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「最近の若者は」って言わないさ

「最近の若者は」というセリフはよく聞く。
仕事中、ドラマ、漫画等いたるところで活用されている。
言いたい気持ちは分かるが、言わない方が本人にとってもプラスになると思う。
本日も宜しくお願いします。

「最近の若者は」の歴史

この言葉の歴史は古い。江戸時代にはすでに存在しており、さらにその昔にもこの言葉と同義語が使用されている記録もあるとのこと。
つまり、「最近の若者は」と昔に言われた人も、言う側に回ってきて若い世代に同じように言う。この繰り返しで現在まで続いている。

何故言ってしまうのか?

主に下記の理由だと思う。
①自分自身の経験を無意識に美化してしまう。そしてその経験がすべて正しいと信じている。
②苦労話を語りたい。そして苦労話でマウントを取りたい。
③同じ苦労を味わうべきだと間違ったバイアスがかかっている。
④最近の若者が羨ましくてつい言ってしまう。

この理由+アルコールが入るとついつい言ってしまうのでしょう。

イケオジならどうする?

きっと育ってきた相手の環境を理解して、一方的に自分と同じようにしろとは言わないだろう。
そして、若者に理解してもらうよう説明から始め、質問があれば聞いてしっかりした理由を回答する。
逆に若者意見も聞いて、良い点は導入も検討する姿勢もあるだろう。そういう姿勢だと若者からの信頼も得られやすい。
そもそも『時代も違うからそりゃそうだよな』と前向きに考え、相手を否定しない。

人間は繰り返す生き物

悲しいかな、自身の経験を相手に求めてしまうらしい。
体罰受けた人は体罰をすることに抵抗感が無くなるとのこと。(部活強豪校の厳しい上下関係がコレに該当する)
嫌な経験を次の世代にしないために、当人が我慢して自制しないといけない。
どこかで止めないと負の悪循環は続いてしまう。
振り返って時代背景を冷静に分析して、悪い習慣は勇気を持ってストップして、良い経験は積極的に展開する。
きっとイケオジならこうするだろう。

使わない宣言!

私はこの言葉が好きではない。もちろん、言われても良い気分はしない。
だからこの言葉は絶対使わないと決めた。酔っ払っても言わないし、今後先輩方に言われても次の世代の子には言わない。
『時代も違うからそりゃそうだよな』と前向きに切り替えよう。

「最近の若者は」=オジサンのダサいセリフ
と認識され、使う人も徐々に減る日がいつか来るかもしれない。

押忍。
peace。

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