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マニュアルとチェックリストの違いとは?

さて、昨日はマニュアルについてお話をしましたが、本日はチェックリストについてのお話をします。
そもそもチェックリストとは何でしょうか。辞書で調べてみると、

①照合するための表

とだけ書いてあります。笑

私は現在、職場の業務マニュアルと並行をしてチェックリストも作成しています。

作成している目的は、
・業務の漏れをなくすことで、最低限の品質を保つ
・業務の漏れをなくすことで、安全面の確保をする(例えば、ガス栓の閉め忘れによる火災など)

の2つの部分があります。

では、マニュアルとチェックリストの違いは何でしょうか。

・マニュアルは、それを見た人が業務を再現できること
・チェックリストは、その業務に対して、最低限の品質が保持出来ているかのチェックを行うもの

という解釈が出来ます。

つまり、
・マニュアルはそのものを読んで業務を再現するもの
・チェックリストはその業務の最中もしくは終了後に用いてその品質をチェックするものであります。

更にいうならば、
・マニュアルは全体像を組み立てるもの
・チェックリストはマニュアル内の業務における、重要なポイントを押さえて品質を保持するもの

と言い換えられると思います。

現在、私が作っているチェックリストは部屋掃除における最終チェック時に活用するものや、安全の巡回時におけるチェックリストなどです。
前者は部屋の備品の抜け漏れや部屋の細かな汚れをなくすことで品質を保つ為のもの、後者は大事故や致命的なミスを防ぐ為のものであると言えます。

ここまで見てきて分かるのは、業務におけるマニュアルとチェックリストの必要性を3パターンに分けることが出来ます。

①マニュアルのみ必要
②マニュアルとチェックリスト両方必要
③チェックリストのみ必要

個人的考えられるのは②と③で、①のマニュアルのみ必要ということは基本的にないと思っています。

何故なら、マニュアルはチェックリストを用いることで大きな相乗効果を得られるからです。
先程私は、
・マニュアルはそのものを読んで業務を再現するもの
・チェックリストはその業務の最中もしくは終了後に用いてその品質をチェックするもの

という解釈をしました。
これがマニュアルのみとなってしまうと、チェックがないのでそのままほったらかしとなってしまい、最低限の品質を保持するものがないからです。

では、逆に③のチェックリストのみというのはどういう場合でしょうか。
それは安全点検の業務等、とてもシンプルで、そのものだけを確認すれば良いという場合です。

上記の様にマニュアルとチェックリストの関係を把握すれば、より品質の高いものが作れる様になるでしょう。

明日は実際にチェックリストを作る上で大切なポイントについてお話をしていきます。

それでは。

2018/07/09 第427回
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【二十四節気:少暑(しょうしょ):7/7〜7/22頃】
少暑とは、だんだん暑さが増していくという意味で、梅雨明けも近くなり、湿っぽさの中にも夏の熱気が感じられるようになります。海や山に出かけるのにもいい時期です。また、小暑と大暑を合わせたおよそ1か月を「暑中」といい、「暑中見舞い」を出す期間とされています。

【七十二候:温風至(あつかぜいたる):7/7~7/11頃】
雲の間から注ぐ陽がだんだんと強くなる頃。 温風とは湿った空気が山を越え、乾いた温かい風となって吹き降ろすフェーン現象のことを表しているとも言われています。
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