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【PJCS】ドリームアルセウス

■はじめに

こんにちは、Kちゃんです。
今回は私がJCSで使用した"ドリームアルセウス"について解説していこうと思います。冒頭の挨拶が長くなってもダレるだけのでここらで。

■環境考察

一般的なTier表と比較して

使用率予想:パルキア↑・レジ↑・アルジュラ↓
個人評価:アルセ系統↑

のような認識でした。初手要求の低さが大型大会にマッチしているのでアルセウスの評価が高めです。海外のBO3環境でもアルセウスが人気なのは、この考えが根底にあるのではないかと考えます。
終わってみると、想像以上にパルキアでしたね。WCSではここからどう環境が変化していくのか楽しみです。

■デッキ作成において意識している点

私は初見殺し要素を大事にしてデッキ作成をしています。
(ここではデッキタイプそのものを0から考える事はもちろん、今回のように既存のデッキタイプに追加ギミックや採用率が低いカードを入れる事も初見殺し要素とします。)
理由は二つ、ミラーマッチの練度差に悩まされる事が少ない点デッキ愛が深まる点があります。世に完成度の高いデッキが出るほど、初見殺しが刺さりやすくなると考えます。デッキ愛もモチベーションやコンディションに影響を及ぼす観点だと思うので、個人的に重視しています。

■使用デッキ

脅威のピン刺し22枚

従来のアルセウスバレットから枠を削って、後述するドリームボールギミックを組み込みました。S6シティリーグでも類似のデッキを使用しましたが、そこから更に改良を重ねていった形となります。
※各カードの採用理由は長くなるので、投稿後にリクエストがあればそのカードについて追記させていただきます。

・ヌメルゴン(はがねのおやど)
この構築の芯であり、始まりのカードです。
基本エネの指定がないためオーロラエネでも効果が発動することと、3エネでミルタンクを倒せる点は頭に入れておくと選択肢が広がります。

・クワガノンV
非Vポケモン主体のデッキはグッズロックに弱い傾向があるので、ヌメルゴンの特性によりVポケモンからダメージを受けないことによる恩恵が一番大きいカードです。タフネスマントを持たせることで、インテレオンの "アクアバレット"を2回受けて"パラライズボルト"で押し切る動きが可能になります。

・ふつうのつりざお
博士の研究やハイパーボールで止むを得ずトラッシュしたヌメルゴンやヨノワールを、ドリームボールを使用するために山札に戻すカードです。デッキの性質上、ピン刺しが多くなっているアタッカーを再利用出来る点も魅力です。

■ドリームボールギミックについて

今回の初見殺し要素です。
ドリームボールをシャクヤまたはアルセウスフォンでサイドに埋めて、能動的にヌメルゴンを出そうと考えました。
Twitterでも一時期話題になっていたのでこのコンボの存在を知っている方も多いと思いますが、その多くの方が要求値が高くて実践的ではなさそうという印象を持っているのではないでしょうか。

この課題を解決するのがアルセウスVstarの特性、"スターバース"です。
ここからは実際の盤面例と共に紹介します。

Part1 
シャクヤを用いてドリームボールを埋めるケース

2ターン目ドロー後想定
"スターバース"でパーツ回収
シャクヤで完成

Part2 
アルセウスフォンを用いてドリームボールを埋めるケース

2ターン目ドロー後想定
クイボ,入れ替え,博士の研究
クイボ,ハイボ
"スターバース"でパーツ回収
さるぢえフォンで完成

このように、比較的簡単にドリームボールを埋めながらも2ターン目から攻撃することができます。 画像は一例なので、スターバースで回収するパーツは手札にあるカードの組み合わせ次第で決める形になります。
また、相手のバトルポケモンがメッソンなどの低HPのポケモンだと、そのまま2ターン目にドリームボールの宣言まで出来ることも魅力です。
実際に6試合中3試合はドリームボールを使用することが出来たので、皆さんの想像以上に実現性のあるコンボだと考えます。

■採用検討カード

・ヨノワール(ゴーストブリーチ)
主に苦手とするレジギガスの対策カードです。
盤面に出すだけで一方的なゲームになる点が魅力でしたが、環境上位デッキ以外を対象とするピンポイントメタが苦手なため不採用でした。
が、練習やジムバトルで対レジギガスの負け試合が目立ったので、JCS三日前に採用しました。今大会では使用する機会はありませんでしたが、レジギガスの増加が想定されるので次期に必要になってくると考えます。

・タチフサグマ(ブロッキング)
主にレジギガス、ハピナスミルタンクなどの対策カードです。
技を打ち始めるまでの条件が重く、対策になっているかすら怪しかったため不採用でした。

・ヒスイジュナイパーV
ハピナスミルタンクの対策カードです。
ミルタンクで詰みかねないという不安要素を消すことができる魅了はありましたが、前述した通り環境上位デッキ以外を対象とするピンポイントメタが苦手なため不採用でした。

・ジグザグマ(かんしゃくヘッド)
こだわりベルトと合わせて、先攻2ターン目に"トリニティノヴァ"で220HPのVポケモンを倒す選択肢が生まれるカードです。序盤に走りきらなくても、ヌメルゴンによって終盤にターンの余裕が生まれることが期待されるため不採用でした。

・バトルVIPパス
5枚目のクイックボールになるカードです。
1ターン目に絶対場に出したいカードは、現物+サーチカードで12枚理論を推奨されたので試したが、この枠によって助けられるケースが少なかったため不採用でした。

・ソニア
バトルVIPパスと同じく1ターン目の要求を満たすことができるカードです。
中〜終盤はエネの現物にもなったりと便利ではあるのですが、この枠がないと負けていたというケースがなかったため不採用でした。

・冒険家の発見
1ターン目の要求を満たしつつも、2ターン目以降はアルセウスVstarに繋がるカードです。当日までに思いつかず不採用でした。もしもう一度出ることが出来るなら、ザマゼンタVを抜いてその枠に入れると思います。

・雪道/ツツジ
雪道ツツジ→"パラライズボルト"のロマンコンボです。
終盤に都合よくパーツが揃わず、現実的ではないため不採用でした。

■各対面での理想盤面

・パルキア
ヌメルゴン&クワガノンが完成するとほぼ詰み盤面になります。
雷タイプのアタッカーを2面で揃えて飛車角取りの要領でパルキアを倒し、ヌメルゴンを召喚しましょう。

・ミュウ
HPが満タンのクロバットVMAX、もしくはヌメルゴン&ガラルファイヤーを揃えると相手の要求値的に勝てると思います。こちらも悪タイプのアタッカーを2面で揃えて、ミュウVMAXを一撃で倒すことを意識しましょう。

・その他
弱点をつけるアタッカーがいる場合はそちらを、いなければヌメルゴン&クワガノンを揃えて攻撃していきましょう。これが雑に強いと思います。

■今後の展望

アルセウス×ドリームボールはまさに夢があるコンボだと考えます。
現代ポケカではあまり使われる事のない2進化ポケモン(インテレオンに目を背けながら)も、進化元が厄介な化石系ポケモンも、ドリームボールを用いれば好きなように盤面に出すことが出来ます。新弾が出るたびに選択肢が増えていくギミックなので、皆様のカードリストを見る楽しみの一つになれば幸いです。

■おわりに

オリジナルデッキ作成者としては皆様の反応が励みになります。
最近はありがたい事にふぁぼりつだけでなく、引用RTやDMなどでお褒めの言葉をいただける事も増えてきました。本当にありがとうございます。

誤字脱字や質問等ありましたらDMまで連絡お願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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