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【イタリア】夏営業終わり、客が消える…

来週からいよいよ、秋冬体制になります。
つまり、ランチ営業と夕方のハッピーアワーである
アペリティーヴォのみで、夜のレストランは閉めます。

天気予報を見ると、悪天候が続き気温も下がることから、
夜の営業をしない決断をしました。


書いている今日(15日)は、最後の夏とも思えるほど。
日中の日差しは暑く半袖の人も多かったですが、
風が強くて曇が多く、太陽を何度も隠していました。

お昼すぎに訪れた海。
仕事の合間だったので、「ここで横になって
休憩しよう」と夫が提案。

瀬戸内海で育った私は、大時化の海が怖いのです。
岩肌ですが、ここまでは波は届かないと言い張る夫。
隣でもう既に寝始めています。

打ち寄せる荒波と、岩にぶつかり合う轟音が止まらない中、
私は目を閉じることはできず、じっと波を見ていました。

大きな波が押し寄せる度に、どこまで登ってくるのか、
見届けずにはいられなかったのです。

その様子を撮りました。


中央では、波が高くなっているのが分かります。

チューブを描いて前進して来る…
先にある引き返す波とぶつかって、
次の瞬間、

ドゴーーーーーン‼︎

イタリア語の表現なら、
「ダダーン‼︎」
ダの発音は「ア」ではなく、
「オ」に近い音で、「ウ」が混じる感じです。


こーわーいー‼︎

夫は細めでこっちを見ながら笑っています。
絶対波は来ないって‼︎

この荒波が信用できないんです。
ただ慣れていないだけだと思います。

と言いつつも、1時間半の休憩を結局ここで過ごしました。

波を見ているだけでも癒されますね。
手前ではひっきりなしに寄せては返していますが、
ずっと奥の水平線を見ていると、
一本線を書いたようなくっきりとした空との境界線が。

さらに、流れるような雲と、たまに通り過ぎる鳥の優雅な姿に、
穏やかな気持ちになりました。


休憩を終えて仕事に戻りました。


アペリティーヴォは、30人分くらいで少ないです。

そして、夜のレストランには、誰もお客さんが来ませんでした。

海沿いは湿度もあり、より寒く感じるんです。
当店は、ほぼ屋外。風を遮れるようにしていますが、
それでも寒いものは寒い。


早々に切り上げて帰宅しました。


さて、明日から厨房で一人きり、
アペリティーヴォの準備をします。
ホールスタッフの数も減り2人だけ。

週末にやっとランチ営業に入るのでそれまでお預け。
ゆっくり冬時間を過ごしていこうと思います。

明日からどうなるのか…

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