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家でフィルム引き伸ばしプリントする(その3)


必要な主要機材
・引き伸ばし機(今回紹介)
・引き伸ばし用レンズ(その2で紹介)
・イーゼルマスク(その2で紹介)
・現像機材(その1で紹介)

こんにちわ、まるまるです。これが無いと引き伸ばしが出来ないと言う基本中の基本の発注していた引き延ばし機が当初の予定よりも早くイギリスから届きました!

2022年9月13日発注時リードタイム;6~8週間、それが10月17日到着!

引き伸ばし機
Intrepid Compact Enlarger (35,120) 

運送用厚手段ボール箱を開けるとポップな箱に入っていました。4種類のコンセント変換アダプターが付いていたのとアダプターに日本語表記まであるのは計画時に海外市場を視野に入れていたのでしょう。

コンセント変換プラグ(4種類)

暗室タイマー (Intrepid Darkroom Timer)
電源:DC 5V 4 Amp

暗室タイマー

左側:引き伸ばし機への電源供給ケーブル
右側:DC電源ケーブル
このタイマーにはUSBコネクター(手前左側)が付いていて現在のバージョンが、V2.02と表示されます。将来のバージョンアップ用のようで、Intrepid Camera.Co. UKのやる気が伺えます。

なお、本体やタイマーのどこをみても製造国や製造番号などの記載が無く日本の製品を見慣れている身にとってはある意味新鮮な感じがしました。

フィルムキャリア 

35mm 6x4.5 6x6 6x7 6x9
35mm用フィルムキャリア

コピースタンド(LPL CSーA4)にセットした状態

当初、蛇腹部分の伸縮が出来ず、ため息が、、、いじり回しているうちに、バリッという音とともに動くようになり一安心、、、

梱包には取扱説明書は入っていませんでした。
ただし、出荷連絡メールに『Enlarger Timer Quickstart Guide』がPDF書類として添付されていましたので事前に目を通していましたが本体そのものは単純な構造なので必要が無い、ということかも知れませんね。

セットしてみての感想:
上部のライトボックスに水準器が2箇所ついてますがコピースタンドに付けると僅かに前屈みになりました。

僅かに前屈み

取り敢えず取り付け面に0.4mmの板を2枚挟んで見たところ平行性を保つことが出来ました。

0.8mmの板を挟んで固定

コピースタンド面に水準器を置くと水平なので、スタンドの柱の鉛直性の確認をして原因を探ります。(このままでも、問題ないと思いますが)

システムに電源スイッチが無く、暗室タイマーから電源アダプタを抜くしかありません。また、ライトボックスへの電源供給ケーブル接続が水気のある場所で使うことを前提に防水構造にしているようで、非常に固くて引っ張っても外せません。ガイドを読むと接続部分を曲げたり拗らないように、問題があれば、Hot airで軽く暖めるように、との記述がありました。設計時点で半永久的接続を意図しているようです。

ライトボックスへの電源供給コード接続部

全部接続して試運転をしました。
ネガキャリアにフィルムを挟んでフォーカススコープを使ってピント調整をしますが、レンズを開放にしても確認しずらいのが難儀です。5分経つとランプが消灯するのでちょっと焦ります。こんなものか、と思いますが慣れるまで時間がかかりそうです。

LPL フォーカススコープ

この引き伸ばしシステムを選んだ理由
・コピースタンドでも三脚でも使用出来る
・使用時以外はコンパクトに収納出来る
・カラープリントも出来る
・ライトボックス部分を外すとデジタルスキャン可能
・LEDランプになっており発熱が少ない(?)
・多機能の割に低価格(?)
 引き伸ばし機は中古で安い物はありましたが程度がマチマチ、ランプがいつまで
 入手出来るか不明、とにかく大きくて重いので狭い家に置く場所がないのが
 一番の理由です。

さて、次回は試し焼きの紹介まで行けたら良いのですが、、、、(笑)

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