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【資本主義の飼いかた】―資本主義のアップデートについて考える Advent Calendar 2023・まとめ

そもそも経済とは、物々交換から始まりその歴史の中で物を交換する価値の担保や尺度としてお金が発明されました。 ヒトは便利さをお金で買ってると言っても過言ではありません。しかしこの直近5年ネットやSNSの普及でそれがガラリと変わってしまったように感じます。

「お金で交換できる経済」
「お金だけで交換しない経済」の2つの経済圏。この2つの狭間で、もがき苦しんでいる若い世代を見ることが増えました。だからシーズン1では5本書いてきました。

なるべく主語を大きくせず、経済を読み解こうとすると社会学っぽくなってしまい、なかなか本質を語りきれません。そこで「資本主義経済」に焦点をあてて書き残しておこうと思います。

池松潤(いけまつ・じゅん)
コミュニケーションデザイン /文筆家/  株式会社Figurout中のひと
慶應義塾大学卒・大手広告代理店を経てスタートアップの若手との世代間常識を埋める現役57歳。登壇・イベント・ときどき婦人公論にコラムなど⇒ https://lit.link/junikematsu



資本主義って超・生存力が高くて「社会主義を破り」自ら変化し繁栄しているように見えます。NHKBS1スペシャル「欲望の資本主義・特別編ー生き残るための倫理が問われる時―を見ていると、これは「人間が生み出した生き物」として捉えて「飼いならし方」を考えたほうがいいと思うようになりました。

https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2021116059SA000/


資本主義経済という「生き物」3つの生存要素を考える

①「経営者の挑戦・リスクテイク(利益剰余)」
②「株価のメカニズム(美人コンテスト)」
③「株式会社の生存力(死なない/有限責任)」
この生き物は上記の3つで回ってるように見えます。資本主義という生き物を飼いならすためには(一部の金融界隈の専門家を除くと)この辺の知識や理解がないと議論しにくい。ここが難しすぎて、なかなかハナシが先に進まない感があります。

では資本主義経済という「生き物」の3つの習性(クセ)とは何なのか?以下の3つをピックアップしてみました。

1:会社(株式会社)は、赤字倒産はあるけど、利益トントンなら死亡しない(不死という非自然)
①実際は自己破産とセットになっているけど見かけ上は有限責任
②論語と算盤の理念「算盤に長けていればお金は設けることができるが、得られた利益を社会に還元しなくては、富は長く続かない」は忘却の彼方へ

2:社員・外部委託には利益剰余が配分されない
社員が生んだ価値の一部に給与・対価は払うけど、毎日言われたことやってるだけでリスクをとってないから、残りの価値(剰余価値)は払う必要がない。これに対して実質的な不払い労働で不当な搾取であるという意見もある(マルクスの資本論より)私的にはリスクを取って義理深く働いてもいいし、ストックオプションをもらってもいいと思う。「幸せ」は人それぞれだから。

3:株価は美人コンテスト。美とはアートであり空気感や人間の心理で動く。
ミス●●を選ぶように、美人コンテストは投票であり因数分解できない。その場の人間の心理で大きく変わる。株価もこれに似ていて、将来性や人気はヒトの空気で変化する。


「金融」とは、資本主義経済における「手法」である

元Yahoo!IR室長の浜辺さんnoteを読んで、改めて「そもそも資本主義の知識がない」ってところに癌がある。と感じるようになりました。

「金融教育」じゃなくて、資本主義経済という「生き物」の飼いかたを教えてもらう機会がない。のではないだろうか。「論語と算盤」の現代アップデート版を教育に組み込むのが必要なのではないか。これはオトナになってからでも遅くはない。


そもそも見直してみると、現代日本の「金融(銀行・証券)」は、バブル崩壊後の黒船(外資)襲来で規制緩和はしたものの、本質的に「資本主義経済を考え直す」までには至らなかったのではと感じます。

この状況を乱暴に例えていうなら・・・
「医学」の未発達な江戸時代の「医療」に似ている。
西洋医学が来るまえの東洋医学は漢方や暦などを使っていて、ペニシリンや抗がん剤はなかった。ワクチンという概念さえなかったわけですから。

しかし西洋医学が万能だと思い込むと「成長 or 死・DIE」になりがち。
元GSの清水大後さん著書「資本主義の中心で、資本主義を変える」ではその辺を「人生訓」として、また「哲学書」として書かれています。「幸せ」が「なんのための成長かわからない」と「狂った世界」になってしまう。だから経済学でも金融学でもなく哲学なのだと思います。


たしかに、この状況を変えるには難しい。資本主義経済は「システム」だから。この国では「システム(決まりごと)」とは「(お上が定めるもので)自分には関係ない」という空気がまだまだ根強い。(地方に行くほどこの空気感は強い)

「いまの資本主義はおかしい」と誰もが気がついている。

主婦であれば旦那の稼ぎが増えないと感じてるだろうし、子供なら親の背中をみながらyoutuberを見て、「働く」って一体なんなんだろうと感じていると思う。今まで通りじゃないとわかっている。だから「資本主義のアップデート」アドカレにこれだけ多くの方々が参加されたのだと感じています。


資本主義とか自分には関係ないと思っているヒトほど、必要な視点がちりばめられているのが、昨年末に開催された「資本主義のアップデート」アドベントカレンダーだと感じています。

発起人の、清水大吾さん、中村研太さんにはリスペクトしかありません。


下記に「参加者の方々のまとめ」を書いたので、もし興味がある方は読んでみてください。日頃のモヤモヤした霧が晴れるヒントがあるかもしれません。エントリーしていただいた方々に感謝です。

資本主義のアップデートについて考える Advent Calendar 2023(敬称略・日程順)


12/1 廣畑 達也(英治出版 編集者)過去関わった書籍

社会起業家という存在に出会い事業を通して「経済性」と「社会性」を両立させるそのあり方に感銘を受けました。以来「ソーシャルイノベーション」についてコツコツ取材を続け、人が持つ可能性を解き放つためのコンテンツづくりに取り組んでいます。趣味は「本屋活動」(詳しいプロフィールはコチラ

一人称の経済へ―社会起業家を10年追いかけて見えてきたこと
一つひとつの選択は確かに小さいかもしれない。でも、「わたし」を取り戻した人たちの行動が積み重なっていけば、「きれいごと」はいつか当たり前のこととして現実化し、社会も変わっていくんじゃないか。一人称で行動する人が増えた先の、新しい経済の姿を思い描きながら、今日も取材し、伝えつづけている。

本文はこちら⇒ https://note.com/pirohata/n/nd2ae7059b414


12/2 小森谷 浩志(株式会社ENSOU 代表)企業HP  禅的マネジメント著者

博士(経営学)、神奈川大学経営学部国際経営学科非常勤講師、一般社団法人インターナショナルZENカルチュラルセンター理事、株式会社ジェイフィール コンサルタント(詳しいプロフィールはこちら

禅から見た資本主義
最後に、鎌倉時代の曹洞宗の創始者道元の『普勧坐禅儀』の一節を紹介したい。
冒頭の白隠禅師の『坐禅和讃』と同様に坐禅のススメの書である。
「須く回光返照の退歩を学すべし」
光を自分に向け直し、自分を見つめることを学ぶべきだ。
その時、進歩ばかりでなく、退いてみることが肝要になる。

