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落語発表会のまくらを公開します。

11月20日(日)リアライズ文華落語塾発表会。

ぼくは第一部のトップバッターです。ということでまくらを作っています。

以下、まくら

こらんぷ亭一教でございます。開口一番です。今日はこのリアライズ文華落語塾、第一部と第二部の二部制となっております。

ぼくが、一部二部とおしてのトップバッターをつとめることになりました。

リアライズ文華落語塾のトップバッターとしての役割は、この会の勢いをつけることです。勢いをつけるようにと文華師匠からきつく申し付かっております。

このあとの落語が盛り上がるのか、はたまた湿気るのかが決まってしまう、重要な使命を帯びているのであります。

勢いをつけなければと思うと、プレッシャーに感じてしまいます。このぼくがプレッシャーに感じてしまうと、硬くなってしまいます。硬くなってしまうと聴き手であるみなさんに硬さが伝わり、おもしろい噺であっても、おもしろく感じないという現象が起こってしまいます。

逆にいうと、聴き手のお客さんがリラックスして聴いてくださると、リラックスがぼくにつたわり、ぼくがリラックスしてしゃべれるようになると、噺のおもしろさが聴き手であるみなさまにつたわり、笑っていただけるという寸法でございます。

つまるところ、落語というのは聴き手であるみなさんと話し手であるぼくたちとの共同作業で成り立っているといえるのでございます。

ということは、会の勢いをつけるというのは、ぼくとみなさんとの共同作業であるということなんです。

みなさんには、その自覚をお持ちになって一席おつきあいいただければと思いますが

口慣らししとこ。


もし刺さる根多でしたら、木戸銭歓迎です。寄席代にして、さらなる刺さる根多を仕入れてきます。