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とりあえず、エンタメ好きな人は見ようか。|東京03 FROLIC A HOLIC feat. Creepy Nuts in 日本武道館 なんと括っていいか、まだ分からない|

下書きを見漁っていたら、こんなものが残ってました。

DVD/BDが発売されている今、投稿するべき時期がやってきたなと思った次第である。






「東京03 FROLIC A HOLIC feat. Creepy Nuts in 日本武道館 なんと括っていいか、まだ分からない」

日本武道館で行われた東京03のスペシャルライブ。お笑い好きなら名前は聞いたことあるかな?
今回は特別ゲスト(Creepy Nuts)の物語と言っても過言ではない。自著伝的な回となっている。(構成はオークラさんですが…)


エンターテインメントここに集結

ここまでエンタメの全ジャンルをごちゃまぜにしたライブがあっていいのか。
コント・(即興)演劇・ラジオ・ジャズ・ラップ・DJ・アイドル
ここで言いたいのは単なる「コント、音楽、ラジオ」の単純な羅列ではなく、
『コント⇔音楽⇔ラジオ』
縦横無尽にグラデーションで変化していく。
ここまで広がりを見せてしまうと収拾がつかないが、しっかりと一本の軸が存在し、最後はとんでもないおさめ方をするのである。
今回はタイトルの通り『Creapy Nuts』にfeatureしているためR-指定さん、松永さんはほぼ出ずっぱり、逆に東京03よりも出番が多かったのではないだろうか。


FROLIC A HOLICはエンタメ回のApple

Appleは『テクノロジー×デザイン』を極めた会社とよく表現される。 FROLIC A HOLICは『お笑い×音楽』を密に連携させることによって他のライブと差別化を図っている。
『お笑い×音楽』というのは昔からよくあるフォーマットであり、みんなが知っているところだとザ・ドリフターズは音楽とお笑いを極めた集団だと言われている。
昨今お笑いだけ・音楽だけのファンがいるが実は両方掛け合わせるともっと面白く、演者の人となりが出て初心者でもとっつきやすい表現方法だと思う。
今回は『お笑い×音楽』にさらに『ラジオ』が追加され、ストーリーが進行するのである。


なんと括っていいか、まだわからない

生で一回観ている演劇とはいえ、これを何と呼ぶのか実はまだ分かってないし、括ろうと思ってもいない
普通なら、「このエンタメは○○です」と一言で言うべき必要があるかもしれない。
しかしそんなことをしては野暮である。
好き勝手にエンタメを巡る最高の悪ふざけ公演が存在するだけである。


「何回も観てから語ろうじゃないか」

演劇を人に勧めることはめったにないが、これは見るべき作品だなと改めて感じる。
音楽は好きだけどお笑いはなぁ。
お笑い好きだけどラジオはあまり聞かないかなぁ。
そもそも演劇観たことないなぁ。
すべてのエンタメが織りなす究極的人間パフォーマンスだと感じた。
とりあえず、一回観ろ。
括れるもんなら括ってみろ。
そんなお笑い、音楽、ラジオ の愛溢れるオークラさんの挑発にも感じる。



おまけ ※ネタバレあり

R-指定さんが自分の心の中をラップで表現するコント。
いつの間にか心の中で叫んでいたものが口に出して言ってしまっている。
そのときの百田夏菜子さんの表情、
R-指定さんの感情と共に色が変化していくライトアップ、
吉住さんの人間のいやな苦みを抽出したようなキャラ。
このコント、おかしくて、恐ろしくて、苦しくて。スキです。

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