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へちまの大冒険 ~大脱走劇から振り返る反省点~


どうもこんにちわ。社畜のワイです。
今回は箸休め企画として、私の愛猫へちまが小さい頃に起こした㌧でもドタバタ事件の話をします。

私の最愛の猫、へちまさんは1996年生まれ。
2022年に猫生を全うするまでの25年間、猫のプロとして生きてきたわけが、
だからこそへちまにもその長い猫生の中でたくさんの出来事があった。
今回はそんなへちまの思い出と共にその時の失敗から学ぶ反省回ですw

※Amazonのアソシエイトとして、[如月紅庵]は適格販売により収入を得ています。

■へちま、まさかの脱走

あれはマジで昔過ぎて覚えていないんだが、多分だけど今から余裕で20年以上前の話。
2002年頃だと記憶している。
つまり、へちまが6歳くらいの頃。

ある日買い物から帰ってきたかーちゃんがへちまを探したがへちまがどこにもいない。

家中を探すもいない。
どこ探してもいない。

そしたらオヤジが部屋の窓を開けっぱなしにして寝ていた。
しかも微妙に網戸が空いていた。
どう考えてもへちまはそこから脱走したようだった。

当時へちまはまだわずか6歳。
基本的にはおとなしい猫だったがまだまだ遊びたい盛りの子供猫。

わずかな隙間があったら頭を突っ込みたくなるのは猫の性というもの。

しかし

当時はまだネットも黎明期、
「猫がいなくなったので探すのにどうしたらいいか」なんて情報の呼びかけをするような場もなく、
また、20年前ってまだギリギリ野良猫なんかも普通にいて、
田舎じゃなくとも「日中は自由に猫を外に遊びに行かせてる」
なんてお宅も多かった時代(のはず。まぁうちは完全室内飼いだったが)、
今思い返せばなんとなく
「大好きで大切な家族ではあるが、いなくなってしまったものはしょうがない」
みたいな雰囲気が両親の中でもあったのではないかと思う。

私の感覚としても、へちまがかわいくて仕方なかったのは確かだが、
メインのお世話はかーちゃんがしていたため、やはりへちまは「かーちゃんがかわいがっている猫」「かーちゃんに特別なついている猫」みたいな印象が強かった。

長々と言い訳をしたが、そう、要するに知識がないから探しようがなかったのである。(※当時はね。)

実際へちまは超お転婆な幼少期(この時よりもっともーっと小さかった子猫時代)にはよく窓から脱走して隣のお宅に侵入したことなんかもあった(笑って許してくれた)ので、
もしかしたら帰ってくるかもしれない」という淡い期待を込めて、
その日は玄関の隙間をちょっとだけ開けたまま寝た。(※普通に危ない

ちなみに私は泣き、オヤジはかーちゃんに死ぬほど責められて落ち込んでいたはずだ。


■帰ってきたへちま(帰ってきたウルトラマン風に)

その日の夜、聞き慣れた鈴のチリンチリンという音ともにか細い声で「ニャーン…ニャ-ン」という鳴き声が聞こえてきた。

なななんと、
へちまが戻ってきたのだッッ!!

…しかし、ものすごーく泥だらけであるwww

家族一同へちまが戻ってきたことに狂喜したのもつかの間、
すんごい泥だらけやん…
ということでへちまを早速風呂に入れたのであった。。。

■今振り返る反省点

さて、時は2023年。
現在はSNSという便利なツールがあるので私も迷い猫などの情報を度々目にすることがあるし、リツイートをすることなんかもあるが、
当時のことを振り返って反省点を洗い出してみることにする。

・「猫は外に出さない」が大前提

まず、猫は完全室内飼いが基本中の基本だということ。

飼い主の管理下でたまに外を散歩させるレベルなら問題ないと思うが、昭和じゃあるまいし「猫を外に出入り自由にしている」なんて正気の沙汰ではないと思っている。

例え田舎であっても、タヌキなんかに襲われる可能性だってあるわけだし、よその猫と喧嘩して帰ってくることもある。
腐ったものを食べてしまうことだってあるかもしれない。
そうして病気を持って帰って来る可能性があるから外は危険なのだ。

「狭い家の中にずっと閉じ込めておくなんてかわいそう、自由に伸び伸びと外を行き来させてあげたい!!」なんていうのは猫が所詮「タダのペット」だった頃の時代の話だ。

幼い我が子(人間のな)が昼夜問わず平気で家と外とを出入りしてる家庭なんてないんだからそれと同じなのである。

よって、まずはいかなる理由があろうとも(自分の目の届く散歩など以外で)「猫を外に出すな」が鉄則である。

当然猫が外に出てしまうような「隙」も作ってはいけない。

迷い猫がいなくなってしまう理由も「玄関から飛び出してしまった」というのがほとんどなので、油断出来ない。

もし好奇心旺盛な猫であれば、宅配などの些細な来客でもぬからぬよう、玄関付近にバリケードを張るなどの対策も必要だろう。


・事前に情報収集を欠かさずに

「うちは完全室内飼いだから大丈夫」
などと高を括っているのは厳禁だぞ。

万一猫が出ていってしまった時はどうするか??
大体の人がテンパってしまうだろう。
「うちの子も有り得るかもしれない」と事前知識を頭に詰め込んでおくのはとても大事。

万が一にも出ていってしまった時にどうするかを知識として知っておこう。

よく言われるのが、室内飼いの猫は意外と家の近くにいるということだろう。
使用済みで自分の匂いのついたネコ砂などが有効だという。
詳しくは上記リンクを読んでおくように。

