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    • 「セレモニー」あらすじ

      退屈な高校生活になんとか楽しみを見出そうとする5人組。 中年になって帰ってきた伝説の喧嘩番長。 探偵の父と一緒に捜査をする娘。 そして近づく、10年に一度しかない町でのお祭り。 この田舎町の人々は、自分たちの世界を広げようともがく。

      • だれかにうたってほしい詩

        「とびきりのエンディングまでに、ぼくがやらなければいけない無数のこと」 世界から逃げたくて扉を閉じても、そこはまた別の世界で。 だから逃げて。走って。曲がって。止まって。一体どこまでがエンディング? もしくは始まってすらいない? 答えを聞きたくてもどういう問いかすら 思い浮かばないです。そんなぼくでも、いくつかの正解は知っている。 午後3時の図書館の静寂。放課後のブラスバンド部が奏でる未完成さ。 夕焼けが沈む直前。をバックにした君の美しさ。 あきらめることをあき

        • 殺し屋の殺し屋

          雑居ビルの6階。壊れかけたドアノブを回し、中に入る。 そこは安っぽいミラーボールに照らされたBAR「バレット」。 隅の薄暗いカウンター席で肩を寄せ合い、ひそひそ話をしているのは、「殺し屋連合」第4支部の2人。 2人にはそれぞれ悩みがあった。 まずスーツがはち切れんばかりの筋肉隆々なナイスガイ「アメフト」。 「アメフト」は名門アメフト部のエースで、その殺人タックルに選手生命を断たれた者は数知らず。だったら本当の生命も断つことも容易だと安易に考えた「殺し屋連合」は、彼をスカウト

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        • セレモニー
          1本

        記事

          「少女」の詩

          息をするように悩みは増えていく。空気という名の感情の心理戦へ、アマゾネス達はスカートを翻し向かう。 ノートは退屈と比例してカラフルに色づく。スタート地点に立った覚えはないのに、どうしてか走らされていて。太くなった足、それでもスカートは伸ばさない。 二人乗りはまだしたことない。自転車と男子は腐るほど余ってるのに。成長は早すぎてもイヤ、でも遅すぎるのはもっとイヤ。 時限爆弾抱えてるみたい。勝手に急いで、よく考えずに赤を切るよ私。そしてそれを思いっきり投げるんだ。多分校庭に。

          「少女」の詩

          勝手に歌詞をつくるシリーズ あいみょん篇

          「天井から見ている、わたし」 全部知っていて全部知らない あの人が吸った空気を感情にして吐き出す 螺旋階段には3組のカップル グラウンドから見ていた私は 多分天井の染みとかそんなもんで 物語の外側でウロウロしていて 文字の線を綱渡りみたいにそーっと歩いてるんだ 異常な臆病は扉を固く閉ざすんだ 「愛してる」なんて月9だけで 「大好き」とかラブソングだけ でも言うことだって出来るんだ 声を出すための口はついてる 走るための足だってある 最高の放課後を想像してみる 天井

          勝手に歌詞をつくるシリーズ あいみょん篇

          勝手に歌詞をつくるシリーズ 欅坂46篇

          「レクイエムなら歌わない」 君のための歌は 決して悲しい曲なんかにしない ありふれたものじゃなく また始めるための歌 「さようなら」じゃなく「またね」って言うために 今ここで声を涸そう 遠いところにいる君に届くように レクイエムなら歌わない 安息なんて願わない 血みどろの魂はまだ震えてるはずだろ? 喜怒哀楽のどれでもない 新しい感情を持ってくよ その時は二人で 出会った時の歌を歌おう レクイエムなら歌わない 安息なんて願わない まだ残ってる命は煌めくことを望んでる

          勝手に歌詞をつくるシリーズ 欅坂46篇

          「道路」の詩

          記号の上に立って、無意味な躍動とか、発進とか停車とか。宇宙にも道があるんなら、「ばいばいエイリアン」って見送ることも出来るよね。ドッジボールをしようよ。当たったらあの白線の外へ出て。でもって赤信号ではちゃんと止まってね。黄色は各々のジャッジに任せるから。世界、国、街、お家。さよならバイバイ、また明日。でもって赤信号ではちゃんと止まってね。そして青信号で進んでね。さよならバイバイ、また明日。 #詩

          「道路」の詩

          「重力」の詩

          うさぎはこっちに戻ってこれなくなりました。重さなんて知らなければいつまでだって飛べたのに。こっちの星は上手に暮らせてて、今日もカップラーメンが美味しいです。ただ人生のいくつかの夜、重力を捨ててしまいたくなることがあるのです。確かにあるのです。そういうときは、輝く星たちを吸い込むように息をするのです。空気は今のところ無限に吸えて、ときにとてもおいしいことがあるのです。なんて素晴らしい星なのでしょう。そう思ったり、思わなかったりして、今日も生きていくのです。あなたにもぜひ来て欲し

