Practice makes Perfect

「Practice」という言葉は「練習」と訳されることが多いので、「Practice makes perfect」という言葉を「地道な反復練習を繰り返し繰り返し行うことが完璧を作る方法である」という意味でとらえてるいる人は多いですよね。

でもこれって元の意味とはかなりズレがあることに最近気がつきました。

「Practice」は本来「Theory」の対義語。つまり机上の「理論」「理屈」に対しての、「実践」とか「実行」の意味なんですね。だから「Practice makes perfect」をざっくり意訳するなら「うまくなりたきゃ(理屈こねるより)やってみろ」。辞書でよく「習うより慣れろ」と訳されているのもこのニュアンスをくんでいるからですね。

英語喋りたいなら参考書読んでるよりも実際に外国の人と話してみた方がいいよ、手品うまくなりたきゃ鏡の前にいるよりたくさんの人に見せた方がいいよ、これが「Practice makes perfect」の精神。日本語で「練習」というと「本番に向けてのトレーニング」というニュアンスが入ってしまいますが、英語ではむしろこの「本番」こそが「Practice」なんですね。練習で完璧にしないと本番には立てないってことじゃなくて、とにかく本番に出て場数を踏まないと完璧になんてなれっこないってことを言っているのです。

失敗の許されない環境でお客さんを前にしてパフォーマンスをするという機会を毎日いただけることがどれほどありがたいかを実感する毎日です。まだまだPerfectにはほど遠いですが、毎日改善できることを少しでも見つけてPracticeあるのみです。

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