・帰ってきたらまず病院

これも事前知識として知っているのといないのとでは大違いだが、もし猫が帰ってきたら真っ先にかかりつけの獣医さんに連れて行けということだ。

うちはへちまが自力で戻ってきたのと泥だらけだったのをいい事にそのまま風呂に入れてしまったが、今考えるとそのままの状態で獣医さんに連れていくべきだったのではないか…??とは思う。

風呂に入れてしまうということはへちまが外で身体に刻み込んできた様々な「証拠」を洗い流してしまうということだ。

そこは意見が別れるかもしれないが、実は私たちが思っているよりも愛猫は衰弱してる状況かもしれず、そんな中で大きなストレスになる風呂に入れるのも愛猫には大きな負担になるだろう。
なるべくならそのままの状態で獣医さんに行くのがいいと個人的には思うね。

こちらも下記のリンクを参考にされたし。


・SNSの呼びかけにご注意

SNS時代の今、猫が迷子になってしまったら藁にもすがる思いで情報提供のツイートをしたくなる気持ちは痛いほど分かるが、個人的にはSNSでの発信は最終手段だと思っている。

というのもSNSで呼びかける時ってだいたい「〇〇県〇〇市〇〇の近くの…」って愛猫がいなくなった付近についてをツイートすると思うが、それって自分の住所に限りなく近い情報を全世界に垂れ流すということになる。

私のように口の悪い人間はどこで誰に恨まれてるか分からないので特に気をつけなければならないが、普通に危ないのでSNSでの呼びかけについては、個人的には「まず、猫捜索のプロに頼む、その後に獣医さんや近隣の施設に協力を得て張り紙などした上で、それでもアカンかったらSNSで呼びかける」というのがいいのでは無いかと思う。

とまぁキレイごとを言ってみたものの実際にいなくなったらテンパって自分も泣きながらツイートしちまうんだろうなぁとは思う…

まぁ、とにかくSNSで呼びかけるということは拡散されれば絶大な効力を発揮するが、それだけ自分の個人情報を晒すことになるというリスクが伴うことはしっかりと理解しておこう。

・マイクロチップや小型GPSを活用する

今ではすっかりおなじみになったペット用のマイクロチップ。

一応知らない人の為に説明しておくが識別番号などの情報を保持した極小のチップを犬や猫の体内に埋め込んで個体の識別をするというものだ。

詳しくはこちらを参考にされたし。


まぁ要するに自分ちの犬猫が居なくなっちまった時、どこかに保護されたその犬猫を「ワイんちの子や!!」と言うためのものだ。

災害大国の日本で入れない理由は無いし、事実へちまだってハタチの時にマイクロチップを入れた。
(事実、先生に「え、へちまさん入れるの??」と驚かれたw)

自治体から助成金をもらえる場合もあるので「うちは外に出さないから大丈夫✋」なんて余裕ぶっこいているそこのお前、
今すぐ調べて素直に入れておけ。

ただ、勘違いしないで欲しいのはこのマイクロチップは「GPSではない」ということ。

あくまでマイクロチップを埋め込んだ犬猫がどこかに保護された時に初めて活躍するものである。

そういった時のために首輪などに着ける小型のGPSがいいのではないかと思ったが、調べてみたらリアルタイム追跡ができるようなものは少なく、「半径何メートル以内が関の山」とか「誰かのbluetoothに反応して追跡するから誰も人がいないところでは意味が無い」とかそんな制約つきのものばっかりだった…

一応リアルタイム追跡ができるものも無きにしも非ずだったがなんかデカいんだよなぁ。
微妙。

家の中では是非 #Catlog を着けてほしいから、Catlogとの併用などを考えてもあまりおすすめなものがない。

これについてはいいサービスや商品があったら情報求む。

※個人的には、そもそも猫が家から飛び出さないように万全な対策をしてデカいGPSなんか着けるくらいならCatlogを着けて毎日の猫の健康管理をしっかりしてほしいところである。


・防災対策の見直しもしておきたい

これについては以前書いたnoteを是非読んでいただきたい。


「猫がいなくなる」というのは日常生活よりも災害時のほうがよっほどいなくなる可能性が高いのではないかと思うので、この機会に防災対策も見直しておくとよいだろう。

前回noteに書いたように具体的には「緊急カード」などを用意してとよいだろう。

それにしてもいい事書いてんなぁ、ワイ!!w


■へちまのみぞ知る一日

それにしても当時へちまはなぜ戻ってきた…というか、戻ってこられたのだろうか??

というのも、当然今まで獣医さんなどに連れて行くことはあったが、だいたい家から洗濯ネットに入れて車で連れて行っていたため、へちまがうちへの帰り道を知っていたことに驚いた。

そういや今の家にへちまと2人で引っ越して来た時も、獣医さんに連れてった時には、帰り道に家に近づくとキャリーバッグの中で激しくそわそわしていたのを思い出した。

外の世界は知らずとも、やはり匂いのついた我が家は分かるのだろうか…。

一日大冒険をして、泥だらけになって帰ってきた結果、当然のように風呂に入れられたへちまだったが、その表情は心なしか誇らしげだった気がする。

どこをほっつき歩いて来たのかは知らんがへちまは外の世界を一度くらいはなんの制約もなく、見てみたかったのかもしれない。

泥だらけになるまで一日遊んで帰ってきたへちまが、一体どこで何をしていたのか、それはへちまのみぞ知る一日になったのであった。。。


▲ちなみに、へちまは2022年に25歳で猫生を全うしたわけだが、我が家ではこの脱走事件があった時に「へちまが入れ替わった説」や「機械の体を手に入れた説」を根強く主張しているw

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