見出し画像

[2023.10.12]密室づくりが仕事のぼくは、鎌倉に閉じ込められて心地がいい

高円寺のエリックサウスで、今年一緒に朝霧JAMに行くメンバーと食事会。
音楽フェスに3人以上で行くのが5年くらいぶりで、朝霧に行くのは十数年ぶり。とても楽しみ。

鯖ビリヤニが絶品。スパイスの効いたキャロットラペと、やはりスパイスの効いたフライドポテトとカリフラワーも止まらない。とにかく美味い。ずっと食べていたい。エリックサウス大ブーム。



高円寺は、今ではフジロックでしか会わなくなってしまった、という言い方も、未だに毎年フジロックで会う、という言い方もできる友人たちと、毎晩のように夜な夜な路上で飲み明かしては、翌日の仕事もサボって、お金もなくて住むところもなくて、とことんモラトリアムで将来のことなんか1ミリも考えてなくて、だけどものすごく楽しくて楽しければ楽しいほど不安だった時期を過ごした街であるが、最近はもっぱら座・高円寺にお笑いを観に来てカレーを食べて帰る街になった。

先月はキュウの単独公演を観に来た。
まずそもそも、キュウのお客さんがすごい好きだ。男の人も女の人も、全員絶対そこそこ話が合うはず。着てるものも醸し出す雰囲気も、めちゃくちゃちょうど良い。みんな普段どこで何してるのか教えて欲しい。なんて思っていたら会社の人に会った。お笑いの現場で会社の人に会うなんて初めてで嬉しかった。

キュウの単独公演を観るのは3回目で、毎回新作漫才をひたすらやり続けるだけなのに、いつのまにかストーリーが語られていく仕掛けが本当にすごいと思うし、そんなことを抜きにしても一本一本の漫才自体のアイデアが突飛でしっかり面白い。
そしてあんなに上品な佇まいなのに、とんでもなく下品な一面を持ち合わせていて、だがその話を聞けば聞くほど、この趣味を下品だなんて思う自分こそが下品な人間だとすら思えて来てしまうほど語り口が上品かつ面白いところが好きだ。
ファンクラブ的なものに加入している唯一の芸人、というか、ファンクラブ的なものに加入してるの、キュウだけだ!気づいてなかったけど相当好きなのかも。キュウ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?