ただの日曜に
日曜の朝はalarmを付けない。
朝起きると9:15。
前日に潮回りを調べていたので日曜の流れを考えていたが、だいぶ寝坊した。割と現場に出ていた、普段の倍近くカロリーを消費していた週なので身体は疲れていた。
ストレッチを軽くしてボートをポンプし、遊び道具を積んで漕ぎ出す。
大潮のほぼ干潮時間なので、潮の影響はないが風がまあまあ吹いている。北東からの風と海のうねりを使って進む。漕ぐのは自然の力で足りない部分を補うイメージで最小限の力で漕ぐ。
僕にとって漕ぐという移動行為は、単なる移動をより楽しくしてくれる。自分が持っている知識とスキルを使って、より動物に戻してくれる感じだ。
人間の移動手段にはいろいろな方法があるけど、僕にとってこぐと言う事は歩くのと同じようないつまでも続けることができるようなものだ。歩く移動に比べると、こういう事はよりダイナミックな動きを実現してくれて、だからこそ楽しいと感じるのかもしれない。
島に着いて一服ついたら泳いでみる。島には僕しかいない様なので、携帯・時計・サングラスも外してボートに置いていく。
風が強いこの時期は透明度はそんなに高くない。何となくサメに合いそうな気がしていたら、あまり沖には出なかったのだが、5mくらい先の岩の裏にいきなり現れた。いきなりで写真撮れず…。
岩の陰に暫く身を潜め様子を確認してからビーチへ戻る。この島の西側ラグーンサイドに南北一本ずつ、引き潮の時でもビーチまで深さがあるチャンネルがある。大体北側から入ってぐるっと一周して南側からビーチに戻るのがいつものルートだ。いざと言う時、しっかり泳げる様に、チャンネルで島に向かう時はクロールの身体の感覚とストロークを確認した。
ビーチに戻り潮の具合を確認し、あと15分で島を出ることに決める。潮が上がって来ているので、コンディションがキツくなる前にEbeyeに戻る。本当はビーチでのんびり一眠りしたいしたい所だが。
帰りはほぼ向かい風。行きは13分で着いたが帰りは19分。いかに自然のチカラを上手く使えると移動スピードを上げられるという事だ。
海のことはまだ勉強中だが、川に関して言うと結構細かいところまで水は読める。ラフティングを始めたのは20歳、カヌーを始めたのは21歳の時だったが、10年でラフティング世界一までいけたのは、最初の5年間、年間300日以上川で過ごしたからだと思っている。仕事も遊びも川だったので色々な環境とシチュエーションを経験出来た。言葉の壁なんか関係なく、今から考えると恐ろしいくらい話せてなかったが、それでも友人を作り一緒に川を下った。
それはまた今度書くことにしよう。
色んな事が漕いでいると頭をめぐる。
さて、ビール飲んで昼寝しよう。
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