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東洋医学的に便秘を観る

身体の状態でみていくと、身体の中で以下のようなことが起こっていると考えいます。
●動きが悪い 気滞や血瘀
●水分不足   陰虚(乾燥)
●押し出すだけの気の不足  気虚
ということが浮かんでくる。細かくみるとキリがないので、ざっくりと。

そして
なにゆえ、この10月に便秘がトレンド化したのか?!
コロナ禍による自粛&運動不足で、「滞」の状態が続いた。
10月は季節でいうと「秋」。秋といえば「乾燥」。
さらに、秋(季節の五行)=金(五行)=肺・大腸(身体の五行)
秋は肺や大腸に影響を及ぼしやすい季節がわかります。
肺や大腸が「秋」という季節の気候条件に適応するまで、
不安定の臓腑になりやすいということでしょうか。

乾燥が肺や大腸に影響を与えると考えると、
大腸の水分不足=便のコロコロ化に繋がって、便秘になる。
という図式ができるわけです。

便がコロコロ化しやすいこの時期に、
コロナ禍による「滞」の状態が拍車をかけたのではなかろうかと。

そして、さらに。このコロナ禍は、現代に生きる私たちが初めて経験することが多く、いつも以上に、意識的にも、無意識的にも、体内的にも
「気」を消耗しているかもしれません。

そう考えると・・・。
便秘解消に向けて、まずは滞を動かし、水分を補充。そして、思っている以上に「休憩」が必要になるかと。

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