恩人

3月14日、お世話になった先輩の命日。
もう13回忌か。

あの日のことは今でも覚えている。同期のShinから電話がなり、Takaさんが雪崩に巻き込まれたとの事。数ヶ月前に会ったばかりだったので信じられなかった。
Takaさんに会ったのはコスタリカの世界選手権が終わり、優勝したがメンバーの半分と監督がチームを離れる事が決まっていてチームの存続が危うい時期、みなかみを訪れた時だった。結果を出したけれど競技を続けられるか分からない時でかなり悶々としていたのだが、その時Takaさんは

大丈夫だよ、拓也、頑張ってるんだから

といつもの笑顔で言ってくれた。この一言で悶々とした気持ちが晴れて本当に救われた。今、思い出しても涙が出てくる、人生の中でも忘れられない瞬間だ。
Takaさんと会った数日後、会社からチーム存続決定の連絡が入り、僕は競技を続けることが出来た。

Takeさんと


ここ数年、挨拶に行けてないけど、日本に帰ったら時間を見つけてまたTakaさんに会いに行こうと思う。仕事は変わったけど、今もまだ頑張ってるよと胸を張って言えるように今日も頑張ろう。


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