カープダイアリー第8297話「リーグ戦再開、ローテ再編に名乗りを上げるのは…野村祐輔12年目の挑戦」(2023年6月22日)

山口県岩国市の由宇練習場。周囲の緑がずいぶん深くなった。

前日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦は雨で中止になったが、この日は午後から強い日差しが射した。そこに半袖スポーツウェア姿の新井監督が登場!テレビカメラがその動きを追った。

試合は一軍メンバー中心のオーダーに加えて、すでに一軍切符を引き寄せている野村祐輔の先発で始まった。

レフト羽月
セカンド韮澤
ファースト末包
サード林
DHライアン
キャッチャー磯村
ライト曽根
ショート小園
ピッチャー野村祐輔

野村祐輔は3回35球、打者9人をテンポよく抑える文句なし!の投球で一軍昇格に太鼓判をもらった。

これが3月18日の初登板から数えて二軍戦9試合目。5月2日のオリックス戦(舞洲)では4回8安打6失点と打ち込まれ、そこまで計22回1/3で16失点と絶望的な数字になった。

チーム投手陣最年長、12年目の右腕は2月のキャンプ以降、ずっと二軍調整を続けてきた。オープン戦登板も1試合だけ…。だが新井監督の言う「全員で戦う」の言葉を胸にどん底から這い上がった。二軍の首脳陣もいろいろ気にかけてはくれるが、やるのは自分だと…。

そして5月半ばからは「体重移動」などを総点検しながら「ベース上の強いボールで勝負する」本来の投球スタイルを徐々に取り戻してきた。前回6月14日の中日戦(ナゴヤ)では7回6安打無失点に6奪三振のオマケ付き。今季初の一軍マウンドに向け、自信を確たるものにしつつあった。

ウエスタン・リーグでは2日前のソフトバンク戦で遠藤が7回103球7安打無四球ピッチング。失点は四番生海に打たれた2ランのみ、と好投した。

先発調整を続ける玉村も一軍再昇格へ向け、課題をひとつひとつ潰している段階だ。

交流戦でコルニエルが脱落した一軍ローテは九里、大瀬良、床田、森下にテスト登板が決まっている森を加えたメンバー。現状では1・5枠が残されている。

そこに名乗りを上げるのは誰になるか…

新井監督の話
若い選手、ルーキーの選手も生で見た感じというのは全く違いますので、きょうはほんと、充実したいい一日でした。
交流戦を経て、チームの力というのもついてきていますので、まずはジャイアンツ戦、しっかりと…楽しみにしています。

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