ゼツメツ

誰かのレプリカです。レプリカなりにオリジナルが生み出せるよう文章を書きます。

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  • 感想

    美味しくいただいた作品の感想。

  • 小説製作中の手記

  • ゼツメツの小説

    小説に関連した詩を載せたりもするよ。

  • 日刊 GIRL (不定期)

    カメラロールの写真のうちおそらく1000枚は女の子の自撮りで埋まっており、美少女ソムリエとして巷で話題のゼツメツがセレクトするチャーミングなGIRLたち。これを読めば、未知なる女の子との出逢いから、思わぬ扉を開くことになるかも……?

  • 日刊 アンニュイ

    アンニュイ好きのゼツメツがネットの海から掘り出してきたアンニュイな女の子を紹介します。

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胎生

○「羊水」○ 不透明な視界の中で、同じ時間、同じ温度に抱かれながら毎日を泳いでいる。 ある日、片耳が外気に触れた。直後に顔が水面から上がってしまう。初めて酸素を飲み込んで、 鼻が 口が 皮膚が 感じたことのない温度に飲まれる 二酸化炭素の出し方が分からず、情けないほど苦しい。本当の世界とはこんなものなのか。私より高いところまで飛んでいる。あんなに坐った顔をしている。 もっと高く飛びたい あんな風に大きく高く高く 両手を広げて大きく 空気を掻き回して音を立てて ほとばしる滝の

    • Re:fresh & blood

      BLACK LAGOONをネトフリで長いこと観て、絶望した。 原初の自分を思い出して、突然その頃の自分に戻りたくなった。 今よりももっと他人に無関心で、友達が欲しいという概念すらなく、自分の世界に閉じ籠って、他人の心も痛みも分からずにいた幼少の頃。誰かとの比較も干渉もない、本当の意味での自分らしい自分。 BLACK LAGOONは端的にいえば、エリートサラリーマンの主人公が突然ヤクザに拉致られて、結局ヤクザの世界で生きていくことになっちゃったっていう話なんですが、 話の中

      • 死に至る病、そして。

        アイドルへの愛も終焉を迎え始めていた。 まあ最近何気ないことで脳内がキルケゴールになってしまい、自分が自分である事実を受け入れられず、しばらく自分の体が透けて行くような感覚が抜けなかった。延々とsyrup16gを聴いて、虚無ですらなく、無のままで、透明の身体でバスに揺られたりしていた。 それから涼宮ハルヒの憂鬱にどっぷり浸かり始めたので、もう二次元というある意味シェルターにも見えた次元に飛び込んでいるのが今です。 とりあえず存在を何もかも二次元に変えたいので肉体改造中だ

        • 外国人とオセロをしておうち時間を潰していた話

          SNS、YouTubeを見るのをやめて、早寝早起きをすれば大抵の鬱は吹き飛びます あと私は閉じこもってるとすっごい色んな負のエネルギーを溜め込んでしまうみたいで、なんか余計な色んなことを考えてしまうというより思いついてしまうみたいで無駄に疲れてるようです。 そしてコロナが流行ってからずーーーっと悪夢ばかり見てる。縁を切られたり大事な約束をうっかり破ってしまったりっていう修羅場の夢ばっかり。 忙しければたぶん、負のエネルギーも飛び散って、風が冷たいことや暑いことや寒いこと

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        記事

          ジサツのための101の方法

          「だんだんと頭の中がぼやけてくる なにをしていいのか  なにをすればいいのか なにをすべきなのか なにも判断できない。」 というような文が、シナリオの序盤で何度も登場する。同じような毎日に心を腐らせてあらゆる事柄への意味が見出さず錯乱状態に陥っていた日々のことが蘇る。ジサツのための101の方法は、フィクションという表現方法を媒介させた、本当の話で、誰しもが持っているリアルな傷にそっと触れる。 「三代電波ゲー」のひとつであるジサツのための101の方法の実況をみた感

          ジサツのための101の方法

          最後のシ者

          ここ最近わたしはめーちゃくちゃ忙しくてもちろん自分がやりたくて始めたことなんだけど、ほんとうに精魂を使い果たしてしまって、終わってから身も心もボロボロになっています。 微熱を出しては治ったりまた微熱を出して四日間治らなかったので風邪薬で治しました。そんなボロボロの状態の今ですがエヴァを見ながらごはんを食べたりするのが、日課です。 大学の授業で出てきたりして、これ絶対好きなやつじゃん!って思って、気になっておったので中古のDVDを買いました📀20年くらい前に発売されたやつ!

          最後のシ者

          Please stop,forgive,release.

          また新たな電波ゲーに手を出しはじめている。 好き好き大好き!というゲームの実況を見始めた。キャッチコピーは『ボクハゴムガスキダ』。 電波ゲーの海は深い。関連作品がたくさん出てくる。次から次へとぜんぶ良さそうに見えてくる。 愛と暴力と悲しみがあって全部愛おしいな〜! 慰安だけを求めて宗教に走っちゃだめなんだって。自分が罪人だってことを知って、ごめんなさい、これからどうすればいい?って気持ちになった人間にはじめて宗教は意味をなすらしいです。 つまり没入してしまう程の愛は

          Please stop,forgive,release.

