見出し画像

いま、確実にキテる「海外の音声サービス」3つ

①ポッドキャスト

ポッドキャストはだいぶ前から存在していますが、いまになって海外で大人気のようです。
なんで今さら…と思いますが、理由としては以下があるようです。

①スマートスピーカーの普及
②アパレルブランド、メディアなどの企業がPodcast関連のサービスを展開
③SpotifyがPodcast関連のスタートアップを買収し、ポッドキャスト配信者向けサービス「Spotify for Podcasters」を開始

上記の流れで話題になっていき、生活に根付いたサービスに発展していったとのこと。いま、日本での利用者も伸びています。

SNSが普及し情報過多になってしまった今、何か作業をしながら耳だけで情報を得られるサービスに流れるのは必然かもしれません。

アメリカの人口約3億5000万人の22%、約7300万人の人が月に1回ポッドキャストを聞いているという結果
https://note.sp-world.jp/n/n1b1dde059dc0

冒頭にも記述しましたが、人気に拍車をかけたのはSpotifyが「オーディオ・ファースト」の戦略として、ポッドキャストをプッシュし始めたことです(昨年の話)
日本でも続々とSpotifyオリジナルの音声コンテンツが発表されています。

日本においてもポッドキャスト人気は高まっており、日本語のポッドキャスト数は2月に比べ50倍に急増。「ヒプノシスRADIO Spotify Edition」など、グローバルでもランキング上位に食い込むコンテンツがでてきているという。
https://japan.cnet.com/article/35146502/

声が魅力の大人気声優グループ「ヒプノシスマイク」を選んだのもサービスと合致していてウマいなーと思いました。


②Clubhouse(クラブハウス)


シリコンバレーで超話題になったアプリ「クラブハウス」※日本ではまだDLできません
調べてみると、ライブ配信アプリに似たようなサービスでした。

一言で表すと「声のソーシャルアプリ」、たとえるならば Podcast+ライブチャット。
概要は、ホスト(ラジオで言うパーソナリティーみたいなもの)が話題のゲスト等を招いてディスカッションをするのを、多数のユーザーにライブでストリーミングができます。リスナーは聴くだけでなく、その場で質問をしたり、意見交換を行ったりすることができるスマホアプリです。
https://gacchiri.tv/n/n17334407a117

このアプリはコロナ禍でコミュニケーションの場を失ってしまった人たちにぶっ刺さったようです。ホストとゲストと同じトークルームで普通に会話ができちゃうとは画期的!有名人ともカジュアルに話せたりすることもあるみたいです。

コンセプトは以下

カレンダーからの招待はもういらない。気軽に会話に飛び入りで参加しよう
https://jp.techcrunch.com/2020/04/25/2020-04-18-clubhouse-app-chat-rooms/

自分が暇なタイミングでコミュニティに入って、飽きたら出る…ということが自由にできるのはzoom飲み会ではできないポイントですね。今の世相にぴったり。

ベンチャーキャピタルが約10億円を投資したことや、既に企業価値が100億円以上あること(創業2ヶ月で100億円)、招待制のサービスのため選ばれし者しか使えないなど…話題に事欠かないサービスです。


③ヒマラヤ

中国で生まれた音声アプリ「ヒマラヤ」
アプリ内容はほぼポッドキャストと同じです。中国の数ある音声アプリの中でも一番人気で、6億ダウンロードを記録しており、最大手音声プラットフォームに成長しています。

主に上海や北京などの一級都市に住むユーザーが利用しており、その平均聴取時間は、170分/1日にものぼる。(スマートフォン平均利用時間約180分/1日と同規模 ※ニールセンの調査より)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/popin-event-2019_jp_5df8ad08e4b047e888a3b5d0
プラットフォームに音声コンテンツを提供するキャスターの数も膨大で、プロからアマチュアまで700万人にものぼる
https://www.huffingtonpost.jp/entry/popin-event-2019_jp_5df8ad08e4b047e888a3b5d0

圧倒的なコンテンツと情報の量で、ラジオとは異なる魅力を提供しています。人気の秘密は、素人とプロの「いいとこ取り」という戦略がありました。

音声アプリはその制限を突破できるため、一般の人も参加できますが、クオリティーはバラバラになりがちです。
そこで「ヒマラヤ」は、プロのアナウンサーではないが専門分野を持つ専門家が提供する音声コンテンツに力を入れています。
https://withnews.jp/article/f0200606002qq000000000000000W02310701qq000021285A

勝因は、特定のジャンルにコンテンツを絞らず“何でもある”という状態にしたこと、誰でも気軽に配信できるシステムを整えたことだそうです。

「課金」・「広告」・「ライブ中継」・「音声書籍」という四つのビジネスモデルが確立しています。
https://withnews.jp/article/f0200606002qq000000000000000W02310701qq000021285A

ただ、このアプリですが日本に上陸したのは2017年…
まだ日本では浸透していないようですが、昨今の音声サービスの勢いにのっかって、ポッドキャストのように流行るかもしれませんね。

以上です。ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?