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不言実行はモテるよ

昨日の記事の続きです。

ある程度の年齢になったら、
実行力を伴わない発言は
みっともないよ
と言う話でした。

「ある程度の年齢」
というのは、人によって、
解釈が違うかもしれませんが、

私の中では、
40代以降でしょうか。

なんとなくですが、
30代くらいまでは、
まだ若いですし、

好き勝手なことを言っていても、

「まぁ、まだ若いし、
 これからだろう」
みたいな観測ができる
と思うんですね。

しかし、40代くらいともなれば、
なんとなくその人の道が決まる
というか、

大体、自分でも
「こんなもんだろう」
というのが見えてくる
と思うんですね。

周りが認めるくらい
やることをやって、
意見を述べるならば、

それは立派なことだと
思うんですが、

結局、そんなレベルの人は
そうそういません。

どこか足りていない、
というのを自分でも
認識するところではないでしょうか。

いや、それを自覚することこそが
「大人になる」ということ
だと思うんですね。

「自分も完全ではないから
 他人のことも大目に見よう」

こういう風になれるのが、
「大人になる」
ということだと思うのですが、
どうでしょうか。

この逆をやっている人は
いつまでたっても子どもです。

自分のことは棚に上げて、
他人のことは散々、叩く、

これは立派な大人が
することではありませんね。

そうは言っても、
自分の意見を主張したい時も
ありますよね。

それは私もそうです。

そういう気持ちがあるからこそ、
私はここで記事を書いている
と思います。

要するに、どこで意見を言うか、
なんですよね。

会社なり、ビジネスの現場なり、
そういった公共の場で、
好き勝手なことを言うのは、
慎むべき、

と、私は思っています。

昨日の記事にも書いたように、
若い内は多少、わきまえもなく、
意見を言うのも、
まだ許されるでしょう。

だって、若いんですから。

それは若さが持つ特権です。

今は実力がともなっていなくても、
まだこの先のことは
誰にもわかりません。

大口を叩いた新人が、
この先に、立派な成果を
上げるかもしれません。

それは誰にもわからないことです。

しかし、ある程度の年齢、
キャリアを重ねたら、
自分をわきまえられるはずですね。

たぶん、まともな人間ならば、
自分が「やったこと」よりも
「できなかったこと」に
目が向くはずです。

私もそうです。

「若い頃は大口を叩いたけど、
 結果はこんなもんか」

人生なんて、
そんなことばかりですね。

周りから見て
うまくいっているように
見える人でさえ、

実際は、こう思っていることの方が
多いんですから、

私のような小市民の大多数は、
推して知るべしでしょう。

「そうは言っても、
 いつも隅っこで、
 縮こまっているしかないのかな」
と思う方もいるのではないでしょうか。

そこで、私が心掛けていることを
ここに書きます。

それは「不言実行」という
心構えです。

「不言実行」というのは、
まぁ、簡単にいうと、
「つべこべ言わずにやる!」
ということです。

「有言実行」は
「言ったことをやる!」
というやつですね。

「有言実行」はカッコいいです。

モテモテです。

そりゃそうです。

言ったとおりにやるんだから、
そんな人には、
みんなついていきたいんです。

でも、実際には、
そんな人は滅多にいません。

ほんの、ごくごくわずかな
カリスマだけに許された
そういう聖域なんですね、
「有言実行」というのは。

大概の人が、
それをしようとして、
失敗します。

そうして、
「口先だけの人間」に
成り下がっていくのですね。

本当に悲しいことですが、
それが現実です。

そのことに気づき、
私は方向性を変えました。

「不言実行」だって、
なかなかカッコいいじゃないか、
と思うんですね。

決して、モテモテではないですよ。

なんせ、「不言」なんで、

喋らないんで、

寡黙なんで、不器用なんで、

そんな奴はモテません(笑)

でも、いつも口先だけで、
つべこべ言ってばかりの人間と、
寡黙にやるべきことをこなす人間、

どっちの方が、
モテると……

いや、どっちの方が、
信用できますか。

私は断然、寡黙な人の方が
信用できます。

一緒に仕事をするなら、
絶対にそっちの方がいいです。

だから私は
「不言実行」を目指すことに
したのです。

なんせ、「不言」ですから、
なんの告知もしません。

なんの告知もしていないから、
失敗しても、
誰からとがめられることも
ないんですよね。

でも、自分だけは知っています。

「やろう」と決めたことを
実行したことを、
そして、それが成功したのか、
失敗したのかを。

周りにそれを知っている人は
誰もいません。

でも、時々、気づく時も
あるかもしれません。

「あの人は、あまり喋らないし、
 何を考えているかわからないけど、
 やることはやる人だよね」と。

そこです。

今の私が目指しているのは、
そういう人です。

そして、それが認められた
暁には、こんな私でも、
モテモテになるはずに、
違いないと、

そう確信しているのです(笑)

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