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Gretsch G6119TG-62RW-LTD Limited Edition '62 Rosewood Tenny with Bigsby and Gold Hardware - Rosewood Fingerboard, Natural

特別仕様のテネシーローズです。山野楽器で試奏して、クリーントーンに感動して購入しました。初めてのGretschです。


見た目もかっこいいと思います。ボディ全体がRosewoodナチュラルカラーであることと、ゴールドのハードウェアのため、一般的なテネシーローズよりもかなりゴージャスな印象です。

シュミーレーテッドFホールなので、ハウリングはしなさそうです。まだライブで試していませんが。Fホールが塞がっていると、生なりがかなりデッドになります。フルアコの音とは違うかと。
ボディは16インチなので私には大きく感じますがフルアコ構造なので軽いです。

ネックはU字とのこと。やや厚みがある印象です。手が大きめの私にはちょうど良くフィットします。

ピックアップはTV JonesのTV Classic。フィルタートロンよりもキラキラした印象です。なんというか、見た目通りの音です。私はクリーン〜クランチ程度の音が気に入っていますが、かなりハードに歪ませても抜けてくるサウンドです。フィルタートロンよりも扱いやすいのでは?

ビグスビーの操作性はとても良いです。ナットやブリッジのセッティングも重要だと思いますが、思ったほどチューニングの狂いは少ないです。無くはないですが。コードをジャーンと弾いて、ビグスビーでゆらゆらするだけで気持ち良いです。リバーブやディレイをかけると尚良しですね。

コントロール系はまだ慣れません。ずっとレスポールを弾いていたのですが、それとはかなり異なります。

まず、ボリュームですが、一般的なレスポールの並びとはフロントとリアの位置が直感的には逆に思えます。
イメージ的には、レスポールで言うところのリアピックアップのボリュームの位置に、テネシーローズではフロントボリュームがあります。レスポールのリアピックアップトーンの位置に、テネシーローズのリアピックアップボリュームがあります。これはいつまで経っても慣れない。
ボリュームの配線がレスポールと異なるため、フロントかリアのボリュームをゼロにしても、音が消えません。総出力が不変のようです。詳しくありませんが、直列か並列かの違いだと思います。レスポールではどちらかをゼロに近づけると、全体の出力が下がり、やがて音は出なくなります。
Gretschの設計思想は、リアとフロントのミックス量を調節して、さらに別にあるマスターvol.のつまみで全体の音量を調節する、といったものだと思います。
とても合理的だと思いますが、これがレスポールから持ち替えるとなかなか慣れない。良い悪いの話とは違いますが。
Gretschのトーンは3段階のプリセットスイッチです。これも合理的ですね。真ん中がトーン10(全開)、下が5、上が0です。全開だとキラキラし過ぎる場合、下にすると結構イナタイ音になります。
トーンの効き具合はレスポールのそれと何かが違います。モコモコになるというより、ミドルが強調される?というイメージです。

全体的に、弾き心地は良いです。ずっと弾いてられる感じです。ピッキングの強弱がよく出るのはフルアコ構造だからだと思います。弱く弾いても響くし、強く弾けば驚くほど音量が上がります。ソリッドギターとは明らかに異なる音です。
Gretschの音作りはやはり独特です。レスポールで弾いていた時のアンプやエフェクターのセッティングをそのままつかっても、あまりピンと来ませんでした。実はまだよく分かっていません…。ジャズギター的にも使えるかな?一般的なフルアコとは異なるサウンドなので、好みの問題ですが。ちなみに、335のようなセミアコとも違います。Gretschの方がトレブル〜ミドルが強いかもしれません。

仲良くなるのにもう少し時間が必要ですが、ゆっくりと一緒に過ごしていきたいと思えるギターです。

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