本文はこちら⇒ https://note.com/ensou_biz/n/n05e96b6af343?sub_rt=share_h


12/3 諸藤 周平(REAPRA グループCEO/エス・エム・エス創業者)企業HP 

株式会社エス・エム・エス(東証一部上場)の創業者であり、11年間にわたり代表取締役社長として同社の東証一部上場、アジア展開など成長を牽引。同社退任後2014年より、シンガポールにて、REAPRA PTE. LTD.を創業。東南アジア・日本を中心に、数多くのビジネスを立ち上げる事業グループを形成する。1977年生まれ。九州大学経済学部卒業。(詳しいプロフィールはこちら

社会と共創する資本主義
「社会と共創する熟達」を株式会社で資本主義の中から取り組むということは、言い換えると「社会と共創する資本主義」の研究実践を試行錯誤することとも言えると思います。
今までの資本主義の変遷として様々な社会的要素を取り込み修正がされてきたとは思うものの、「人の心や感情」と「あらゆる生物を含む地球」をどう配慮していくかにおいてまだ取り組める余地が大きいように感じています。
現在から次の世代への時間軸において、社会課題としての「人の心や感情」、「あらゆる生物を含む地球」を資本主義の中にどう取り込んでいくかが私たちの時代に課せられてチャレンジだと考え、それを資本主義のアップデートとして取り組んでいきたいと思っています。

本文はこちら⇒ https://www.facebook.com/100002280509092/posts/pfbid0EJHgVF7TPo1aJFN5PRexi7dLhyY8cDW8YkP82H9NTjk1t739AKMbexBiLbnjMEk8l/


12/4 武井 浩三(経営思想家/社会活動家/社会システムデザイナー)プロフィール

社会活動家/社会システムデザイナー 1983年、横浜生まれ。ダイヤモンドメディア株式会社 創業者。ホワイト企業大賞 企画運営委員会 委員。株式会社eumo 代表取締役 CJO。株式会社Next Commons Lab 代表取締役。株式会社Asante(AFRIKA ROSE)取締役。株式会社ブレスカンパニー(手放す経営ラボ)取締役。NPO法人neomura 理事 CFOなど他多数(詳しいプロフィールはこちら

そもそも資本主義とは何か。お金の仕組みを知る。
株式市場は、上場企業に無限成長を求める。これのどこがサステイナブルなのだろう。滑稽ですらある。
道路、上下水道、電気ガス、通信、移動、物流、等の社会インフラが概ね整った成熟国日本。しかも人口は2009年から減少に入った。2021年は60万人減。2022年は80万人減。おそらく今年は100万人ほどの人口減少になるだろう。大きな先行投資の必要がない。経済(ここでは貨幣量の意)が成長する訳がない。資本主義って、何だっけ?それを改めて理解し直す必要がある。

本文はこちら⇒ https://www.facebook.com/kozotakei/posts/pfbid02tQ3YgoX6bLdTMpnY78d3wFVQjFjDWsxPZtwf5u6AKH6dT6ntXzNjqjed7xpEJTMal


12/5 入山 章栄(経済学者 早稲田大学大学院経営管理研究科教授)

慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科修士課程修了。三菱総合研究所で主に自動車メーカーや国内外政府機関へのコンサルティング業務に従事した後、2008年に米ピッツバーグ大学経営大学院よりPh.D.を取得。同年より米ニューヨーク州立大学バッファロー校ビジネススクール助教授。(詳しいプロフィールはこちら

未来はStakeholder Alignmentにある
現代の資本主義の中心を支える株式会社に対して、経営学者として私が特に関心を持つのは、ステークホルダーの不一致(Stakeholder Unalignment、私の造語)という株式会社の根本的な特徴である。
例えば、株式会社にとって最も重要なステークホルダーは株主に加えて顧客であり、従業員である。しかし、株主、顧客、従業員の目指すところ、企業に期待するところは同じとは限らない。特に課題なのは、顧客と株主の関係だ。従業員には自社株を持たせることもできるが、全ての顧客に株を持たせるのは難しい。したがって、顧客と株主の関心の不一致は大きいことも多い。例えば顧客は、自分たちの地域社会のために、環境や子育てや限界集落などに配慮した製品を作ってほしい、と期待しているかもしれない。他方で、投資効率を重んじる株主は経済性の低いそのような投資を望まないことも多いだろう。私がこのStakeholder Unalignmentを乗り越えるのに期待しているのが、「協同組合」の考え方である。

本文はこちら⇒ https://www.facebook.com/daigo.shimizu.96/posts/pfbid02e9erk9ztydktuLURdoVsQEJdmWivtyKLaDHejdEMsZRQk8tAjmuYrGJyh4sAsHZ6l



12/6 堀 克紀(日本政策投資銀行/元Climate Youth Japan共同代表)linkedin

未来に希望が持てる社会へ 〜若者が描く資本主義の未来〜
資本主義がもたらしたもの
古代から人類は集団を成し、共同体として連帯していたように思う。自然と繋がり、その恵みに感謝して食糧を分けあい、仲間と繋がり、外敵から共に身を守り合った。その繋がりから外れることが死を意味したため、人が最も耐え難いのもまた孤独なのだろう。
資本主義は、所有を認め、競争を通して個人の努力や実績が報われるようにすることで、個人に決定権を与えたという意味では画期的だった。これにより、社会は生産性を高め、人類は物質的な豊かさを手に入れた一方、人や地域、自然との繋がりは希薄化したように思う。どこの産地か分からないものを食べ、都心に住んでも隣人の顔も分からない、生きるために孤独にお金を稼ぎ続ける、そんなことが常態化し、生活は便利になっても、消耗し始めていることに人々は気づき始めているのではないだろうか。
思えば、資本主義の指標の一つであるGDPは、人々の想いや繋がりが考慮されていない。私が休日にゴミを拾っても、近所の子供の面倒を親御さんの留守に見ても、GDPには含まれない。人々の思いやりがある社会とない社会のどちらが豊かな社会かと問われると自明なように思うが、GDPという指標はその問いに答えられない
私自身、そうは言ってもなお、資本主義は、元来人々を幸せにするために生まれた物だと考えている。地域共同体における物の交換手段として生まれた貨幣を用い、人々に多様な生き方の手段を与えながら、競争によって社会を進化させてきた。なにより資本主義によって達成されつつある物質的満足はかつての私たち人類の宿願であったはずである。しかしながら、私達が今求めているのは、更なる物質的な豊穣ではない。人間の可能性を信じ、繋がりを取り戻していくには、私たち人間自身のために時代にあった資本主義に改変し、過去を乗り越えていくことが必要なのではないだろうか。
注:本記事での見解はあくまで個人の意見であり、いかなる組織を代表するものではない。

本文はこちら⇒ https://note.com/katsutoshi_hori/n/nabb3670f9bc1?sub_rt=share_sb


12/7 小林 賢治(シニフィアン株式会社 共同代表/Nstock株式会社 エグゼクティブ・アドバイザー)FB

兵庫県加古川市出身。東京大学大学院人文社会系研究科美学藝術学にて「西洋音楽における演奏」を研究。在学中にオーケストラを創設し、自らもフルート奏者として活動。卒業後、株式会社コーポレイトディレクションに入社し経営コンサルティングに従事。その後、株式会社ディー・エヌ・エーに入社し、取締役・執行役員としてソーシャルゲーム事業、海外展開、人事、経営企画・IRなど、事業部門からコーポレートまで幅広い領域を統括する。(詳しいプロフィールこちら

