精密検査

寝起きの指に違和感を感じ始めたのは3週間ほど前かな。
今日、病院で採血と検尿をしてきた。
結果が出るのは1週間後。

関節リウマチ疑いです。


寝起きの指の違和感が1週間ほど続いて、さすがに筋肉痛や寝相の問題ではないことを自覚したとき、真っ先に関節リウマチが思い浮かんだ。

でも、きっと腱鞘炎とかでも同じ症状が出るんだろう。
関節リウマチなんて大変な病気に自分がなるはずがない……と検索をかけて、どこもかしこも、関節リウマチの文字のオンパレードで絶句した。

嫌な予感がして、先週の時点で既にリウマチ科もある整形外科のクリニックを受診している。
再診は2週間後の予定だったのだけど、
今朝、指にこわばりではない、はっきりとした痛みを感じて、早めの再診を決めた。

ソーシャルワーカーとして病院に勤務していた時、リウマチの患者さんから手と足の指を見せていただいたことがある。
「触ってみて」と差し出された指は、変形しきって、へにょっとしていて、とてもじゃないが、この指では何か作業をするどころか、ボタンを押す動作さえ力が入らないだろうなというほどだった。
頻繁に押されるナースコールに対して、うんざりした様子のナース達。
本人がどれだけ人の手を煩わせたくないと思っても、体が思うように動かないのだから、どうしようもないじゃないという思いと、確かに、人の手を借りる以上は、これくらいのことは我慢してと苛立つ気持ちもわかって、正直、どちらの立場にもなりたくないなと思った。
どこの温泉の効能にも書いてあるような、名前だけは有名な「リウマチ」という病気が、こんなに恐ろしいものだったのかと、その方を通して私は初めて知った。

今、私は27歳。
もし、あの女性のように体が思うように動かなくなったら、高額な治療が必要になったら…
進行する病気と付き合いながら、残りの人生を生きることを考えると、正直、とても怖い。
泣きたいほど怖い。

でも、何日かそんな不安を抱えて過ごしてみて、何事もないことを祈るよりも、何があっても、生きていくしかないと腹を括る方が、心が楽なことに気がついた。
病気になってしまったからといって人生は終わらない。
もう終わりだと、悲観するからつらくて苦しくなる。

今できることは、1週間後の検査の結果を待つことだけ。
なんともないなら、それが一番嬉しい。
最悪の結果を想定して「ほらね」なんて備えようとしてしまうけど。

でも、どんな結果でも、自分の体も性格も、 環境も、全部と付き合って、生きていくしかない。それはみんな一緒だ。


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