          「重力」の詩

          「海」の詩

          海の青のふち。その白をなぞって進んでいた。なにか答えはないかと探すが、そもそも問われてなどいない。問題なんてない本当はない僕たちは、だけど問題がないと生きていけないと思う生き物で、だから足を生やして、手を生やして、目を埋め込んだんだ。冷たいという感覚だけに全てをゆだねてしまっていい。ここから生まれて、またここへ還るだけ。食べて寝るだけ、起きて歩くだけ。座って喋るだけ、愛して失うだけ。言葉を歩かせて、疲れさせる。そうしてからっぽになった頭の中にきみを寝かせるんだ。そうやって僕は

          「海」の詩

          勝手に歌詞をつくるシリーズ 桑田佳祐篇

          「逢えない日々にさよならを」  逢えないことにもう飽きて 新幹線に飛び乗った  ルールは破るであろうことは作ったときには分かっていたさ  灯台はいろんなものを照らすけど 誰が監視しているというのか  何を言うかのシミュレーションのしすぎで 乗り物酔いで最悪の気分  Ah もしかして君もちょうどぼくに逢いに来てて すれ違ったりしてないか  そんなありえないことの妄想だけが逢えないことのご褒美だ  Ah 何を言うかは思いつかないから 多分まず抱き締めよう

          勝手に歌詞をつくるシリーズ 桑田佳祐篇

          勝手に歌詞をつくるシリーズ 乃木坂46篇

          「こちら青空、応答せよ」  授業中 窓から音がした 飛行機雲は明日に向かって飛んでいる  僕たちも乗せていってはくれないか? 誰にも聞こえない言葉は  ふわふわと空に浮かんでく こちら孤独、青空よ応答せよ  

          勝手に歌詞をつくるシリーズ 乃木坂46篇

          勝手に歌詞をつくるシリーズ SHISHAMO篇

          「わたしの未来に似合うひと」 三月はもう終わろうとしてて わたしたちはどう 変わろうか この関係はすごく気持ちよくて これが永遠に続いても悪くはないって あなたは 思ってるんだろうね それはそうだけど 夕方の遊園地はいつも何かを考えさせる 悩んでるときの顔ブスだよと痛くないデコピン 2人だけが知ってるルール 2人がつくった決まり事 進み方が分からないから えいやって目をつぶって跳んだ わたしの未来に似合う人 きっと幸せが似合う人

          勝手に歌詞をつくるシリーズ SHISHAMO篇

          間違いなんて間違いだって言った君の間違いに対しての贖罪

          冒険するなら東西線じゃなくて総武線で行ったほうが楽しめる。 引きこもるなら部屋じゃなくて公園のほうが落ち着ける。 君はキラキラ濁ってて、吐く白い息捕まえて、 世界と戦う仲間を探そう。 爆弾投げるのビビらない。防弾チョッキはノースフェイスで十分で、渋谷から原宿まで、ありえないくらい早く走ろう。 真夜中サンキュー、朝サンキュー。 もう少しだけ空飛ばせて。地面に着いたらズブズブと、この血みどろの魂が、地獄へ行くことを望んでしまうよ。

          間違いなんて間違いだって言った君の間違いに対しての贖罪

          勝手に歌詞をつくるシリーズ 星野源篇

          「みちくさ」 もしかして僕ら未知の国 見たことのない景色だけ さてと立ち上がり歩きだす 君の横顔も見たことない 「怖くない?」「怖くない」 風に運ばれて届く口笛 歩いていこう 歌っていこう 孤独をおそれる人たちのしるし 走っていこう 叫んでいこう 天国も地獄も一つの場所だ 歩いたところが道になる 歩いた先に未知がある

          勝手に歌詞をつくるシリーズ 星野源篇

          嫉妬の人

          その男の嫉妬が火だったならば、世界は跡形も無く焼き尽くされ、あとには何も残らないだろう。 嫉妬は妬み。嫉妬は嫉み。嫉妬は怒り。 嫉妬は憎しみ。 男の一日は妬みと嫉みによって始まる。 朝、ニワトリの鳴き声で目が覚めた男は、その日最初の嫉妬を覚える。 こんな朝からあんな元気に声が出せるなんて。むかつくむかつく。 男は朝ごはんのスクランブルエッグにも嫉妬を覚える。 こんなぐちゃぐちゃなのに、こんなにもおいしいだなんて。 男は自転車にも嫉妬を覚える。 こんなスムーズに移

          嫉妬の人