スタートアップを真に盛り上げる株式報酬のパワー
(略)
そんな未来には、私はしたくありません。
経済的リターンだけが幸せの源泉とは決して思っていませんが、経済的リターンが一定水準あってはじめて、Well-beingが実現できると思っています。
そのためには、経営陣はこれまで以上に報酬設計に意識を払う必要があります。
「うちはやりがいがあってビジョン共感度が高いから、従業員の給料を低く抑えられているんです」という経営者に出会ったことがあります。それは、恥ずべきことでこそあれ、誇ることでは全くありません。
日本が長いデフレから急速に抜け出しつつある今、「いかに低く労働力を確保するか」ではなく「しっかり報酬を支払って、それ以上に高い付加価値をいかに生み出すか」こそが経営者の力量を発揮すべきところだと思っています。

本文はこちら⇒ https://www.facebook.com/okamocha/posts/pfbid0dWxf2WwtKH7eyiLUCFAiWx54ucKwPcxWK3B8XFGW6jpNvbnZmA3WJMeMXfrSW5dMl


12/8 岩崎 明彦(社会投資家 / NPO法人パブリックマインド 代表理事)/ note

東京大学法学部卒業。学生時代に「プラットフォーム」を設立し、地域活性化プロジェクトなどを推進。社会人になってからは「20世紀の学校」を主宰し、業種を超えた社会人との交流会・勉強会を実施。現在、経営コンサルタントとして活動(詳しいプロフィールはこちら

今こそ資本主義をアップデートするファイナンスが必要だ!(前編)
私は、「社会投資家」という立場で、世の中の様々な社会課題等の解決に向かって活動しているNPO団体や社会起業家に対して資金を提供する活動を行っています。ファイナンスという切り口で、ソーシャルセクターや社会起業家の現状をめぐる課題と資本主義をアップデートするために必要なファイナンスのあるべき姿 を考えていきたいと思います。

1. 社会変革を担う主体は、以前はNPO法人のみであったが、最近では社会性の高い株式会社も増えており、営利と非営利の境目がなくなってきている
2. 一方で、ファイナンスの制度は「寄付」と「投資」に二極化されている
3. 今、最も必要なのは「寄付」と「投資」の中間の性格を持つファイナンスである
4. 社会的にインパクトがあり、事業性がありつつも、あまり儲かることがない(経済的リターンは限定的)という社会的事業・ソーシャルベンチャーの実態を冷静にとらえるべき
5. その結果として、資本主義をアップデートするためのファイナンスとしては、現時点ではブレンド・ファイナンスが最も有用である可能性が高い。

本文はこちら⇒ https://note.com/japanasian/n/n5aad6dd222ce


12/9 夫馬 賢治(ニューラルCEO/信州大学特任教授)ESG思考 著者/ X

サステナビリティ経営・ESG投資アドバイザリー会社を2013年に創業し現職。東証プライム上場企業や大手金融機関をクライアントに持つ。スタートアップ企業やベンチャーキャピタルの顧問も多数務める。著書『ネイチャー資本主義』(PHP新書)、『超入門カーボンニュートラル』、『ESG思考』(講談社+α新書)、『データでわかる 2030年 地球のすがた』(日本経済新聞出版)他。(詳しいプロフィールはこちら

日本に跋扈するステークホルダー資本主義の誤解
日本ではおそらく今日もまた、
虚像の「ステークホルダー資本主義」が語られているのだろう。
だが、議論の出所になっている文献では、
日本で語られているものとは全く違う内容が書かれている。
日本では、株主と他のステークホルダーを
対立する概念として位置づけて続けている。
だが、ステークホルダー資本主義を主張している当の本人たちは、
そうではなく、両者が対立しない概念を構築していくことが
最も重要だとしている。
これは多くの人の常識を覆す大胆な問題提起なのだが、
どうも正しく理解されていない。
ステークホルダー資本主義に関心がある人には、
ぜひとももう一度原典に立ち戻って、
提唱者が何を言おうとしているかに、
耳を傾けてみていただきたいと思う。

 本文はこちら⇒ https://note.com/kntn123/n/ndac4f64cb9d0


12/10 伊井 哲朗(コモンズ投信 代表取締役社長兼最高運用責任者)企業HP

山一證券入社後、主に営業企画部に在籍し営業戦略を担当。その後、メリルリンチ日本証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)の設立に参画し約10年在籍。コモンズ投信創業と共に現職。2012年7月から最高運用責任者兼務。BSテレビ東京「日経プラス9」レギュラーコメンテーターも務めるなどメディア出演多数。著書に「普通の人」が「日本株」で年7%のリターンを得るただひとつの方法(講談社)価値向上のための対話(日本経済新聞出版社 共著)97.7%の人が儲けている投資の成功法則(日本実業出版社)など。詳しいプロフィールはこちら

よりよい経済循環、社会を創りたいと想って、リスペクトするメンバーで始めたコモンズ投信の取り組み
コモンズ投信は、2008年のリーマンショックの真っただ中に投信会社のライセンスを取得しました。このタイミングだったことには、何か意味があったのだろうな~と最近はよく思います。
創業メンバーは、このアドカレにも参加されているバリュークリエイトの佐藤さん、佐藤さんは「30年のエクイティ・ストーリーを書いて、経営者の方々とガチで対話をしたい」と話され、また、日本の長期投資家の草分けで、キャピタルで日本代表も務めるなど長く活躍された吉野さん、吉野さんは「僕は長期投資を長くやってきて、その大変さも醍醐味も知っているけど、日本の生活者が長期の資産形成が出来ていないことには忸怩たる思いがある」と話され、そして資本主義の父の玄孫でもある渋澤は、「30年という視点で物事を考える人々の英知を集めたい」と話していました。こんなメンバーを中心にコモンズ投信は始まり、30年目線で長期厳選を行うコモンズ30ファンドの運用が始まりました。

 本文はこちら⇒ https://www.facebook.com/tetsuro.ii/posts/pfbid037xgwNyGk2ujQtGZDouxn7VMTM7VVL83adcENuJxSrZxg69yPkTkb2J5UULxErwyNl


12/11 渡辺 裕子(ライター)

2009年からグロービスでリーダーズ・カンファレンス「G1サミット」立上げに参画。事務局長としてプログラム企画・運営・社団法人運営を担当。ブックライティング、インタビューライティングを中心に活動中。(詳しいプロフィールはこちら

コスパとタイパと資本主義
(略)膨張した欲の行き着く先はどこか
では、欲の行き着く先はどこなのだろう。ガッツリ長期的に儲けるために、欲の大きさが必要だとするなら、この2つはどこまで比例するのだろうか。
ビジネスの成果=利益÷(投下資本×時間)だとするなら、分母である投下資本と時間を限りなく大きくしていくことで、手に入るかもしれない利益は増え続ける。カジノでテーブルに賭け金が積まれていくように。でも「50000年後に1000000000000000000000(以下略)ドルが戻ってきます」と言われても、ちょっと投資しづらい。ていうか、しない。時間軸が長すぎて、想像の範疇を超える。人類が生存しているかどうかもわからない。
そう考えると、成果=利益÷(投下資本×時間)の方程式は、突き詰めた結果、どこかで破綻するものなんだろう。そう思っていたところ、割と身近に反証があることに最近気がついた。「1億円払うと来世に救われる」というビジネスモデルで、5000年くらい昔からある。
仏教では、56億7千万年後に弥勒が現れ、衆生を救うとされているそうで、そのために人々は徳を積み、よりよく生きることを願う。これほど不確かな投資はない。でも本当にほしいリターンは、来世に自分や大切な人がきっと救われると信じて現在を生きていく力だ。
ネット民の間では「最もコスパがいいのは子どもを持たないこと」「いや、生きていること自体、コスパ悪くね?」という自嘲気味の議論が見られるが、ものすごい真実だと思う。そもそも価値が定量化できない、ムダかもしれない何ものかに向かって私たちは今日も元気に生きている。コスパやタイパに一喜一憂しながら。