          サイケな日記

          感情はない、ようである、ない。死。見つかりませんでした(エラーコード0003)。ウェブで検索。自律神経。初期化。したい。弱い。死体。痛い。イタイ。遺体。始まりと爆発。それだけ。黒か白。肯定しろ。全てコピーアンドペーストして結局白にしないといきてけない。全部に考えすぎて優しすぎて死にたくなりましたから優しくなくなりました。私のことは傷つけられないよ。純粋さ保ちたいけど苦しくない方向に行きたい感情爆デカイ不器用不安定だから全てデリートする疲れたくないもん誰も会話したくない気分にな

          サイケな日記

          DISAPPEAR

          高校の演劇部の友人からインスタで2年前にメッセージをもらっていることに"先日"気づいた。 劇部時代、わたしは式部って源氏名(部名)で書く台本がスゲェ闇深くて触覚がぶっとくて髪が超長くて、ゴスロリ2.5次元担当みたいな感じで生きていた。(黒いリボン二つつけてたら体育の先生に、「お葬式じゃねぇけど…なんかスゲェな」みたいなことを言われたな) なので大学で、村崎式部っていうおかしな源氏名で小劇場界をウロチョロする予定だったのだが、色々あって演劇をやることは辞めたのだった。 ア

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          Quality,calorie,and taste of life

          Diner(ダイナー)という映画を観てきた。 予告からして、宣伝にお金をかけている雰囲気映画だと思っていたのだが、全く違った。 蜷川実花の色彩と壮大な音楽とちょい演劇ちっくな演出もあり、玉城ティナちゃんが薄幸なお人形顔でもうあの役ぴったりだった。 やっぱりいちばん惹かれたのはセットの美しさ。そして演出。蜷川実花さんの色彩が少しでも好きだと感じたことのあるひとは必ず夢中になるはず。 決して非日常のサイコホラーのような話ではなく、どこにでもある極々日常的なことが基盤になっ

          Quality,calorie,and taste of life

          青春は制服と共にあるべきだ

          人生の中で定期的に学ランの似合う女に遭遇する。恵まれているな。 最初の遭遇は中学三年生である。 中3の1年は、律儀で色白黒髪読書好きなクラスメイトの女の子with長方形メガネ伊藤万理華似の子に学ランを着せたい一心だった。ほんとに絶対似合うと思う。 休み時間中だいたい読書してて、大人しいわけではなないけど、すごい律儀で、すごい仲良い子以外のクラスメイトにはほぼ敬語で喋ってて、呼び方も苗字+さん付けだった。 理由は、彼女自身が嫌いな子に○○ちゃ〜〜ん!!って呼びかけられて

          青春は制服と共にあるべきだ

          残骸

          そうするつもりはないのに生活の残骸のように小説を書いてしまう。 拙い人間の拙い小説が何を元にできたのか説明してみよう。 「胎生」は、高校ニ年だった私は受験勉強のために土日含めて毎日塾に通っており、部活もほぼほぼやっておらず、非常に平たんな毎日を送っていた。 誰でもこれくらいの年になると同じような気持ちになるだろう。「同じ毎日を何度も何度もループしている」感覚。そしてそれをつまらないと感じること。 その時にこの曲に出会った。欅坂46の楽曲たちはいつも「自分を貫くことの大

          恋しちゃうインターバル

          夏ショートカットしたいなあ。 色花はまだ18だから周りの女も18とかハタチのピチピチギャルだよおもうそれで既に勝ち組いぇい。 サークル活動が夏にはほぼないので秋までサークルの女たちと会うことはないのでとてもさみしいです。 お腹を空かせた午後5時半くらいのテンションで今年の夏は過ごしていくだろうよ。 わたしは夏が苦手なので夏にはひっそりといきている。キュートな気持ちも勝負の気持ちも冷房の効いた室内でジュクジュク絞り出して溜めておく。 夜になったら何が食べたい? アイ

          恋しちゃうインターバル

          チャイム

          ○森へ○ 食欲 とめどなく吐き出される ほしいものほしいだけ とめどなく吐き出される 噴水のごとく 血に温められて 生きながらえていたい ○余韻○ 始まってしまう。 嫌なことが始まる。 じわじわと近づいてくる。 始まってしまう。 ______ビーーーーーーーーーッ! 定期試験1日目開始のチャイム。 目が覚めたら皆席を立っていた。 急いで自分も席を立ち、礼をし、着席する。 そしていつのまに眠ってしまって、気づいたら試験が終わっている。 気づいたら目的地を過ぎている。

          チャイム

          仮装敵

          毎日が途切れ途切れに進んでいる。 全てがその場限りである。 だから爆弾が必要である。 誰かが小説の中で、何の変哲も無い檸檬を置いて去ったことを爆弾を仕掛けて去ったかのように感じてワクワクした、と書いた(はず)。 日々そのものだ。 人生そのものだ。 人生なんて演劇だ。 私はこの前、中国女という映画を気まぐれに見た。よくわからなかったが、映画の中の男は言った。 "少年が包帯を顔にぐるぐる巻きにしてマスコミの前に出て行った。人々が食い入るように見る中、包帯をゆっくり