見出し画像

【イタリア】イースターエッグの中身

イタリアで「パスクア」というイースターは、家族と供に過ごす日。だから、商店が並ぶ大通りはBarやジェラテリア(ジェラート屋)さえも閉まっていた。街はクリスマスや元日のような賑やかさはないが、たくさんの家族がのんびり散歩をしている光景を見た。

また、我がSushiレストランは、パスクア休暇なんてないので通常営業。わざわざ遠くから、海を見るついでに当店を選んでくれた家族がいて、穏やかな気持ちになった。

さて我が家の昼食は、夫が魚介を食べたかったようで、昨日ムール貝やイカなどを購入し。シンプルに煮込んだ料理を作ってくれた。

食後の後は、とっておいたパスクアの卵形チョコレートを開けることにした。


実録!卵の中身は何でしょね?

夫に買ってきてと頼んだチョコ。仲良さそうな男女の絵が「僕たちみたい」と思って選んだとか。たまにピュアな少年になる。


「DINSIEME」と書いてある。
“Insieme” は、同じや一緒という意味。それにかけての名前なんだろう。「超サプライズ付き」という吹き出しまである。ちょっと期待してしまう。

まずは、包みを取ってみよう。

ギンギラギンに輝く包みから、すぐに卵が誕生!日本なら、さらにチョコの周りに何か包みそうな感じだが、直で入っている。そして、土台に乗っているので、転がらないようになっている。



どうやって割るべきか。ハンマーでたたくのは、何だかかわいそうだし、散らばると嫌なので、包丁を入れることにした。繋ぎ目の部分を目掛けてゆっくり突き刺してみた。

すると、簡単に「パカッ」と真っ二つに。

空っぽ!と思っただろう。卵の中いっぱいにチョコレートが詰まっているのではなく、空洞になっている。
そりゃそうだ。これに詰まっていたら、すぐ鼻血ブーになることだろう。

そして、期待のアレが入っている…

例の「超サプライズ」!
さて、何でしょね?

タターン‼︎


鉛筆と消しゴムのセット‼︎ 「ヤッター」と無邪気に喜べる年齢じゃない。最初から分かっていたが、子ども用のチョコだ。

気になるチョコレートの味はどうだろ。

食べてみると、甘い甘いミルクチョコレート。子ども用だからそうなるはず。少し食べれば十分。一週間は余裕でもつだろう。 

このまま卵形を大事に保管するのは場所をとるので、全て一口サイズに砕いて、支えていた土台のカップに詰めた。

こんな姿を見て、本当にこのチョコレートが欲しかったのか…と言えばそうではない。サプライズもしかり。パスクアという行事と気分と販促にまんまと乗っかったようだ… 


この卵形は、お菓子メーカーやケーキ屋、企業などが販売している。

世界でモデルとして活躍するイタリア人女優 キアラ・フェラーニは、インフルエンサーでもある。彼女も毎年、グッズを中に忍ばせて作っている。ファンは、写真を投稿し彼女にタグ付けする。それをストーリーズにアップしてくれるから、さらに身近に感じるという戦略。


さぁ、来年も欲しくなるのだろうか。ぃゃ、美味しいチョコレートは専門店で買った方がいい。なら、チョコレート専門店の卵形を買った方が賢いのでは?なんて。来年また投稿しよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?