  本文はこちら⇒ https://paidia.cc/archives/195


12/12 renny(個人投資家)note

25年超はたらいている上場会社でスタートアップ、PEファンドへの投資を長く担当し、数百社を毎年リサーチ。

投資家のOSをアップデート!というBig Hairy Audacious Goal - BHAG
「算盤だけのヤツ」とは、まさに「今だけ、自分だけ」だと捉えました。
「今だけ、自分だけ」から、時間、空間を広げて、自分の資本(必ずしもお金とは限らない)を地球や社会のためにどう活かすべきなのか。どう活かしてどんな未来を想像するのか。
そんな「投資でお金を活かしたいOS」が資本主義を変える。
「投資でお金をふやしたいOS」の数は世界中に膨大な数、存在しているのは明らか。これをアップデートするのは壮大な作業です。
しかし、取り組むべき価値のある Big Hairy Audacious Goal - BHAG (from ビジョナリー・カンパニー)ではないでしょうか。
まず、考えてみてください。あなたが投資している会社を眺めてみて、自分のお金は上手く活用できているか、と。

本文はこちら⇒ https://note.com/renny/n/n78d6439dd336


12/13 浜辺 真紀子 『株主との対話ガイドブック』『この1冊ですべてわかる IRの基本』著者

浜辺真紀子事務所(IR/ESGコンサルティング)代表 、「株主との対話ガイドブック」「この1冊ですべてわかるIRの基本」「ヤフージャパン市場との対話」著者、(株)大塚商会社外取締役、日本マクドナルドホールディングス(株)社外監査役、MORROW SODALIシニアアドバイザー(著書はこちら

「資本主義のアップデート」のベースとなる「金融リテラシー」を高めるために
「上場は誇り」だけど、「株式投資はギャンブル」?
 私は以前より、株式市場に関する一般の方の反応が時折「ちぐはぐ」であることに違和感を持っていました。
例を挙げてみましょう:
・子供が就職する企業が、「プライム市場上場企業(以前は東証一部上場企業)」であると安心する
・上場するスタートアップ企業は凄いと感じる
・株価が高い企業は信頼できると感じる
一方、
・株式投資はギャンブルと同じであり、「株に手を出す」、つまり株式投資をする人は信用できないと感じる
・株式投資で大損した人の話を聞いたことがある
 当然のことながら、上場企業は株式投資を行う投資家がいるからこそ成立します。それなのになぜ、投資行為に対するネガティブな印象が根強く存在するのでしょうか?
 企業が上場することの意味、そしてその上場企業株式に投資することの意味がそもそも理解されていないことが原因の1つになっていると考えられます。

本文はこちら⇒ https://note.com/makikohamabe/n/n0c3c63caca98


12/14 三村 愛  株式会社りぷらす @7万人の統計を基にした似合うファッション×生成AIを展開中

株式会社りぷらす 代表取締役
神奈川県横浜市生まれ。2010 年にシンデレラプランニングを創業。自分に似合うファッションやメイクを学ぶことができるビフォーアフター体験サービスの提供を開始。2012 年には株式会社りぷらすを設立。専門スタッフ(コーディネーター)を育成し、7 万人の統計データから生まれた「88 診断」をもとに、一人ひとりが自分の内面に合った自然体でいられるファッションをしながらも、あか抜けて魅力的に見えるように服装・メイクアップ・ヘアスタイルなどのトータルスタイル(見た目)のプロデュースを行う。自身も体型のコンプレックスに悩んだ時代を経験。服やメイクの力でコンプレックスを克服し、起業や結婚に至った経緯から「ファッションを通して人生が変わる」を広める事業に励んでいる。

行き過ぎた資本主義が進む「このファッション業界の片隅で」
サロン経営をして11年。
これまで沢山のお客様の背中を押してきた私には野望がある。
ファッション業界から資本主義を正常化したい。
もっと大きな欲を出せば、この日本の市場を
「商品」中心でなく「人」中心に変えたい。
サロン経営だけでは壮大な野望を果たせないので11年のサロン運営から生まれた診断実績9千件と元々扱ってきた7万人の統計を基に「似合う服を診断して再現できるAI」 AI88system を開発して特許を得た。
(中略)
私は変えたい。
流行りの服を見てため息をつき「私は可愛くないから似合わないのだ」と苦しむ子たちをなくしたい。
たまたま流行りの服が似合わないだけで、あなたに似合う服は別のテイストでちゃんと存在する。
着られることなく燃やされていく服を、その服と出会えることで幸せになれる人たちが見つけられるようにしたい。
ファッション業界に難をつけたいわけではない、流行そのものが悪いわけでもない。
ただ、行きすぎた資本主義が見直されて、人にも環境にも優しく社会全体の幸福度を底上げできる業界になってほしいと切に願う。
何度も書くが、ファッションにはそういう力があるのだから。
私は私のできうる限りの力を使って、この業界の資本主義の在り方を変えるために叫び、そしてここから新しくAIという名の武器を持って風穴を開けたい。

本文はこちら⇒ https://note.com/mimuraai/n/nb9f0009e06a4


12/15 Marie Oshioka | Heralbony

Creating a world with love, art and diversity. Wharton MBA(理事) / 経産省(METI) →McKinsey→Money Forward Head of IR (+ESG)→Heralbony COOで優しくて強い企業を目指します

「かっこいい」をアップデートする
こんにちは、株式会社のヘラルボニー COOの忍岡(おしおか)です。
この記事は、【資本主義のアップデートについて考えるアドベントカレンダー2023】の企画として書かれたものです。

株式会社 Figurout CEOの中村さん、『資本主義の中心で、資本主義を変える』著者の清水さんを発起人とする「資本主義のアップデートについて考える Advent Calendar 2023」の企画にお声かけいただき、光栄なことに経済学者や投資家の皆さんと並んでこのような記事をを投稿する運びとなりました。
さて、ヘラルボニーは資本主義をアップデートしていると言えるのでしょうか・・?

