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大俵作りに参加してみた

 先日2日間に渡り、大俵作りに参加してきました。

 これは、毎年1月に行われるお祭り、大俵引きで使われる大俵です。12月中旬に新しい俵を、観光協会さんを中心に町の有志で作っています。今回初めてお手伝いさせて頂いたのですが、地元高校生や商業関係、農業関係の皆さんが沢山集まっていらっしゃいました。

 何事においても、全てのサイズが大きい。写真で観るとあまりピンと来ないのですが、実際に観ると、圧巻です。そして、全てが手作業。2日間に渡って、多くのボランティアの皆さんのもと、できあがりました。

 今回は当日の作業の様子を、写真で紹介したいと思います。

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意外と体力勝負。でもこれがないと他の作業が何も始まらなため、俵作り初心者の私はひたすらここの担当を。汗だくになりながら、作業を進めました。
整えた藁をベテランの皆さんに渡すと、直径3~4cmくらいの束にまとめてくれます。
皆さん、毎年参加されている方ばかり。
ここからは束ねた藁を使って、作り物をしていきます。桟俵(さんだわら)は俵の両サイドの蓋の部分。こちらは作れる方が限られていて、職人の域です。
束ねた藁を縄で編み込んでいきます。こちらもベテランの皆さんが作られています。霧吹きで水をかけながら作業をされていて、乾いた時にぎゅっと引きしますから、とのこと。出来上がったこもは、私の部屋に敷いても敷ききれないのでは!?というくらいの大きさになりました。
束ねた藁で大綱をなっていきます。こちらは農業関係の若い皆さんを中心に作業をされていました。天井の滑車に綱を通して引っ張りながらの作業。なうのに、掛け声をかけながら、リズムよく作っていました。18mの縦綱が3本、20mの横綱が2本、圧巻です。
鉄骨の枠に、こもを巻き付けて縄で縛り、桟俵で蓋をしていきます。こちらは商業関係のみなさんが中心に作業をされていました。とにかく、大きい。
作った大綱で、俵を縛っていきます。ここからはまたベテランさん、職人の域で縛っていきます。俵の下に綱を回すために、クレーンで持ち上げながらの作業です。タイムラプスでちょっとだけ作業の様子を撮ってみました。
台座に乗せて、完成です。出来上がった大俵は、伊佐須美神社でお祓いをされたのち、末廣酒造博士蔵の敷地内で、展示されています。

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 大綱で縛る様子を、タイムラプスでちょっとだけ撮ってみました。大きすぎて持ち上げられないので、クレーンで吊り上げながらの作業です。

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 来年は、お祭り自体は中止ですが、1/8(土)にトラックに大俵を乗せて町内を練り歩くそう。タイミングが合えば、ぜひ観たいな、と思っています。

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※1/13追記
大俵巡行の見学に行って来ました。その様子は下記よりご覧ください。


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