子供の図鑑でどこに住んでいて、海をも渡るワニだと知る。
インド東部から、東南アジア、オーストラリア北部に分布している。その図鑑ではオーストラリアのワニだと紹介されていたけど、オーストラリアにやってきたのは最近だと（言うて数百年オーダー？）言う説も。

英名ではsaltwater crocodileなので、そのまんま。汽水域に住み、海流に乗って移動することができ、日本でも八丈島などで見つかったこともあるそうです。

世界で最も大きくなるワニとも言われ、平均4㍍を超え、飼育下では6㍍を超えた例もあるそうです。さらに、不名誉にも人食いワニとしても知られています。戦時中、海をわたり撤退していた日本兵が100人以上襲われたと言う逸話もありますが日本側にそのような記録がないことから、今では否定されているようです。

イリエワニさんは
クロコダイル組（クロコダイル科）
お友達は、
ニシアフリカコガタワニさん（ニシアフリカコガタワニ属）
です。
親戚（クロコダイル属）は、
アメリカワニ（ですこんにちは）、ジョンストンワニ、オリノコワニ、ヌマワニ、キューバワニ、ミンドロワニ、シャムワニ、ナイルワニ、などです。

アリゲーターなのか、クロコダイルなのか、（まあ、ガビアルは流石に分かるので置いておいて）は、一般的に以下のように言われます。
①アリゲーターのほうが、クロコダイルに比べて口先が丸く太い。（アリゲーターはUの字、クロコダイルはＶの字）
②アリゲーターは上あごが下顎よりでかいので、口を閉じると上の歯しか見えなくなる。クロコダイルは両方見える。

あと、アリゲーターはヨウスコウワニ（ヨウスコウアリゲーター）以外は南北アメリカ大陸にしかいないし、アメリカアリゲーター（ミシシッピワニ）以外のやつは、みんななんとかカイマンなので、そこら辺でも区別できます。

イリエワニ、動物園でも見たけど、人食いワニとか微塵も感じさせないほど全然動かなかったなぁ。まあそんなもんです。