我が家のお願いごと
娘が自閉症と診断されて、他人に対して共感力が乏しくなる、損得で動くことを恐れました。
家庭、学校、自治体、友達、習い事など、色々なところで感情は育ちます。
私はとくに家庭で出来ることは何かを考えて、娘にわざと、食べているときに私が口を拭くためににティッシュを取ってくれと小さい頃からお願いしています。
頭のなかでは、娘がごはんを食べること、お母さんに言われて食べる手を止めたくないこと、お母さんが自分で取ればいいなど、最初は全く動いてくれませんでした。
でも、夕飯事に根気よく伝えると、ティッシュを取ってくれるようになりました。
まだ完璧に取ってはくれません。
でも、家のなかでは娘にも役割があり、それは些細なことがほとんどです。
娘を自閉症だから……と諦めたくはありません。
もちろん、難しいことは分かります。
ただ、人より時間がかかるだけだと最近わかってきました。
ティッシュを取って。
このお願いのように、根気よく続けて、娘に家族にも、社会の中にも役割があることを教えたいです。
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