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51日目 サバンナセンザンコウ

フリー画像を入手する方法をいまごろ。

ナミビアで撮影とのこと。

鱗に覆われた不思議な哺乳類。今でも中国やアジアでは、この鱗は秘薬として、肉は食料として狩猟対象となっています。
大きく東南アジアとアフリカに分布するグループがいますが、そういった理由からか東南アジアに分布するグループは特に絶滅の危機に瀕しています。

ファンタジーの世界から出てきたような、鱗に覆われた哺乳類です。アルマジロ好きのわたしとしてはなかなか、共通的な可愛さがあります。

サバンナセンザンコウは、東・南部のアフリカ、サバンナの低木が茂る森林地帯を好んで生息しています。前足でバランスを取りながら、後ろ足で二足歩行します。人が入れるほどの巣穴で暮らしますが、サバンナセンザンコウはツチブタやイボイノシシがほって放棄した穴を使うことが多いようです。

サバンナセンザンコウさんは、
センザンコウ組(センザンコウ科)、

お友達は、
ミミセンザンコウさん(ミミセンザンコウ属:Manis 属)
オナガセンザンコウさん(オナガセンザンコウ属:Phataginus属)
です。

親戚(オオセンザンコウ属:Smutsia属)は、オオセンザンコウさんです。

主食はアリやシロアリであることから、昔は貧歯目(アリクイやアルマジロの仲間)と思われていましたが、最近の研究では食肉目(イヌ・ネコ、アシカなどの仲間)ということがわかっています。

基本的には単独で行動して、巣穴に隠れていることが多いため、成体の把握は非常に難しいそうです。
センザンコウ科全体として、世界で最も密猟されている動物という不名誉な肩書をもらってしまっています。

伝承薬などというのは、文化に根付いているものであるため、なかなか正しい情報を伝えても動きにくいのかもしれません。

保護の手立てが確立されることを期待します。