本文はこちら⇒ https://note.com/heralbony/n/nfd5f4462cfce


12/16 市川祐子 『ESG投資で激変!2030年会社員の未来』『楽天IR戦記』著者

マーケットリバー(株)代表取締役。『楽天IR戦記』著者。楽天、NECグループ等で約15年に亘りIR(インベスター・リレーションズ)、資金調達、東証一部上場準備等に従事。旭ダイヤモンド工業、クラシコム、Stroly、ユアマイスターにて社外役員を現任。一橋大HFLP非常勤講師。

外国人投資家に言われて刺さったことば3選 ~オーナーとの対話で資本主義の原点に還ろう~

1.“People” 米系資産運用会社
「日本企業の資本効率の低さを突き詰めると、人と組織の問題に行きつく」
2.“Invest in the “why” “米ベンチャーキャピタリスト
「起業家のWhy(なぜこの事業を行うのか)に投資する」
3.“Uniqueness” 英資産運用会社
株を保有する理由を訊かれて、“(It's) Unique.” とだけ答えたオーナーがいました。
以上、3選でした。選に漏れたものでは「Capital allocation」や「Commitment」がありますが、この話はまた今度。

資本主義の原点
なお、誤解のないように申し添えると、トレーダーも市場の公正な価格形成には不可欠な存在で、企業が軽視すべき存在ではありません。IRもそういった方たちに向けて公平に行う必要があります。また同じ投資家の中にもトレーダー的要素もオーナー的要素もあるでしょう。ですが、あえて申し上げると、企業の経営者が、将来のあるべき姿を共有し、対話の相手に選ぶべき投資家は、オーナーです。
オーナーとトレーダーとの差は、資金提供者の資金の質や、投資哲学の差であると思われます。
日本にも素晴らしい投資哲学を持つ運用会社で、オーナーになっていただきたい会社がいくつもありますが、それらに比べると、海外には懐の深さ(運用期間)も大きさ(資産金額)も桁違いの会社がいくつもあります。
そういった投資家との目的のある深い対話は、資本主義の原点を見るようなもので、IRの世界に身を置いてよかったと今でも思っているものです。
「アップデート」を一回りしたら、原点に戻った、そう思っています。

本文はこちら⇒ https://note.com/marketriver/n/n0097a9f8a6b3


12/17 Yuki Isogai Sustainability Businessをコンサル会社でリード・パートナーしてます。

欲望をハックする
山口周さんが「資本主義をハックする」とおっしゃっていますが、資本主義とハックすることってなんだろう、という私なりの解釈が「欲望をハックする」ということ。長期にわたりサステナブル・ビジネスの現場で働いてきましたが、「より多くの人がそれぞれのあり方で幸せに生きれるような、より良い社会」ことを実現するのは、誰かから強制された仕組みや、ルールではなく、欲望に働きかけるビジネスの力の見せ所であり、それを一定以上のスピードとスケールで広げていくためには資本主義という仕組みが不可欠となります。もちろん、スピードやスケールではなく、小さなコミュニティを作っていくような試みも大切です。両方のアプローチが手を取り合い、大きな仕組みも、身近なコミュニティも、もっともっとよりよいものになっていけばと思います。
共著書:『SXの時代』『2030年のSX戦略

本文はこちら⇒ https://note.com/yuu240/n/n31ac6ba0007a


12/18 加藤俊

メディア・編プロ(株)Sacco代表。法人が人や社会をどれだけ大切にできているかを情報開示する場coki(コウキ)運営。連載:日経産業新聞(日本経済新聞電子版)や週刊エコノミストなど。一般社団法人SHOEHORN理事。一般社団法人100年経営研究機構参与。

日本版ステークホルダー資本主義の社会実装
いまのサステナビリティトレンドの延長線上に資本主義のアップデートがあるのか?
現在、世界人口は80億人を突破しているそうだ。人類の誕生から20万年をかけて10億人になったのが産業革命後の1850年代のこと。それから僅か200年で10倍の100億人(2050年代)になることが予測されてもいる。
人類とは何か。もともとは地球と生命体との共進化のプロセスで生まれた多様な生物の一種に過ぎないはずだった。それが、いつしか自然を大幅に改変するようになった。ついには自らの母胎である生態系を破壊するようにもなった。肥大した産業経済活動は地球の炭素循環系を攪乱させ、地球温暖化を引き起こした。近年、毎年「異常気象」が言われるが、こうも続けば、もはやこれが「平常運転」。自然界のリズムはすっかり変調をきたしてしまった。格差は広がり、富める者はますます富み、貧する者はますます貧す「K字問題」が世界中で言われるようになった。
こうした人類の活動によって社会経済や地球環境の変動が急増している現象を「グレート・アクセラレーション」というらしい。
惑星の持続可能性に疑義が持たれる中、多くの人が新しい時代を求めている。長きにわたり人類に突きつけられてきた、さまざまな問いをもう先延ばしにはできない。多くの人がそう考え、たくさんの思いが形をまとい、目指すべき社会像や人の生き方のアップデートについて、「これだ!」という明瞭な輪郭を描こうとしている。
いまは、そういったパラダイムシフトの時期。時代と時代の端境期なのだろう。それゆえに、事態は複雑怪奇となっている。
いまのサステナビリティトレンドの延長線上に、資本主義のアップデートがあるのか? この問いに対するボクの答えは、世界にとっては長い目で見て、確実にいいことだけれども、日本にとっては短期的に益するのかはわからない。というか、否定的に見ている。理由は後述する。
まず、現況を整理するところからはじめたい。

本文はこちら⇒  https://note.com/gumigasuki/n/n377d289060f8


12/19 朝山あつこ 認定NPO法人「キーパーソン21」代表理事

「NPOのど真ん中で新資本主義を考える」
 お金が最優先だった時代から、一人ひとりが幸せと感じられる社会のシステムつくりの時代への変化に向けて、このアドベントカレンダーに登場されるような日本のトップランナーの方々が、自分事として捉え考えておられることで、日本はもっと幸せを感じることのできる国になっていけるのではないかと希望を感じています。
私は、19日目を担当するにあたり、お金に換算しにくい活動を行うNPOにおいて23年間事業を行ってきた立場から、2つのことを提案したいと思います。
1.一つ目は、「日本における子どもの意欲の低下の問題」が緊急に対策の必要な課題であるということ。人材が枯渇すれば、資本主義も新資本主義もあったものではない。日本の未来を創造する子どもたちを育むということを企業やビジネスの最前線におられる皆さまと本気で取り組む仕掛けをつくれないだろうか。
2.二つ目は、人の幸せを中心に考えることが新資本主義であるならば、目の前の社会の課題に立ち向かおうとするNPOの社会起業家の卵たちと、企業や新資本主義における“ビジネスモデル”の構築に成功されている皆さまとが手を取り合い、社会課題を解決するNPOの“事業モデル”を作ることを仕掛けていくことはできないだろうか。

本文はこちら⇒ https://note.com/wakuwaku_engine/n/nb9b00932dbf8


12/20 鈴木 直之 株式会社 ZENTECH 代表取締役

大阪府出身。父親の仕事の関係で小学校・中学校と南米ペルーで過ごす。2019年3月、一般社団法人Next Commons Labと愛媛県西条市が実施しているローカルベンチャー誘致・育成事業に参加し、西条市に移住。ZENTECHを立ち上げ、ソーシャルドネーションアプリ「ZEN messenger」の企画・開発・運用を行う。

君たちはどう「配る」か ー資本主義をめぐる冒険
今回初めて「アドベントカレンダー」というものを知ったのですが、これ、めちゃくちゃ面白いですね!
同じ山をいろんな人が別々のルートから登っているのが見える感じというか。
その登山者の一員としてこの企画に参加できることを嬉しく思っています。さて、僕は現在、愛媛県西条市というところで、地域課題の解決に取り組んでいる人たちを支援する「ZEN messenger」というアプリを開発・運営しています。
もともとは大阪に住んでいましたが、2019年に移住してきました。
僕自身、西条市にはなんの縁もゆかりもなく、地域の活動に対してとりわけ興味関心があったわけでもありません。
そんな僕が西条市という地方都市でいわゆる「ソーシャルビジネス」を興すことになるのだから、人生とは不思議なものです。
今回いただいた貴重なこの機会に、なぜ今自分がここにいるのか、少し振り返ってみたいと思います。

