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「重力」の詩

うさぎはこっちに戻ってこれなくなりました。重さなんて知らなければいつまでだって飛べたのに。こっちの星は上手に暮らせてて、今日もカップラーメンが美味しいです。ただ人生のいくつかの夜、重力を捨ててしまいたくなることがあるのです。確かにあるのです。そういうときは、輝く星たちを吸い込むように息をするのです。空気は今のところ無限に吸えて、ときにとてもおいしいことがあるのです。なんて素晴らしい星なのでしょう。そう思ったり、思わなかったりして、今日も生きていくのです。あなたにもぜひ来て欲しいです。お返事待ってます。


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