、「直接投資収益」が占める割合が増加しており、2022年には過去最大の約35.3兆円の黒字を記録しました。
8.貿易収支:
・貿易収支では、輸送用機器と一般機械の黒字幅が拡大しましたが、鉱物性燃料、食料品、原料品の赤字幅が拡大し、2022年には約8.8兆円の赤字を計上しました。

これらの要点から、製造業は日本経済において重要な位置を占めており、生産性は上昇傾向にあります。しかし、景気や企業業況は変動し、特に中小企業においては厳しい状況が続いています。国際的な収支においては、経常収支は黒字を維持していますが、貿易収支は依然として課題が残されています。原材料価格の変動や外部環境の変化に対応しながら、製造業は今後も経済において重要な存在として存続していくでしょう。

ざっと読んだ感じでも「景気回復に伴い売上は戻ってきているが、材料費などの高騰により、原価がかかっていて、利益が出ていない状況である」というのが分かるかと思います。この背景を知っているか知らないかだけでも仕事もプライベートも変わってくるはずです。でもやっていることは労力はかかっていない。簡単にお願いしてみるのが、私たちのスタートかもしれません。

よく分からなかったニュースをまとめてもらって理解するのもいいと思いますし、学生が業界研究するのにも役に立ちそうですよね。分かりにくかったら「小学生にも分かるように」って言えば簡単に教えてくれます。

そうやって少し楽をして知恵を得て、現実世界に生かしていく。これを私は続けて生きたいなと思っています。

この記事が参加している募集

スキしてみて

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?