本文はこちら⇒ https://note.com/zen_tech/n/na4ec790a93e2


12/21 中久保菜穂  シェルパ・アンド・カンパニー CEIO

資本主義のアップデートとESG評価の関係
ハーバード大学のレベッカ・ヘンダーソン教授は資本主義を再構築するための第一歩は、「株主価値追求を放棄するのではなく、資本主義が依存する自然・社会・制度の健全性を支える義務が企業にもあるという考えを企業が受け入れることだ。」としています。その上で、企業間の協力を強制し、正しいことをさせながらも競争上不利にならないようにすることのできる主体として投資家と政府を挙げています
私は大学院を卒業した後、Human Rights Watch UKで半年間、インターンとして働き、企業に人権保護を促進するためにアドボカシー活動を行いました。しかし、その過程で企業が行動を起こすまでには時間がかかることにフラストレーションを感じました。そして、なぜそうなのか考えるうちに、企業が行動を起こすためには、それが企業のステークホルダーに受け入れられることや、競争上の不利を避ける仕組みが必要だと気づきました。その後、ESG評価機関であるVigeo Eirisにアナリストとして入社し、ESG投資が企業が変化を起こす動機づけとなる、大きな可能性を感じたというわけです。
従来投資家が投資判断を行う際には、投資先のキャッシュフローや利益率などの財務情報を利用してきましたが、それに加えてESGの要素 - 環境(E: Environment)、社会(S: Social)、ガバナンス(G: Governance) - を考慮する投資が「ESG投資」とされています。ESG投資は投資家が投資先企業に対してESGに取り組むことを促すメカニズムとなるわけです。
そこで、投資家は企業のESGに関する方針や取り組み、パフォーマンスなどを追跡する手段が必要になりますが、それがESGに関する企業の開示情報といったいわゆる一次情報や、それら一次情報や企業アンケートなどを分析・評価した結果としてESG評価機関が提供しているデータ・ESG評価ということになります。よってESG評価も資本主義のアップデートを支える貴重な情報源ということができるでしょう。

本文はこちら⇒  https://note.com/cierpa_and_co/n/n2bfb2ecb525c


12/22 篠田真貴子(Makiko Shinoda)エール株式会社 取締役

2020年3月エール参画。日本長期信用銀行、マッキンゼー、ノバルティス、ネスレを経て、2008 年〜2018年ほぼ日取締役CFO。退任後「ジョブレス」期間を約1年設けた。慶應義塾大学経済 学部卒、米ペンシルバニア大ウォートン校MBA、ジョンズ・ホプキンス大国際関係論修士。経済産業省 人的資本経営の実現に向けた検討会 委員。人と 組織の関係や女性活躍に関心を寄せ続けている。LISTEN――知性豊かで創造力がある人に なれる』『ALLIANCE アライアンス――人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用』監訳。『デュアルキャリア・カップル――仕事と人生の3つの転換期を対話で乗り越える』日本語版序文

25年前に見えていた資本主義の未来|「文化資本の経営」
『文化資本の経営』は1999年に世に出た本だ。著者の福原義春さんは、1997年まで10年間、資生堂の社長をつとめ、その後も同社の会長、名誉会長であった。本書は絶版になっていたが、このたび復刻出版された。(私も推薦の言葉を寄せた。)
25年前の経営者が書いた本にいま、私たちが注目すべき理由はなにか?
(中略)
文化とは何か。資本とは何か。
パーパス経営、ESG、D&Iなどは、単にバラバラと発生したキーワードなのではない。資本主義が転換点を迎えていて、これからは「文化資本」が牽引する時代だ。そうした構造変化の結果として必要になってくるものが、例えば今で言うパーパスであり、ESGであり、人的資本だ…と福原さんは書いている。(1999年の本なので、パーパスやESGという用語ではないが。)

私の理解を説明しよう。

まず、福原さんは「文化」をさまざまな言い方で説明している。いくつか引用する。
・文化は、芸術芸術や学術・思想に限らない。
・文化は、感性や知を蓄積しながら常に生成・発展する生き方である。
・文化とは、「異質な相反する物事の出合い」によって生み出される。
・異なった文化の出合いや混合では、葛藤や対立が起きることが大事。文化への理解がないと、定義づけられた世界と現実世界の落差が起きる。
・文化の発信とはこちらから知っていることを伝えるのではなく、あちらの内部に眠っているものを掘り起こしていくこと

では「文化資本」とは何か。なぜ文化が「資本」になるのか。

株式会社の原型は、一人ではできないことをみんなでやろうと、仲間が集まりお金を出し合ったことだ。そこでは「より快適な生活環境をつくるためのアイデア」も出し合った。つまり、お金とアイディアはセットだった
アイディアは、その人の感性と知性の蓄積から生まれる。そして前述の通り、文化とは感性や知を蓄積しながら常に生成・発展する、ある集団の人々に共有される生き方のことだ。つまり、原初の株式会社では、お金と、お金の出し手たちが育んできた文化がセットで「資本」として事業に注入された。

本文はこちら⇒ https://note.com/hoshinomaki/n/n373cdfa69cc1


12/23  田中弦  Unipos株式会社 代表取締役社長CEO

1999年にソフトバンク(株)インターネット部門採用第一期生としてインターネット産業黎明期を経験。その後ネットイヤーグループ、コーポレートディレクションを経て、2005年ネットエイジグループ(現ユナイテッド社)執行役員。2005年アドテクとインターネット広告代理店のFringe81株式会社を創業。2013年3月MBOにより独立。2017年6月に東証マザーズへ上場。
2017年に社内人事制度「発⾒⼤賞」から着想を得たUniposのサービスを開始。2021年10月に社名変更し、Unipos株式会社 代表取締役社長として個人の人的資本を発見し組織的人的資本に変えるUniposの提供を中心に活動。
「人的資本経営専門家」として経営戦略と人事戦略を紐づけるための「人的資本経営フレームワーク(田中弦モデル)」の公開や3500以上の人的資本開示情報を読み込んで導き出した独自の見解を数多く発信。多くのメディアから注目を集め、新聞・雑誌・テレビなどへの出演多数。「心理的安全性を高める リーダーの声かけベスト100(ダイヤモンド社)」著者。

田中弦が語る、2023年度 人的資本経営まとめ&未来予測
(略)
2023年、開示元年を振り返る
そして2023年。さっそく1/31にはパブリックコメントを受けた改正案が発表され、公布・施行。開示好事例集も発表されました。3月末決算の企業には突貫での開示対応が迫られました。
また、3/28にはリクルートワークス研究所から、未来予測2040 労働供給制約社会がやってくる が発表されました。少子高齢化社会における未来予測で、2030年には341万人、2040年には1100万人の需給ギャップが予想されました。
目の前の開示で大変なことになっていたタイミングでのこの提示はさすがリクルートワークス研究所さん、と思いました。人口増社会では、ニーズがあれば人を採用することで売上を向上させることができました。人口減社会においては、ニーズがあっても人を採用することができず、稼働率が落ちる。こういった人手不足に対抗するための、人的資本経営を、経営戦略に組み込んでいく必要性を改めて、思い起こさせる素晴らしいリサーチでした。
そして6月。いよいよ3月末決算を経て、3月末決算企業の2325社あまりの企業が有価証券報告書における「初の有報での人的資本開示義務化」を経験することになりました。積極的に開示を行う企業と、消極的に様子見した企業と二極化が見られました。私田中とボランティアグループも、開示と同時に2300社の全件を読み込み、調査を行いました。

