5月16日(マツダスタジアム)18時開始予定の広島-阪神8回戦のみどころ

予告先発は広島が床田(4勝2敗)、阪神が村上(2勝3敗)

首位を行く阪神は、DeNA、中日、ヤクルト相手に3カード連続で2勝1敗。その前が甲子園球場でのカープ戦で、雨・0-2完封負け・1―3負けだった。

今季再びマツダスタジアムに乗り込んでくる岡田監督は、この3連戦を前に番記者らに、巨人に3タテを食らわした新井監督に、どうやれば3連勝できるか聞いてみる、とかチームが新井体制になってガラリと変わった、と褒め倒したという。
 
ただし「監督」はつけず、現役時代そのままに「新井」呼ばわり。仮に新井監督が日本一監督になっても、たぶんそれは変わりそうにない。
 
阪神は交流戦を控えてマツダスタジアムのあとは甲子園球場で巨人戦。現在貯金6だがパ・リーグ首位を行くソフトバンクのそれは17。岡田監督とすればこの6連戦も最低勝ち越し、狙いだろう。
 
昨季、岡田さんに酷い目に遭わされた⁉新井監督は、当然ながらかつての監督相手にジャブすら打てない状況でいる。しかし内心はどうか?
 
阪神戦が終われば横浜スタジアムで交流戦前ラストカードになる新井監督。しかしそのあと交流戦ではオリックスとマツダスタジアムで、ソフトバンクとは敵地での対戦が待っている。さらにそのあともマツダスタジアムに戻って日本ハム戦だ。
 
「交流戦の掟」
 
交流戦では最初にコケたチームはもう途中からは這い上がれない。相手球団が「こんなチームには負けられない」と目の色を変えて叩きにくるから、だ。
 
新井監督にとっては試練の日々が始まろうとしている…(本人がどう考えているかは別として、シチュエーション的にはそう)
 
昨季、CSファイナルでの3連敗+レギュラーシーズン9勝15敗1分けで岡田虎に痛い目に遭わされた新井監督だが、今季ここまで4勝2敗1分け。岡田監督にすれば唯一、負けこしているのが「新井」のとこ、ということになる。
 
互いにディフェンスのチーム(そういえば、ディフェンスチームのB1・広島ドラゴンフライズはオフェンスチームの三遠ネオフェニックスと名古屋ダイヤモンドドルフィンズを準々決勝、準決勝で倒してとうとう決勝の舞台まで上り詰めた、対戦相手は今夜の琉球ゴールデンキングス-千葉ジェッツの勝者、いずれにしても優勝経験のあるクラブ…)で対戦防御率で見ると新井監督1・80、岡田監督1・64とほぼ互角。
 
対戦打率も新井さん・209、岡田さん・211、柵越えも2本と1本
 
きょう投げ合うのは床田と村上だが、まず今季最初の対戦(4月9日、甲子園)がそうだった。
 
結果は7回8安打1失点の床田に負けがつき、7回2安打無失点の村上が勝ち投手。村上からヒットを放ったのは田村俊介(詰まった左前打)と坂倉(二塁打)だけ…床田は五回、近本に初球を適時打された。スコアは0-1のまま決着を見た。
 
翌日はアドゥワが5回2/3を投げて2失点、その後は救援陣が完封リレー。伊藤将司は2回6失点と炎上した。スコアは6―2。一番点が入った試合①だ。
 
第3戦はまた1-0ゲームで新井さんに軍配。大瀬良7回4安打無失点、西勇輝も8回5安打無失点。ケラーが田村俊介に決勝三塁打を打たれた。
 
新井さん4位、岡田さん首位、ゲーム差2・5で迎えた4月29日のマツダスタジアムは雨中。
 
翌日、新井さんは村上に9回112球7安打1失点(初回、秋山先頭打者ソロ)の完投勝利をプレゼントするハメになった。投げ合ったのはここも床田。6回4安打3失点で自己ワーストタイ5四球プラス1死球と不本意な結果に終わった。スコアは1―7。一番点が入った試合②になった。
 
翌日は延長2-2ドロー。大瀬良は5回2失点、伊藤将司は5回1失点の自責0だった。
 
…で前回対戦が5月7、8日の甲子園。
 
初戦は2-0で新井さんが制し、2戦目も3-1で連勝!
 
初戦は床田vs村上の第3R。床田が7回1/3、7安打無失点でリベンジして勝ち投手。村上は7回で8三振を奪うも、自責0ながら2失点で負け投手。
 
村上は初回、先頭秋山に二塁打されたのがウンの尽き。中野のエラーが絡み小園に犠飛を上げられた。五回の失点も中野のエラーがきっかけとなり、秋山に適時打された。
 
第2戦は大瀬良7回1失点で勝ち投手、大竹6回1失点で好投報われず…
 
現在、リーグ防御率1位が床田(1・28)で2位が村上(1・30)さて、長くマウンドに立っていられるのはどちらか?究極のディフェンス勝負!この暑さでますますイレギュラーが増えそうな(グラウンド整備費用ケチるからこうなる)マツダスタジアムだから運も味方につけた方が勝つ?(ぜんぜん予想になっていません…)

あっ!名前が出てきた秋山、坂倉、四番に定着しつつある?小園は当然、村上攻略キーマン!

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