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恋愛コラムニストだったけど「恋愛コラムに洗脳されるな」と言いたい

はじめに。
恋愛コラムニストを批判するつもりはない。どなたも読者を思って執筆している。私もそうだった。でも、それが「読者のため」になるとは限らないと心得ておく必要がある。今日書くことは、結果的には筆者を批判していることになるのだろう。ごめんなさい。でも、ここは自分のnoteなので、無責任に書いてみる。


「恋愛のバイオリズム『恋愛3ヶ月周期』って知ってる?」という記事を見かけた。

いやいや、「知ってる?」というのは「当たり前に存在する事象」に対して投げかける言葉ですが、そんなバイオリズムがない恋愛もあることを、筆者が知らない、あるいは、体験していないだけでは?

と言いたくなった。

私は、今の夫に対して、「冷めた」ことが一度もない。まさにエンドレスで、恋愛感情が湧いてくる。どれだけ喧嘩しても、どれだけ年数が経っても、毎日、「あぁ、好きだなぁ」と思う。感情が湧いてくる。

そんな人間など、この世に存在しないと思っていた。

10代のころの私は、なかなか好きにならないうえに、3日で冷める。3週間で冷める。3ヶ月で冷める。「3」の法則があると、10代のころに実は気づいていた。

なんでこんなに恋愛の「炎」がちゃんとつかないのかと。
必死で好きになろうとしていた(←そもそもここからしておかしい)。

自分の太陽星座は「射手座」で「熱しやすく冷めやすい」と書いてあるが、まず「熱しにくい」ので「星座占いなんて当たらない!」と思っていた。

でも、星座占いも、読み方が浅かっただけで、今は「金星が山羊座にあるからかも」などとわかる。

恋愛コラムも、似たような固定観念を読み手に与えてしまいかねない。

特に、ネット上の恋愛コラムの怖いところは、「傾向」を「真実」にすり替えてしまう書き方が多いこと。私は、断定的に言わないように、めちゃくちゃ言い回しが複雑な書き方をしてしまっていた。

しかし、そういう断定的ではない記事は、人気がない。
しかも、断定的じゃないのに読者は断定的に捉えて批判する。

そのぐらい書き方が難しかった。


自分の恋愛は「炭」と同じだった

ちゃんと恋愛するようになってわかったが、私は「炭」のように、熱しにくく冷めにくいだけだった。そして、10代のころはそんな相手と出会っていなかっただけだ。

恋愛は、その人の「体験」の数と、その「質」による。

数だけ多くてもなにもわかっていない人もいれば、一人と丁寧に関係性を育んできた人もいる。相手とどれだけ真剣に向き合ったか、その相手との関係にどんな学びを得たか。それによって、全然、違ってくるものだ。

・お互いにじっくり自分を掘り下げて育んでいけるような関係性だったか。
・同じ過ちを繰り返していないか。

何人とつきあっても、まだ「男って」「女って」と決めつけたり、「相手が悪い」「相手に変わってほしい」と嘆いたり、何歳になっても自分のパートナー感覚が変わっていないのなら、過去の恋愛から何も学べていないだけかもしれない

少なくとも、私は、10〜20代の彼氏とは全然違う人と離婚後の30代を過ごしてきたので、反省して自分のマインドセットを変えると寄ってくる人も変わると言い切れる。

そして、今の夫との関係においては、「ハネムーン期」だの「欠点が見えてくる時期」だの、一切存在しない。

私たちはお互いに「根っこ」で愛情があるので、「嫌い」「冷める」ということはなく、「世界一むかつく男」という称号を与えるほど、夫にイライラすることはあれど、恋愛感情が冷めたこともなく、欠点は欠点として受け入れつつそれでも彼が大好きだから一緒にいる。

毎日、ほぼ、一緒にいる。一緒にいて鬱陶しいと思うような、粘着質な男には、私はそもそも恋愛感情が持てないタイプなので。

優しい言葉も気の利く言葉もない代わりに、私を自由にしてくれ、私を応援してくれたら、それでよし。ほしいのは、第一に自由。その上で、優しい言葉を求めるが、気が利く以上に、私は自由がほしい。だから、「一緒にいてもお互いに違うことをしていて楽しい」のがベース。

それが可能で、恋愛感情はエンドレスなので、私は夫と5年の交際期間を経て、結婚して、昨年結婚10周年を迎えて、15年いっしょにいても、彼のことが毎日好きだ。

「いつか冷める」と決めてかかっていたら、そんな人しか寄ってこない。どうせ人の気持ちはいつか冷めると思い込んで恋愛していたから、最初の結婚は失敗した。

「冷めることのない愛情」があるのだと知りたいなら、体験したいなら、これまでの恋愛から学び、反省して、自分をどんどんアップデートすればいい。アップデートして自分軸を整えていけばいくほど、いい男に出会える。

すべての経験は「試行錯誤」するためにある。

失敗したら、うまくいかなかった原因を探る。
思い当たる節があれば反省して自分を変える。
それだけ。

振られたら「自分なんて……」と落ち込む。
浮気されたら「あいつなんて……」と恨む。
それじゃ、なにも変わらない。

振られることも、浮気されることも、「どちらが悪いか」ということをジャッジして終わるのではなく、そこから、「次は、どうするか」の策を練て、自分をアップデートする。

アップデートせずに、同じ自分のまま次の恋を始めようとするから、また失敗する。それだけの話ではないか。と私は思う。

でも、そういう話は正論だから嫌われる。

真実を語っても、自己不信なままだと、結局、この話は届かない。自己不信な人ほど、自分を責めるし人を責める。自分にとっていい話も受け止めきれない。

本当の相手に出会いたいのなら、ただひたすら自己研鑽。

厳しく感じるかもしれないが、「相手のせい」にしているうちは、大切な人に出会えないし、大切な人と出会っても失うことになると思う。

恋愛コラムに書かれた言葉に騙されないでほしい。

自分を疑うことや異性をあきらめることより、
まず、自分が反省して変わることが
人の恋愛コラムよりずっと、のちの人生を豊かにする。

自分を責めるよりも
「がんばってたよ。でも、ここは変えたほうがいいよね」と
悔い改める。

自分が変われば、人生は変わる。

私は、恋愛コラムを参考にしたことも、
縁結びの神様に祈願したことも、一度もないが
いい恋愛をしてきたし、最高のパートナーを得られた。
これだけは自信を持って言える。

いわゆるSNSではこうした発信をやめたけれど
本当に大切なのことなので、noteにだけは書いておく。

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