 本文はこちら⇒  https://unite.unipos.co.jp/2129/?fbclid=IwAR0-6CdyLWLuSBZJmoOieL5cDZBCWVuQ57WdOCXnmmKB7-MDsd9PHfE5joU


12/24 佐藤明  株式会社バリュークリエイト パートナー

1987年野村證券グループ入社、以後1989年に同社証券アナリスト。
日経金融新聞(現日経ヴェリタス)アナリストランキングでは、
29歳で企業総合部門で1位(1995年)、1994~2000年造船・プラント部門7年連続第1位。
2000年、IT業界に特化した投資調査会社で調査部長。
2001年5月日米公認会計士の三冨正博と株式会社バリュークリエイト設立。
東京理科大学大学院(MOT)非常勤講師、デジタルハリウッド大学でコーポレート・コミュニケーション論准教授、海外資産運用会社、レオス・キャピタルワークス株式会社、長期投資のコモンズ投信取締役などの社外取締役を経験。現在、株式会社ソケッツ(東証マザーズ)の社外取締役を務める。

【資本主義のアップデートを考える】
皆で、資本主義のアップデートについて考えるという企画、素晴らしいですね。現実を直視すれば、現在の資本主義が様々な面で限界にきているのは明らかです。金融資本主義が生み出すボラティリティ、地球と人々の心への負荷、格差拡大・分断などの問題は、資本主義のアップデートだけではなく、価値観・制度など、世界のOSそのものがアップデートされるの時がきていることを示唆しているように感じます。
僕の関心は、どうやって、資本主義枠組みに「ワクワク」(ココロ)を取り戻すかです。そして、現時点での僕の提言は、ANDを青臭く議論する、文化・リベラルアーツから学ぶ、オーナーシップを持つの3つです。
「ANDの議論」とは、ゼロか100だけでなく、5:95、20:80、50:50、30:25:25:20など、いろいろな選択肢を考え、対話していくということです。例えば、資本主義を株式会社による短期の利潤追求だけで考えずに、長期視点やNPO・共同体的な組織との共存を考え、議論していくことです。渋沢栄一は「論語と算盤」を、「ビジョナリー・カンパニー」のジム・コリンズ氏は「ORではなくAND」を、マイケル・ポーターは「共通価値(CSV)」を語りました。資本主義=利潤追求で、世界中のお金が短期の企業業績とコンセンサスとのギャップに基づく、超高速のアルゴリズム取引だけに集中すると、ボラティリティは高まり、企業は本質価値を高める投資ができなくなり、企業価値・社会価値は生まれないでしょう。渋沢栄一氏は約500の会社設立に関わったことは知られていますが、実は約600のNPO(病院・学校など含む)の設立にも関わったことは、案外知られていません。ドラッカーもNPOの時代を予見していました。生活協同組合や信用組合のような組織、DAO的な組織など、様々な形態も考えられます。その他にも、利殖と贈与、財務資産と無形資産など、考えるべきテーマはあります。「無形資産は数字で測れないから当てにならないという声はありますが、数字で測っている財務諸表やGDPが本当のところどれだけ実態を表しているのか」、「株式会社の使命は利益を上げることだとして、その利益は、ビジネスサイクルに関係なく決められた四半期や1年の利益か、10年か、30年なのか」など、僕たちが使っている「合理的に見える前提」も「そもそもその前提は間違っている可能性はないか、あるいは違う解釈もあるのではないか」という視点で、青臭く、議論していくことをしていきたいです。
資本主義のアップデートは、絵本・映画・本や歴史・哲学などの文化・リベラルアーツから学べることは多いと思います。僕たちはどんな世界を望んでいるのか、望んでいないのかを五感で捉えたり、共有したりすることは、控えめに言っても数式モデルと同様に大切だと思うのです。僕自身は、長年、無形資産による価値創造を追いかけてきましたが、その上で、「星の王子さま」の「大切なものは目に見えない」というメッセージを意識していました。時間、人間性、生産性などについて、ミヒャエル・エンデの「モモ」から大きな示唆を得ています。古くは工場労働者が機械部品のように扱われることを喜劇化したチャップリンの「モダンタイムズ」、最近ではローマン・クルツナリックの『グッド・アンセスター わたしたちは「よき祖先」になれるか』で、『子供たちの「沈黙の春」』と紹介されていた『ロラックスおじさんの秘密の種(The Lorax)』が印象的でした。資本主義のアップデートを含む、世界のOSの変化を考える上では、歴史・哲学などのリベラルアーツはとても有用だと思います。僕の場合は、自然体でいけば、「現在、先進国に住んでいる」というフィルターバブルの中で物事を考えていますが、時空を超え、社会OSも違う歴史を学ぶことで、メタ認知ができるようになります(なると信じています)。個人的には歴史を語り合うCOTEN RADIOを聴き、身近な人たちと対話することで、自分自身のアップデートに努めていますが、ここは、まだまだ発展途上です(汗)。COTEN RADIOのポスト資本主義の話は、お勧めです。所有が重要な概念である資本主義においても、ナレッジは、共有すればするほど、価値が高まっていく財なので、様々な場所で、多くの人と、ナレッジを共有したいと思っています。
僕は、資本主義のアップデートによって、豊かな社会と明るい未来に貢献したいのですが、そのためには、自分自身をアップデートし続けないと、始まらないと痛感しています。つまり、オーナーシップの問題です。日本で言えば、主語のない「失われた30年」ではなく、「僕たちが失った30年」という認識を持てるかどうかです。アナリスト時代、90年代半ばに、最低から最高にアップデートしたアメリカの工場を訪問しました。ワーカーを資産として認識し直し、投資をして、様々な改革を行った成果です。工場見学をしていると現場の人たちが「Sense of ownership(当事者意識)という言葉を誇らしげに、目を輝かせながら、笑顔で語る姿が印象的でした。僕自身は、日本の企業経営、資本市場は、世界から比べると良い面もあるけれど、致命的な課題もあるという問題意識、日本企業の価値創造、資本市場を多様性に貢献したいという想いから、2001年にバリュークリエイトという会社を設立しました。まだまだ道半ばですが、無形資産による価値創造を軸に、経営者との対話、コモンズ投信やレオス・キャピタルワークスなどの新興資産運用会社の立ち上げ・成長の支援、若い社会起業家への投資・応援などの活動をワクワクしながらしております。同じ山に登る(=志を共有する)皆さんと、山の途中で、雑談したり、一緒に登ったりできたら、嬉しいです。最後に、この企画の趣旨に合わないかもしれませんが、毎年、誕生日に書いている僕のオーナーシップ宣言を共有させてください。「資本主義の未来を皆さんと考えます。」が入っていました(笑)。

本文はこちら⇒  https://www.facebook.com/akira.sato.102/posts/pfbid021XXXdukpLYWajRxRJhJPP6h9ppgcvPmJGYQr4gnmjwNRiixt38j5nBeKS925kPrNl


