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Re:fresh & blood

BLACK LAGOONをネトフリで長いこと観て、絶望した。


原初の自分を思い出して、突然その頃の自分に戻りたくなった。
今よりももっと他人に無関心で、友達が欲しいという概念すらなく、自分の世界に閉じ籠って、他人の心も痛みも分からずにいた幼少の頃。誰かとの比較も干渉もない、本当の意味での自分らしい自分。

BLACK LAGOONは端的にいえば、エリートサラリーマンの主人公が突然ヤクザに拉致られて、結局ヤクザの世界で生きていくことになっちゃったっていう話なんですが、
話の中で、一緒に行動してるヤクザのお姉さん(レヴィ)が、死体の傍らにある勲章を金になるからって持って帰ろうとしたら、主人公が、「それはその人が努力して得た結果のものだから、俺らが盗む権利はない」と引き止めるシーンがある。

レヴィは、ふーん、あんたはそういう風に考えるんだ、から始まって、信じられるのは金と銃のみということを低い声で語って冷たくあしらった。

それと、いつかの船の中で、「正義なんてなくても地球は回る」とレヴィは言っていた。

レヴィの生き方は限りなくサバンナを生きる野生動物に近い。
動物なら誰かを殺して食べる以外に生きる方法はないし、他の動物を殺すことに関して、倫理観もクソもない。


潜水艦の中で主人公のロックに語った全ては、この世界では金と銃でしか生きていけない。そんな考えを持ったところで死に急ぐだけ。もしお前がそっち側(普通の世界の考え)でい続けるならその時はお前を殺す。というものだった。
こんなことに対して使っていい表現なのか分からないが、シンプルイズザベストだ。


生きることだけ考えて生きていきたいと昔から思っていた。
食べて子孫を残すだけの生活。動物と同じ生き方。
対して今の自分は、なんでこんなに、協調性だ、挨拶だ、義理だを身につけるようになってしまったんだ。俺は何をしてるんだ。という気分になってしまう。
そして、動物とは違い、生きるだけではやはりダメで、生きるために金が必要で、心を埋めるために金や偶然やかけがえのない人が必要で、社会を生き抜くための道理や倫理を忘れてはならない。
この事実は揺るがない。
残酷だし考えても仕方ないことだが。

幼少の頃の自分は人間としては劣っていただろう、だが、今の自分から見ると、一番何の干渉も影響もなく自由で幸せそうに見える。


自分はここ2年くらい、セロトニンが全く出ない。
特に最近は出ない。
幸せになろうとしてるが、どうしたら自分が幸せになってくれるか分からん。
幸せになりたいと考えてる時点でダメだ。
幸せの概念のないところがいちばん幸せだろう。


アニメに心を支配されがち。
最終兵器彼女を見たあとも、明日世界が急に滅亡しちゃったらどうしようと本気で不安に苛まれた。

とにかく、どーでもいいこと考えて悩み込んでしまったという日記でした。

追記
レヴィがシェンホアのことを「ですだよ姉ちゃん」と呼ぶのがかわいくて好き

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