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人生初のサーカス

先日、サーカスを観てきました。

創立は1902年で、
100年以上の歴史を持つ
木下大サーカスです。
(札幌での公演は6年振り)

公演期間に設置されている巨大なテント

そして、私自身は、
人生ではじめて観た
サーカスでもありました。

たまたまチケットを
いただいたので、
観に行ったのもあって、

観る前は「どんなものだろう」
という程度でしたが、

その素晴らしさに
すっかり魅了されてしまいました。

残念ながら公演中は、
フィナーレを除いて
撮影禁止なので、

その興奮を写真で伝えることは
できませんが、

感じたことを残しておきます。

終演後に撮影した場内

いろんな演目があったので、
どこから書いたらいいか、
迷いますが、

まずはオープニングですね。

オープニングは、
「ハンドバランシング」
という演目でした。

文章で書いても、
あまり伝わらないかもしれませんが、
二人ペアの女性が何組か登場し、

下の女性が支えになって、
その手や足の上で、
上の女性が華麗なポーズを
決めます。

そして、サーカスでよくある
「スーパーイリュージョン」も
披露されました。

檻の中に人が入っていて、
布を掛けてクルッと回すと、
人がいなくなっていて、

ライオンになっている
というやつです。

私が座っていたのは安い席で
中央にあるステージの入り口に
近いところでした。

正面から見えないので、
よくわからないところも
あったんですが、

この手の演目では、
人が入った檻や箱を
後ろからも見えるように、
グルッと回します。

仕掛けが気になるので、
ジッと目を凝らして見るのですが、
まったくわかりませんでした。
(当たり前か(^^;)

こういうものもテレビなどでは、
何度も観たことがありますが、
実際に目の前で見せられると、
なんとも不思議な感じがします。


その後は、
天井から釣ったロープに
人がぶら下がる
アクロバティックショーも
披露されました。

この手のものも、
テレビではよく見かけますが、
生で観ると迫力が違います。

ロープにぶら下がりながら、
華麗なポーズを決める
出演者たちの鍛錬された
肉体芸が見どころでしたね。

こういった
アクロバティックな演目では、
終盤にあった空中ブランコなども
素晴らしかったですが、

なんといっても、
一番、度肝を抜かれたのは、
「ウォール・オブ・デス」
という演目です。

この演目では、
巨大な大車輪を
二つ組み合わせた
(ハムスターが走るやつに似てる)

大掛かりな装置が登場します。
(全長8メートルくらい?)

車輪の中央部分には、
それぞれ男性が入っていて、
その中で走ると、
大車輪が回転します。

車輪が回転するだけでなく、
二つの車輪を繋いでいる
軸の部分も回転します。

そうすると、この装置が
風車のように回りはじめるんですが、

車輪の中や上で、
男性たちが飛んだり
跳ねたりするんです。

しまいには、
その回転する装置の上で、
縄跳びまでやってしまいます。

空中ブランコもそうですが、
最終的には目隠しまでして、
そのアクションをやるのが、
またすごいんです!

普通に見えている状態でも
充分にすごいのに、

目隠しまでするのが、
もうすご過ぎて、
わけがわかりません(笑)


あと、球体の中でバイクが
高速で走る演目もすごかったですね。

グルグルグルグル走り回ります。

ホント、こうやって書いたところで、
全然、すごさは伝わらない
と思うんですが、

そんな光景を
モニター越しではなくて、
目の前で見せられると、

思わず「おぉ!マジか!」
と声を上げてしまうんですよね。

鳥肌立ちまくりでした。


動物が出演する演目も
印象的でしたね。

シマウマ、ポニー、
ライオン、ゾウが出演していました。

どの動物たちも
驚いてしまうほど、
調教されていて、

輪やバーを飛び越えたりは、
もちろんのこと、

一頭だけ、ズルをして
飛ばなかったりといった
はずす演出もおもしろかったですね。

動物たちを使う演目は、
批判の声もあるようですが、
(動物愛護の観点から)

私自身はおもしろい
と思いましたし、

何より出演している
動物たちを観ていて、
「かわいそう」とは
思いませんでした。

(もちろん、感じ方は人それぞれ)

むしろ、調教を受けて、
それを披露することによって、
自分たちの食いぶちを
稼いでいるわけですから、

立派なプロのアクターです。

まぁ、私のような
サラリーマンも
サーカスのライオンと
変わらないですよ。

仕事ならば
やりたくないことでも
「やれ!」と鞭を振られれば、
無理にでもやります(笑)
(むしろ、私の方がかわいそうか(^^;)


これらの迫力のある演目の合間に、
おなじみのピエロによる
コメディーショーもあって、

この手の軽いノリのものも、
良かったですね。

笑いのセンスは、
どちらかというと、
アメリカンテイストでした。
(実際に演じているのも外人)

ずっと緊張感のあるものばかりだと
疲れてしまいますからね。

こういう息抜きができる場面も
すごく大事だと思います。

とにかく、
はじめて観たサーカスは、

出演者のみなさんの
鍛錬された芸がたくさん観られて、
大満足でした。

また、地元に来ることがあったら、
もう少しいい席で、
正面から観てみたいです。

入り口のタイガー!
キャストが登場するステージの出入口。
左奥に見える球体はバイクが走るショーで使われる

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