12/25  小平龍四郎   日本経済新聞 上級論説委員兼編集委員

日本と海外の金融機関やマーケットを30年取材。現場の記者時代には「山一証券自主廃業」「村上ファンド登場」「カネボウ上場廃止」などの特報に関わる。東証・兜クラブキャップや論説委員、アジア総局編集委員などを経て、現職は経済解説部編集委員。日経本紙コラム「一目均衡」を10年以上執筆。著書に「グローバルコーポレートガバナンス」「アジア資本主義」「ESGはやわかり」いずれも日本経済新聞出版社。

「ESG」から「esg」へ~バズワードを脱して前に進め
「ESG(環境・社会・企業統治)」について原稿や講演を求められると、冒頭のつかみとして紹介するデータがある。「ESG」という言葉がどれくらい頻繁にメディアに登場しているのか、新聞記事の本数を暦年で集計したものだ。今回、新たに調べてみると、2023年は転換点の年であることが分かった。
日本経済新聞の記事データベースである日経テレコンで、本紙朝刊に登場した「ESG」の関連記事の本数を年ごとに数えてみた。2023年は本稿執筆中の12月24日現在で551本と、通年で22年の3分の2程度になるのはほぼ間違いない。この言葉がメディアで急速に露出し始めた14~15年から数えて、初の減少となる。
少し経緯をふり返る。
この言葉が公式に世に出たのは、国連が責任投資原則(PRI)のなかで「ESG」と記した06年のこと。日本のメディアで目に見えて記事が増え始めたのは15年からだ。世界的には「パリ協定」が合意され、環境問題への意識が急速に高まった年だ。国内では、アベノミクスの一環として始まった企業統治(コーポレートガバナンス)改革が加速し、コーポレートガバナンス・コードでESGの考え方が言及された。さらにこの年は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がPRIに署名し、運用の委託先にESG投資を促し始めた。
やや時間をおいて19年には米主要企業の経営者団体、ビジネス・ラウンドテーブルが"Statement on the Purpose of a Corporation"を発表し、いわゆる「資本主義の見直し論」に火をつけた。シェアホルダー主義かステークホルダー主義か。双方の陣営が論を張り、ステークホルダー主義の象徴としてのESGが頻繁に言及されるようになった。
環境問題、ガバナンス改革、さらには資本主義再構築の思潮。いくつもの要素が重なり、ESGをバズワードへと押し上げた。30余年、金融・資本市場を取材し、さまざまな流行語を見聞きし書いてもきた筆者からしても、かくも長きにわたり高頻度で使われてきた言葉はちょっと記憶にない。あえて類似のアルファベット省略形を探せば、新興国ブームをつくったBRICs(ブラジル・ロシア・中国・インド)だが、それも00年代初めの数年に限られていた。
ESG関連の記事数が初めて減少に転じることは、ブームの終わり以上の意味を投げかけている。ESGをどのように昇華させるべきか、一人ひとりが考える時なのだ。

本文はこちら⇒   https://note.com/ryushiro/n/ne4bbcd4c3eeb


【アンコール ~特別寄稿~】

■アンコール その① 12/15 田辺理(株式会社コノセル Co-founder/CEO )HP
資本主義を通じて、社会課題を解決する

■アンコール その② 12/23 金光 碧(株式会社bitFlyer 執行役員 Head of Crypto Strategy)プロフィール
資本主義からこぼれるものにお金をまわす~ツールとしてのDAOとGenArt~

■アンコール その③ 12/24 馬渕 磨理子(日本金融経済研究所 代表理事 / 経済アナリスト)HP / note
資本主義、「懐の深さ」と「レヴィアタン化」


総括 清水 大吾(元ゴールドマンサックス証券)資本主義の中心で、資本主義を変える著者

青臭い理想論を掲げ、覚悟を持とう
既存の経済システムを変えるというのは相当に困難、というかほぼ不可能でしょう。でも、たとえ直接的に変えることは出来なくても、変化の流れを作り出し、そして大きくしていく事によって、後で振り返った時に「あの時が転換点で、結果的に変わったよね」という状況は作り出せるはずなのです。しかしながら、「後で」というのが10年後なのか100年後なのかは誰にも分からない。その時には自分がもう地球上にいない可能性も十分にある。そんな雲をつかむような壮大な取り組みだというのが、「資本主義を変える」ことに関する冷徹な現実なのでしょう。
じゃあ何もやらないのか?数十年後の子孫たちからの、「なぜあの時に行動してくれなかったの?今ではもう手遅れじゃないか。。。」という声なき声に耳をふさぐのか?
私もイロイロと考え、悩んだ末にこう思うようになりました。「明日地球が滅ぼうとも、僕はミカンの木を植え続ける」と。(←私は愛媛県人なので、リンゴじゃなくてミカンです♪)
このアドカレによって我々は、志を同じくする仲間をたくさん見つけることができました。まだまだ小さくはありますが、確実に資本主義をアップデートするための「流れ」を作り出す事が出来たのではないでしょうか ?
引き続き青臭い理想論を掲げ、「自分がやるんだ」という覚悟を持ち、その熱量を持って周りを巻き込み、この流れを更に大きくしてまいりましょう。そのためにも是非、今回のアドカレのリンクをたくさんの人に拡散頂けましたら幸いです!

本文はこちら⇒  https://newspicks.com/news/9373866/body?ref=topics



元ゴールドマンサックス出身で「資本主義の中心で、資本主義を変える」の著者のDaigo ...

Posted by 諸藤 周平 on Saturday, December 2, 2023

【資本主義のアップデートについて考える】 こんなバトンリレーの企画が立ち上がった。 https://adventar.org/calendars/9132 第四走者は俺。 「資本主義のアップデート」ってなんだろう。 そろそろ、日本国...

Posted by 武井 浩三 on Sunday, December 3, 2023

少し日付が変わってしまいましたが、「資本主義をアップデートする」を題材としたアドベント・カレンダー5日目は、入山章栄先生です!! 株主と従業員の利害関係は、従業員が株を持つ事である程度は緩和できる。 一番難しい株主と顧客の利害関係の調整に...

Posted by 清水 大吾 on Tuesday, December 5, 2023

【資本主義のアップデートについて考えるアドベントカレンダー2023】 ふだんnoteに継続的に買いているわけでもないので、この手の話はお断りすることが多かったのですが、尊敬する 清水 大吾...

Posted by 小林 賢治 on Wednesday, December 6, 2023

【資本主義のアップデートについて考えるアドベントカレンダー2023】 今回、発起人のお一人の中村さんからお声がけいただき(もう一人の発起人、清水さんとも長いお付き合いです)、「資本主義のアップデートについて考える Advent...

Posted by 伊井 哲朗 on Saturday, December 9, 2023

【資本主義のアップデートを考える】アドカレの投稿です。長文、失礼します。皆で、資本主義のアップデートについて考えるという企画、素晴らしいですね。現実を直視すれば、現在の資本主義が様々な面で限界にきているのは明らかです。金融資本主義が生み出す...

Posted by 佐藤 明 on Saturday, December 23, 2023




ココまで読んだ方には感謝しかありません。「お金で交換できる経済」と「お金だけで交換しない経済」シーズン2。また書こうと思います。まとめた「noteマガジン」はコチラ

https://note.com/ikematsu/m/mcb7570fb0916


ではまたnoteでお会いしましょう。

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